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47話 これからも頑張るよ
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あの誕生パーティーから3年が過ぎた。
去年、国王であった伯父様が勇退し、ヘンリー兄様が国王になった時に、イゾルテ様が生きていた事、隣国から身を守るために死んだとし、身を隠していた事、アビゲイルはイゾルテ様が産んだ子供で幼い頃からイゾルテ様が教育をしていたことなどが発表された。
そしてヘンリー兄様はイゾルテ様と婚姻し、イゾルテ様は王妃殿下となった。
アビゲイルは王太子となり、婚約者である私の兄にラウレンツは未来の王配となるため、王配教育に励んでいる。
隣国は、ベアトリス様とギルバートを強制送還したあと、すぐに我が国に攻め込んできた。
しかし、予めそれを見越していた我が国が張った強力な結界に跳ね返され、我が国には入ることすらできなかった。
兵士が我が国に向かっていて守りが手薄になっている間に、隣国ではクーデターが起き、国王が失脚し、王弟殿下が国王になった。
今まで前国王が乗っ取った国はみな、自治区にし、それぞれの元王家ゆかりのものにまかせているそうだ。
隣国は健全な政治をする国に生まれ変わった。
ベアトリス様とギルバートはどうなったのか知らない。ふたりとも前国王の被害者なので、幸せになってくれているといいのだが……。
◇◇◇
「ディーママ、早く! みんなが待っているわよ」
あぁ、アンネリーゼが呼びに来た。今日はグローズクロイツ祭りだ。私がこの地に嫁いでもうすぐ4年。今では身も心もすっかりグローズクロイツの民だ。
お祭りではアンネリーゼ考案の我が国の特産物が並ぶ。食べたり、体験したり、グローズクロイツは観光客でいっぱいだ。
学校を作ったことにより、領内だけでなく、あちらこちらから留学生も来た。まだまだ王都には敵わないがグローズクロイツ領には王都にはないものがたくさんあり、それで勝負している。
そして悪意のある者が入れないグローズクロイツ領は世界一治安の良い領地として観光客に大人気なのだ。夜に女性が歩いていても常に加護で守られているので大丈夫だ。
「警備はどう?」
安全ではあるが、人が多すぎると事故に繋がるかもしれない。心配になり聞いてみた。
「警備はばっちりよ。レーナがたてた警備案が凄くてびっくり。レーナやるわね。さすが王都で活躍しているだけはあるわ」
アンネリーゼはマグダレーナをベタ褒めだ。
この3年の間にマグダレーナは大成長を遂げ、モーリッツも太鼓判を押す魔導士になった。
私が鍛えた魔術、剣術、体術をすでに自分のものにし、今は王宮でアビゲイル付きの護衛兼お抱え魔導士として活躍しているのだが、お祭りということで、グローズクロイツ領に戻ってきている。
「リーゼはリオと回るんでしょ?」
「もちろんよ。他の女と一緒に回るなんて言ったら締め上げるわ」
リーゼはふんと鼻を鳴らす。
まだ11歳になったばかりのリーゼに、リオネルはすっかり尻に敷かれているようだ。
リーゼの婚約者でコンラートの嫡男であるリオネルは魔法医師になるために勉強中だ。もちろん騎士の鍛錬もしている。
いずれはアンネリーゼと結婚し、グローズクロイツ領で魔法医師として活躍すると思う。
「ディーママ、遅いよ!」
リーンハルトが呼びにきた。我が家の天使も6歳になった。ただ6歳にしてはちょっと大きめ。やっぱりアルトゥール様の息子だ。今は私が魔法、剣、体術を教えているのだが、そろそろアイゼンシュタットの隠し里で訓練させようかとアルトゥール様と話をしている。
次期当主としては何の問題もない。勤勉で真面目な天使だ。
そういえば、少し前に真実の愛のお相手を選び、家族を捨て出ていった元奥様が我が領地に入ろうとして、結界に引っかかり入れず、関所で暴れていると連絡があったらしい。
我が領地の結界は悪意を持つ人は入れない。
私とアルトゥール様は他国にいたし、お義父様とお義母様も留守だったため、アンネリーゼが幻影魔法で姿を変え、対応したらしい。
心を読むと、やはり、真実の愛はうまくいかず、お金もなくなり、生活に困っていたため、娘のアンネリーゼを誘拐し、少女加虐趣味の金萬家に売り、大金を得ようとしていたらしい。
