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進撃のルーチェ教団
5 決まっていない未来の可能性
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「ほぼ不死は神から駄目だと言われました」
「なので魂の転生を確立させようと思います」
「そ、そんな事出来るのですか?!」
最近のアドニスさんとレオニスさんはちょっと狂気的で怖い。
「ええ。但し誰でもではありません。厳しい制約と、ルーチェ様に関わった者だけ。そして神に認められる程の実力を兼ね備える事」
なるほど。神様の監視のもとと言う事ですか。
「ええ。今の所資格を持つのは私たち双子とレフィメント様、レイシャル様とミレニア様です」
「私もですか!」
嬉しい!またルーチェ様に会えるんですね!
そうやって私達は魂の転生を繰り返してルーチェ様が帰られる日を待ったのに。
「またセラフィスとどっか行ったって?!」
「見てください!レフィメント!この時空の歪み!!別の世界に飛んだんです!信じられますか?!信じられませんよね!」
「あんの性悪雄っぱい野郎!」
私だって昔ほど緩い子供ではないんですよ?!何度も転生しましたからね!その度にまじめに神様にお仕えして徳を積んだんです!ついでに大人のアレコレも知ってるんですからね、羨ましい!
「時空を割りましょう!また逃げるなんて許しません。絶対に追いついてルーチェ様にナデナデしてもらうんです!」
「私達は次こそ雄っぱい係に!」
「それはどうだろう」
ルーチェ様はもう赤ちゃんじゃないでしょう?
「あ、赤ちゃんじゃなくても吸ってもらいたいじゃないですかっ!?」
「……そうですね!」
ルーチェ様ごめんなさい。レフィメントは悪い大人になってしまいました……。
この世界の魔術の粋を集めて時空を割り、行きたい所へ行く魔法を完成させようとしましたが中々手強いものでした。
私達は現代知識と古代知識を組み合わせ、地下の研究所に籠りましたが、手強い物でした。
「きゅっ!きゅっきゅう!」
しかしある日、ルーチェ様のの家があった場所で留守番をしていたマンドラ達がしくしく泣き始めたんです。ずっとしょんぼりしていたので、心配でルーチェ教の皆で交代で慰めに来ていたのですが、どうにもなりませんでした。
現象としては完全なホームシックなのですが、住んでいた人どころか家自体が無くなったものですので、その思いも強いんです。
何百匹もいたマンドラ畑のマンドラが一斉に豆粒みたいな目からぽろぽろと涙をこぼして泣いているので、流石にその泣き声は天に届きました。金の龍が雲を割って現れたんです。
「あれは龍神シェーロン様ですか?」
「間違いないですね」
私達が少し離れた所からマンドラとマンドラ達に囲まれるシェーロン神を見守っていると彼は意外とあっさり、ざっくりしています。
「え?なに?そろそろルーチェに会いたい?」
「きゅうぅ……」
「良いよ、連れてったげる。今ね、私の世界で教皇様やってるんだよ。ちょっとスケスケの服を着てなかなかエロいんだぞ!」
「きゅっ!?」
「はは、大丈夫。お股は見えそうで見えないから!その辺は神の御威光がね?」
ス?!スケスケ?!御威光がなければ見えるのですか?!破廉恥でけしからんですね!是非見に行かねば!
