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番外編
アンソニーの恋8
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急に兄上、母上、そして義姉上が部屋に来たので何事かと驚いた。
まさか、ソフィアの家がそんな事になっていて、ソフィアがあの黒い噂だらけの男爵に売られる?
俺は居ても立っても居られず、駆け出そうとして兄上に止められた。
ランタス伯爵家の領地が災害に遭い大変だとは聞いたことがあった。
ソフィアが「領地が大変で本来なら私は学園に来られるような状態ではない」と言っていたからだ。しかし、そこまでだとは思わなかった。
兄上の言ったとおり、もっとちゃんと調べるべきだった。
それに伯爵が病に倒れていただなんて、俺は驚いて声も出なかった。
俺は本当の事を何も知らずにひとりで勝手に盛り上がっていただけの大馬鹿者だ。
「妻にする為にはやらなきゃならない事がたくさんあるわね。いくら臣籍降下したからって借金で娘を売らなきゃならないような家の令嬢と結婚はできないわよ。本気で結婚したいならあなたが考えなさい。私もリカルドもミディアもあなたのフォローはするわ。まず1番にやらなきゃならないことはソフィア嬢と話をすることね。お互いに同じ気持ちで同じ方向を見ないとダメよ。男爵の事は気にしなくても大丈夫。とにかく話をしなさい」
母上にバシッと言われた。
「ソフィア嬢はアンソニーのことが好きなの。だから身を引こうとしたみたい。身を引こうと思うほど大切に思ってくれる人を手放しちゃダメよ。ふたりで一緒に幸せにならなきゃね」
義姉上に手を握られた。
兄上がすぐに俺の手に乗せられた義姉上の手を外す。顔が怖い。
「お前がソフィア嬢と添い遂げたいならソフィア嬢からOKをもらえ。それさえできれば体裁は整える。ほら早く行ってこい!」
兄上に背中を押された。
俺はソフィアに会いたいと連絡を入れ移動魔法でソフィアと約束した学園のサロンに向かった。
「アンソニー様、どうされたのですか?」
ソフィアは突然呼び出されたので驚いているようだ。
「話があるんだ」
「お話ですか?」
俺はソフィア名前で跪いた。
「ソフィア・ランタス伯爵令嬢、俺と結婚して下さい。俺は生涯ソフィア嬢だけを愛します」
ソフィアは目を丸くして固まっている。
「必ず幸せにする。俺を選んで欲しい」
ソフィアは大きな目から涙をポロポロ流している。
「もう、冗談はやめて下さいませ。私は没落寸前の伯爵の娘です。アンソニー様と釣り合う訳がありません。それに私はもう結婚が決まっているのです。もうすぐ学園も辞めて嫁ぐ予定です」
声が震えている。
「俺はソフィアと結婚できなければ誰とも結婚などしない。王位継承権は放棄するし、騎士として生きていくつもりだ。ただの騎士の俺なら釣り合うか?」
俺は立ち上がり、ソフィアの両腕を掴んだ。
ソフィアは震えている。
「もう無理ですわ。私の結婚は決まってしまったのです。あの方と結婚しないと家族は困るのです」
「家族が困る? 家族のために犠牲になどしない。ソフィアが結婚するのは俺だ。他の誰にも渡さない。身を引こうなど許さない!」
ソフィアは「無理です」と言いながら泣いている。
俺はただただソフィアを抱きしめていた。
「アンソニー、やっぱりここにいたか」
後ろからロバートの声が聞こえた。
「ソフィア、大丈夫?」
レイチェルもいるのだな。
「ソフィアごめんなさい。私全てを話してしまったの。もうこれ以上あなたに辛い思いをしてほしくないの。お願い幸せになって。大丈夫だからアンソニー様を信じて。きっとうまく行くわ。お願いソフィア……」
レイチェルは泣きながらソフィアを説得してくれている。
「私も応援する。それにレイチェルは姉を巻き込んだ。もう逃げられないぞ。姉が旗を振ればみんな動き出す。みんなソフィアとアンソニーのために動いてくれる。だからソフィアはアンソニーを信じて胸に飛び込めば良い」
ロバートありがとう。やっぱりお前は親友だ。
ロバートは話を続ける。
「ソフィア、何故もっと早く領地の現状を言ってくれなかったんだ。うちの父上は土木のスペシャリストだ。父上に復興の手助けをしてもらうように頼むのに」
「しかし、お金が……」
「金なんてアンソニーに出させれば良い。未来の義父上を助けるのは当然だろ?」
ロバートは口角を上げた。
「伯爵は病気だと聞いたが、医者にはかかっているのか?」
俺は心配になり、聞いてみた。
ソフィアは首を振る。
「お医者様に診ていただくお金があるなら領地に使うと言って、拒んでいるのです」
「すぐに手配する。それくらいなら俺でもできる」
「良かった。やっぱり話して良かった。きっと上手くいくわ。きっとソフィアは幸せになれるわ」
レイチェルはロバートの胸で泣いている。
「ソフィア、結婚してくれるね」
俺はソフィアに念をおした。
「でも、もう父はナゼア男爵に返事をしているかもしれません。返事をしてお金を受け取ってしまっていたら私はもう男爵の元に嫁ぐしかありません」
ソフィアは泣き崩れる。
「とにかくソフィアは王宮に行こう。避難だ。ナゼア男爵の手に渡すわけにはいかない。ソフィアを匿ってからナゼア男爵と話をつける」
「そうだな。王宮なら安心だ」
俺達は俺の移動魔法で王宮に飛んだ。
まさか、ソフィアの家がそんな事になっていて、ソフィアがあの黒い噂だらけの男爵に売られる?