『杏音としてスッパリ切ったけど、アンネリーゼはちょっと凹んでいたからリオに慰めてもらったわ』
アンネリーゼは苦笑していた。
[ディーママやお父様がいなくて良かったわ。いたらあの女をボコボコにしちゃうでしょう? やっぱりあの女には怖い夢を見る魔法で苦しみながら生きてほしいものね』
怖い怖い。でもアンネリーゼが受けた傷からしたらまだなまぬるいかもしれない。
アンネリーゼの中に杏音がいたから心を壊さずに生きてこれたのだろう。
出会った頃は杏音とアンネリーゼは別人格のようだったが、今は上手く融合してきているみたいだ。きっとアンネリーゼが杏音の年になる頃には完全に一緒になるのだろう。
私はアンネリーゼやリーンハルトが幸せになるように見守るだけだ。
そしてこの4年の間にアンネリーゼとリーンハルトの下に弟のギュンターが生まれた。ギュンターは今1歳になる。髪色と瞳の色はアルトゥール様で顔や身体付きは私に似ている。グローズクロイツ領の男にしては小柄で線が細い感じだ。きっと王都で流行りの王子様系になるだろう。
しかし、性格も私に似て勝気だ。すでにカタコトの謎の言葉を発し暴れている。この子はきっと領主のリーンハルトを支え、このグローズクロイツ領を護る魔法騎士になるはずだ。
そしてもうすぐ4人目の子供が生まれてくる。アンネリーゼの話では女の子らしい。この子はとても賢く優しい賢者になるとのこと。
兄弟で力を合わせてグローズクロイツ領を盛り立ててくれるだろう。
色々あったけど、アルトゥール様と結婚してよかった。
私が私らしく生きられる場所を与えてくれて、私を自由にさせてくれて、アルトゥール様には感謝しかない。
私は一生アルトゥール様の手のひらの上で転がされていくのだろう。
それが私の幸せなのだと思う。
まだまだグローズクロイツ領の改革はこれからも続く、平和でみんなが幸せになるように私はアルトゥール様や子供達と一緒に頑張るよ。
了
***
最後までお読みいただきありがとうございました。
このお話はここで終了します。
これから先は家族と使用人達、領民達と力を合わせて、領地を盛り立ていくお話になっていくのですが、それはまた機会があれば書いてみたいと思います。
次の作品も読んでもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします。
去年、国王であった伯父様が勇退し、ヘンリー兄様が国王になった時に、イゾルテ様が生きていた事、隣国から身を守るために死んだとし、身を隠していた事、アビゲイルはイゾルテ様が産んだ子供で幼い頃からイゾルテ様が教育をしていたことなどが発表された。
そしてヘンリー兄様はイゾルテ様と婚姻し、イゾルテ様は王妃殿下となった。
アビゲイルは王太子となり、婚約者である私の兄にラウレンツは未来の王配となるため、王配教育に励んでいる。
隣国は、ベアトリス様とギルバートを強制送還したあと、すぐに我が国に攻め込んできた。
しかし、予めそれを見越していた我が国が張った強力な結界に跳ね返され、我が国には入ることすらできなかった。
兵士が我が国に向かっていて守りが手薄になっている間に、隣国ではクーデターが起き、国王が失脚し、王弟殿下が国王になった。
今まで前国王が乗っ取った国はみな、自治区にし、それぞれの元王家ゆかりのものにまかせているそうだ。
隣国は健全な政治をする国に生まれ変わった。
ベアトリス様とギルバートはどうなったのか知らない。ふたりとも前国王の被害者なので、幸せになってくれているといいのだが……。
◇◇◇
「ディーママ、早く! みんなが待っているわよ」
あぁ、アンネリーゼが呼びに来た。今日はグローズクロイツ祭りだ。私がこの地に嫁いでもうすぐ4年。今では身も心もすっかりグローズクロイツの民だ。
お祭りではアンネリーゼ考案の我が国の特産物が並ぶ。食べたり、体験したり、グローズクロイツは観光客でいっぱいだ。
学校を作ったことにより、領内だけでなく、あちらこちらから留学生も来た。まだまだ王都には敵わないがグローズクロイツ領には王都にはないものがたくさんあり、それで勝負している。
そして悪意のある者が入れないグローズクロイツ領は世界一治安の良い領地として観光客に大人気なのだ。夜に女性が歩いていても常に加護で守られているので大丈夫だ。
「警備はどう?」
安全ではあるが、人が多すぎると事故に繋がるかもしれない。心配になり聞いてみた。