「シェーーーーーロン様!詳しくッ!!!」
「うわっ!?雄っぱい教の奴ら?」
「ルーチェ教ですっ!」
私達が新しい魔術を開発するより、神様に素直に連れてってと頼めばすぐだったと思い至ったのでした。
「まあ君達も頑張ってたし、なんだかんだでこの世界を守り良くしてくれた功績は大きいよ。良いだろう、行きたい人は連れて行こう」
シェーロン神は私達の悲願ともいえる願いをあっさり叶えてくれて、時空を渡らせてくれた。
「ね~セラ~……ほんとにこの服着てなきゃいけないの?なんか恥ずかしいんだけど……それにパンツくらいは穿きたいんだけど」
「両サイド紐のスケスケでフリフリなパンツならすぐご用意できますが?」
「嫌だよ!!」
「では穿かないスタイルで。大丈夫見えてませんよ!御威光的な物で!」
「……やだよう……」
「ルーチェ様!」「ルーチェ様!エロい!」「ルーチェ様スケスケ見えない!」「きゅっきゅーーーー!」
「へ?レフィメント?アドニスにレオニス?マンドラまで??」
「怪しい雄っぱい教のやつらです!下がって、ルー!」
教皇の間という場所で教皇ルーチェと高司祭セラフィスが神に祈りを捧げていると見せかけてただイチャイチャしていた所にぱっくり空間が割れて、人間とマンドラ達が飛び出してくる。
「やっと!やっと会えました~ルーチェ様~エロい~乳首透けてる~~~」
「レフィ!?どうしてそんな汚れた大人になったの!?」
「今日こそその悪逆非道な雄っぱいを倒して見せる!」
「うるさい!そんな青二才雄っぱいで、私の雄っぱいを超えることが出来るはずがない!かかってこい!」
「きゅ~きゅ~!きゅーん!」
このシェーロンの世界に混沌は増えたが、それ以上に笑いが広がっただろう。
「変な時空の歪みを感じたんだけど、大丈夫?ルーチェ!セラフィス!」
と、龍達も飛び込んできて、懐かしい顔ぶれに驚きつつも笑顔で迎え入れる。
「皆とまた会えて嬉しいよ。皆頑張ったんだねぇ」
「はい!がんばりました!」
今度は最初から別れが決まっている訳じゃない。好きなのに好きだと言えない訳じゃない。
「よーし!今度はセラフィスさんを倒してルーチェ様の一番になるぞー!」
「えええー……セラに優しくしてよぅー」
「優しくはしますとも!」
決まっていない可能性の世界なんだから、その隣を狙ってみても良いはずだと思う。
「黙って渡すと思わない事ですね!」
「セラまで何言ってるの~~!」
この二人きりじゃない世界もそれはそれで賑やかできっととても楽しい。
終
「なので魂の転生を確立させようと思います」
「そ、そんな事出来るのですか?!」
最近のアドニスさんとレオニスさんはちょっと狂気的で怖い。
「ええ。但し誰でもではありません。厳しい制約と、ルーチェ様に関わった者だけ。そして神に認められる程の実力を兼ね備える事」
なるほど。神様の監視のもとと言う事ですか。
「ええ。今の所資格を持つのは私たち双子とレフィメント様、レイシャル様とミレニア様です」
「私もですか!」
嬉しい!またルーチェ様に会えるんですね!
そうやって私達は魂の転生を繰り返してルーチェ様が帰られる日を待ったのに。
「またセラフィスとどっか行ったって?!」
「見てください!レフィメント!この時空の歪み!!別の世界に飛んだんです!信じられますか?!信じられませんよね!」
「あんの性悪雄っぱい野郎!」
私だって昔ほど緩い子供ではないんですよ?!何度も転生しましたからね!その度にまじめに神様にお仕えして徳を積んだんです!ついでに大人のアレコレも知ってるんですからね、羨ましい!
「時空を割りましょう!また逃げるなんて許しません。絶対に追いついてルーチェ様にナデナデしてもらうんです!」
「私達は次こそ雄っぱい係に!」
「それはどうだろう」
ルーチェ様はもう赤ちゃんじゃないでしょう?