俺は居ても立っても居られず、駆け出そうとして兄上に止められた。
ランタス伯爵家の領地が災害に遭い大変だとは聞いたことがあった。
ソフィアが「領地が大変で本来なら私は学園に来られるような状態ではない」と言っていたからだ。しかし、そこまでだとは思わなかった。
兄上の言ったとおり、もっとちゃんと調べるべきだった。
それに伯爵が病に倒れていただなんて、俺は驚いて声も出なかった。
俺は本当の事を何も知らずにひとりで勝手に盛り上がっていただけの大馬鹿者だ。
「妻にする為にはやらなきゃならない事がたくさんあるわね。いくら臣籍降下したからって借金で娘を売らなきゃならないような家の令嬢と結婚はできないわよ。本気で結婚したいならあなたが考えなさい。私もリカルドもミディアもあなたのフォローはするわ。まず1番にやらなきゃならないことはソフィア嬢と話をすることね。お互いに同じ気持ちで同じ方向を見ないとダメよ。男爵の事は気にしなくても大丈夫。とにかく話をしなさい」
母上にバシッと言われた。
「ソフィア嬢はアンソニーのことが好きなの。だから身を引こうとしたみたい。身を引こうと思うほど大切に思ってくれる人を手放しちゃダメよ。ふたりで一緒に幸せにならなきゃね」
義姉上に手を握られた。
兄上がすぐに俺の手に乗せられた義姉上の手を外す。顔が怖い。
「お前がソフィア嬢と添い遂げたいならソフィア嬢からOKをもらえ。それさえできれば体裁は整える。ほら早く行ってこい!」
兄上に背中を押された。
俺はソフィアに会いたいと連絡を入れ移動魔法でソフィアと約束した学園のサロンに向かった。
「アンソニー様、どうされたのですか?」
ソフィアは突然呼び出されたので驚いているようだ。
「話があるんだ」
「お話ですか?」
俺はソフィア名前で跪いた。
「ソフィア・ランタス伯爵令嬢、俺と結婚して下さい。俺は生涯ソフィア嬢だけを愛します」
ソフィアは目を丸くして固まっている。
「必ず幸せにする。俺を選んで欲しい」
ソフィアは大きな目から涙をポロポロ流している。
「もう、冗談はやめて下さいませ。私は没落寸前の伯爵の娘です。アンソニー様と釣り合う訳がありません。それに私はもう結婚が決まっているのです。もうすぐ学園も辞めて嫁ぐ予定です」
声が震えている。
「俺はソフィアと結婚できなければ誰とも結婚などしない。王位継承権は放棄するし、騎士として生きていくつもりだ。ただの騎士の俺なら釣り合うか?」
俺は立ち上がり、ソフィアの両腕を掴んだ。
ソフィアは震えている。
「もう無理ですわ。私の結婚は決まってしまったのです。あの方と結婚しないと家族は困るのです」
「家族が困る? 家族のために犠牲になどしない。ソフィアが結婚するのは俺だ。他の誰にも渡さない。身を引こうなど許さない!」
ソフィアは「無理です」と言いながら泣いている。
俺はただただソフィアを抱きしめていた。
「アンソニー、やっぱりここにいたか」
後ろからロバートの声が聞こえた。
「ソフィア、大丈夫?」
レイチェルもいるのだな。
「ソフィアごめんなさい。私全てを話してしまったの。もうこれ以上あなたに辛い思いをしてほしくないの。お願い幸せになって。大丈夫だからアンソニー様を信じて。きっとうまく行くわ。お願いソフィア……」
レイチェルは泣きながらソフィアを説得してくれている。
「私も応援する。それにレイチェルは姉を巻き込んだ。もう逃げられないぞ。姉が旗を振ればみんな動き出す。みんなソフィアとアンソニーのために動いてくれる。だからソフィアはアンソニーを信じて胸に飛び込めば良い」
ロバートありがとう。やっぱりお前は親友だ。
ロバートは話を続ける。
「ソフィア、何故もっと早く領地の現状を言ってくれなかったんだ。うちの父上は土木のスペシャリストだ。父上に復興の手助けをしてもらうように頼むのに」
「しかし、お金が……」
「金なんてアンソニーに出させれば良い。未来の義父上を助けるのは当然だろ?」
ロバートは口角を上げた。
「伯爵は病気だと聞いたが、医者にはかかっているのか?」
俺は心配になり、聞いてみた。
ソフィアは首を振る。
「お医者様に診ていただくお金があるなら領地に使うと言って、拒んでいるのです」
「すぐに手配する。それくらいなら俺でもできる」
「良かった。やっぱり話して良かった。きっと上手くいくわ。きっとソフィアは幸せになれるわ」
レイチェルはロバートの胸で泣いている。
「ソフィア、結婚してくれるね」
俺はソフィアに念をおした。
「でも、もう父はナゼア男爵に返事をしているかもしれません。返事をしてお金を受け取ってしまっていたら私はもう男爵の元に嫁ぐしかありません」
ソフィアは泣き崩れる。
「とにかくソフィアは王宮に行こう。避難だ。ナゼア男爵の手に渡すわけにはいかない。ソフィアを匿ってからナゼア男爵と話をつける」
「そうだな。王宮なら安心だ」
俺達は俺の移動魔法で王宮に飛んだ。
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