「警備はばっちりよ。レーナがたてた警備案が凄くてびっくり。レーナやるわね。さすが王都で活躍しているだけはあるわ」
アンネリーゼはマグダレーナをベタ褒めだ。
この3年の間にマグダレーナは大成長を遂げ、モーリッツも太鼓判を押す魔導士になった。
私が鍛えた魔術、剣術、体術をすでに自分のものにし、今は王宮でアビゲイル付きの護衛兼お抱え魔導士として活躍しているのだが、お祭りということで、グローズクロイツ領に戻ってきている。
「リーゼはリオと回るんでしょ?」
「もちろんよ。他の女と一緒に回るなんて言ったら締め上げるわ」
リーゼはふんと鼻を鳴らす。
まだ11歳になったばかりのリーゼに、リオネルはすっかり尻に敷かれているようだ。
リーゼの婚約者でコンラートの嫡男であるリオネルは魔法医師になるために勉強中だ。もちろん騎士の鍛錬もしている。
いずれはアンネリーゼと結婚し、グローズクロイツ領で魔法医師として活躍すると思う。
「ディーママ、遅いよ!」
リーンハルトが呼びにきた。我が家の天使も6歳になった。ただ6歳にしてはちょっと大きめ。やっぱりアルトゥール様の息子だ。今は私が魔法、剣、体術を教えているのだが、そろそろアイゼンシュタットの隠し里で訓練させようかとアルトゥール様と話をしている。
次期当主としては何の問題もない。勤勉で真面目な天使だ。
そういえば、少し前に真実の愛のお相手を選び、家族を捨て出ていった元奥様が我が領地に入ろうとして、結界に引っかかり入れず、関所で暴れていると連絡があったらしい。
我が領地の結界は悪意を持つ人は入れない。
私とアルトゥール様は他国にいたし、お義父様とお義母様も留守だったため、アンネリーゼが幻影魔法で姿を変え、対応したらしい。
心を読むと、やはり、真実の愛はうまくいかず、お金もなくなり、生活に困っていたため、娘のアンネリーゼを誘拐し、少女加虐趣味の金萬家に売り、大金を得ようとしていたらしい。
『杏音としてスッパリ切ったけど、アンネリーゼはちょっと凹んでいたからリオに慰めてもらったわ』
アンネリーゼは苦笑していた。
[ディーママやお父様がいなくて良かったわ。いたらあの女をボコボコにしちゃうでしょう? やっぱりあの女には怖い夢を見る魔法で苦しみながら生きてほしいものね』
怖い怖い。でもアンネリーゼが受けた傷からしたらまだなまぬるいかもしれない。
アンネリーゼの中に杏音がいたから心を壊さずに生きてこれたのだろう。
出会った頃は杏音とアンネリーゼは別人格のようだったが、今は上手く融合してきているみたいだ。きっとアンネリーゼが杏音の年になる頃には完全に一緒になるのだろう。
私はアンネリーゼやリーンハルトが幸せになるように見守るだけだ。
そしてこの4年の間にアンネリーゼとリーンハルトの下に弟のギュンターが生まれた。ギュンターは今1歳になる。髪色と瞳の色はアルトゥール様で顔や身体付きは私に似ている。グローズクロイツ領の男にしては小柄で線が細い感じだ。きっと王都で流行りの王子様系になるだろう。
しかし、性格も私に似て勝気だ。すでにカタコトの謎の言葉を発し暴れている。この子はきっと領主のリーンハルトを支え、このグローズクロイツ領を護る魔法騎士になるはずだ。
そしてもうすぐ4人目の子供が生まれてくる。アンネリーゼの話では女の子らしい。この子はとても賢く優しい賢者になるとのこと。
兄弟で力を合わせてグローズクロイツ領を盛り立ててくれるだろう。
色々あったけど、アルトゥール様と結婚してよかった。
私が私らしく生きられる場所を与えてくれて、私を自由にさせてくれて、アルトゥール様には感謝しかない。
私は一生アルトゥール様の手のひらの上で転がされていくのだろう。
それが私の幸せなのだと思う。
まだまだグローズクロイツ領の改革はこれからも続く、平和でみんなが幸せになるように私はアルトゥール様や子供達と一緒に頑張るよ。
了
***
最後までお読みいただきありがとうございました。
このお話はここで終了します。
これから先は家族と使用人達、領民達と力を合わせて、領地を盛り立ていくお話になっていくのですが、それはまた機会があれば書いてみたいと思います。
次の作品も読んでもらえると嬉しいです。
よろしくお願いします。
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