「あ、赤ちゃんじゃなくても吸ってもらいたいじゃないですかっ!?」
「……そうですね!」
ルーチェ様ごめんなさい。レフィメントは悪い大人になってしまいました……。
この世界の魔術の粋を集めて時空を割り、行きたい所へ行く魔法を完成させようとしましたが中々手強いものでした。
私達は現代知識と古代知識を組み合わせ、地下の研究所に籠りましたが、手強い物でした。
「きゅっ!きゅっきゅう!」
しかしある日、ルーチェ様のの家があった場所で留守番をしていたマンドラ達がしくしく泣き始めたんです。ずっとしょんぼりしていたので、心配でルーチェ教の皆で交代で慰めに来ていたのですが、どうにもなりませんでした。
現象としては完全なホームシックなのですが、住んでいた人どころか家自体が無くなったものですので、その思いも強いんです。
何百匹もいたマンドラ畑のマンドラが一斉に豆粒みたいな目からぽろぽろと涙をこぼして泣いているので、流石にその泣き声は天に届きました。金の龍が雲を割って現れたんです。
「あれは龍神シェーロン様ですか?」
「間違いないですね」
私達が少し離れた所からマンドラとマンドラ達に囲まれるシェーロン神を見守っていると彼は意外とあっさり、ざっくりしています。
「え?なに?そろそろルーチェに会いたい?」
「きゅうぅ……」
「良いよ、連れてったげる。今ね、私の世界で教皇様やってるんだよ。ちょっとスケスケの服を着てなかなかエロいんだぞ!」
「きゅっ!?」
「はは、大丈夫。お股は見えそうで見えないから!その辺は神の御威光がね?」
ス?!スケスケ?!御威光がなければ見えるのですか?!破廉恥でけしからんですね!是非見に行かねば!
「シェーーーーーロン様!詳しくッ!!!」
「うわっ!?雄っぱい教の奴ら?」
「ルーチェ教ですっ!」
私達が新しい魔術を開発するより、神様に素直に連れてってと頼めばすぐだったと思い至ったのでした。
「まあ君達も頑張ってたし、なんだかんだでこの世界を守り良くしてくれた功績は大きいよ。良いだろう、行きたい人は連れて行こう」
シェーロン神は私達の悲願ともいえる願いをあっさり叶えてくれて、時空を渡らせてくれた。
「ね~セラ~……ほんとにこの服着てなきゃいけないの?なんか恥ずかしいんだけど……それにパンツくらいは穿きたいんだけど」
「両サイド紐のスケスケでフリフリなパンツならすぐご用意できますが?」
「嫌だよ!!」
「では穿かないスタイルで。大丈夫見えてませんよ!御威光的な物で!」
「……やだよう……」
「ルーチェ様!」「ルーチェ様!エロい!」「ルーチェ様スケスケ見えない!」「きゅっきゅーーーー!」
「へ?レフィメント?アドニスにレオニス?マンドラまで??」
「怪しい雄っぱい教のやつらです!下がって、ルー!」
教皇の間という場所で教皇ルーチェと高司祭セラフィスが神に祈りを捧げていると見せかけてただイチャイチャしていた所にぱっくり空間が割れて、人間とマンドラ達が飛び出してくる。
「やっと!やっと会えました~ルーチェ様~エロい~乳首透けてる~~~」
「レフィ!?どうしてそんな汚れた大人になったの!?」
「今日こそその悪逆非道な雄っぱいを倒して見せる!」
「うるさい!そんな青二才雄っぱいで、私の雄っぱいを超えることが出来るはずがない!かかってこい!」
「きゅ~きゅ~!きゅーん!」
このシェーロンの世界に混沌は増えたが、それ以上に笑いが広がっただろう。
「変な時空の歪みを感じたんだけど、大丈夫?ルーチェ!セラフィス!」
と、龍達も飛び込んできて、懐かしい顔ぶれに驚きつつも笑顔で迎え入れる。
「皆とまた会えて嬉しいよ。皆頑張ったんだねぇ」
「はい!がんばりました!」
今度は最初から別れが決まっている訳じゃない。好きなのに好きだと言えない訳じゃない。
「よーし!今度はセラフィスさんを倒してルーチェ様の一番になるぞー!」
「えええー……セラに優しくしてよぅー」
「優しくはしますとも!」
決まっていない可能性の世界なんだから、その隣を狙ってみても良いはずだと思う。
「黙って渡すと思わない事ですね!」
「セラまで何言ってるの~~!」
この二人きりじゃない世界もそれはそれで賑やかできっととても楽しい。
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