上 下
10 / 75
猫になった

10

しおりを挟む
 ぽわっとどこを見ているか分からない蕩けた目をしている。

「悠里」

 名前を呼ばれて、耳の付け根をくすぐられれば

「にゃぁん……」

 鼻にかかったような甘えた声を上げる。

「ま、マジ可愛……鼻血でそう」

「うううっ……ずるい、ずるいよ……アウグストぉ」 

「にゃぁん?」

「大丈夫だよ、悠里」

 右手で頬を撫でれば満足そうに喉を鳴らして胸に頭をすり寄せてくる。とても可愛いらしい、私の猫。
 真っ黒な髪の毛、細く閉じられた瞳は金色。今は人型なので左足の甲にあるIの数字。
 最高に強くて、最高に可愛い猫の魔術師殿。

「ねぇ悠里。入れたい……」

「俺も……いっぱいして」

 まだ終わらない発情期に、とろとろと酔っている。私も少しは同情してやらんこともないぞ?

「睦月とレイリーは?」

「おーぐだけで良いよ……」

 ははっ!残念だな!2人とも。羨ましそうに見ていた奴らを手で追い払う。

「ううぅ……」「ぎゅう….」

 尻尾を丸めて退散した。

「悠里」

 ちゅっと唇にキスを落とせば、迎え入れてくれる。

「あ、あふ……」

 絡めた舌に短い牙の先端が当たる。悠里は猫のように扱われるより、人のように扱われる方が好きだし、興奮するようだ。
 仰向けに押し倒せば、なんの抵抗もなく脚を開いて受け入れる。

「悠里のココ、可愛くなってる」

「だってぇ……早く欲しい……」

 親指の腹で少し押すだけでぷちゅりと沈み込んだ。すぐにでも飲み込みそうだ。案の定当てただけで先が喰われて行く。

「1番太い所が入るよ?」

「あんっ……それぇ、好きぃ……んんっ!あふっ……っどぉ?上手に食べたぁ?」

 くぷん、と音を立てて悠里の尻穴は俺を苦もなく飲み込む。中は柔らかくとろとろで残滓が残っていて、入れただけでもういきそうだった。

「凄く上手でしたよ。ご褒美をあげますね?」

「お、奥、ちょうだいぃ」

 潤んだ目でおねだりされる。その目だけでイきそうだ。それなのに、やわやわと動きながら締め上げてくる凶悪な体内に、ゴクリと喉を鳴らす。

「ふふ、負けませんよ?」

 細い腰を押さえて1番奥に勢いよくめり込ませた。

「あんっ!あんっ!!つ、強いぃーーっーー!」

 ビクゥッと一気に背中を反らせる。何度犯しても素晴らしい反応を返す身体。

「お、お、ぐっおーぐっあっあっあっ!だめっ!そこぉっ!い、イイっ!すぐイっちゃう!いっちゃううう!あ!あーーーーーっーー!」

「ふぅ…っ!締まるっ!」

 入れただけでもイかされるなんて、恐ろしい体だ。

「あんっ…中でびゅくびゅくしてう……好き…これ、気持ち良くて、好き……好き……もっとだしてぇ」

 しかも中出しのおねだり。ずっと抱いていたい。

「悠里、睦月とレイリーがお前を抱きたいんだって腫れて痛いから助けてってさ」

 私は仕事もしなくてはならない。

「しょおがないなぁ……助けてあげうぅ」

「悠里さぁん!!」

 猫なのに、犬のように睦月が部屋に駆け込んで来る。
 足と足の間の特等席を譲ってやれば

「あんっ!」

「はぁあ……コレコレ!コレだよぉ!」

 即ハメしている。しかし悠里も嬉しそうにしているから今は許してやろう。

「むつきぃは、ふとぉい。お腹、いっぱいだよぉ……」

「でも中に出すからいっぱい飲んでも!昨日から溜まりっぱなしなんだよ!」

「あはっ!お願いしますぅ」












(⁎⁍̴̆Ɛ⁍̴̆⁎)ちょっと聞いてよー❤️

*聞かなくて良いやつです。

 実はこのただにゃんにゃんしてる話はシュガーとスキル一個の間に書いていた話です。(´-`).。oO半年以上前だな……。
 機会もなく、放置していた物をキャラ文芸のモダモダに紛れてぽすっと公開しました。

 たくさん読んでいただきとてもとても感謝しております!やる気ももりもり出てきました!_φ(・_・うおおお!


 ただ、昔に書いた物故の……今のテンションじゃない感があるわけです。

そこで思うのは

1.ええから続き書けや!猫22種類出すんや!

2.まったり行こうや。今月はキャラ文芸で、来月は恋愛やろ?

3.まだまだ書きかけ持ってんのやろ?!早よ出せや!!←結構ある

4.まりにゃん書こうぜ!

5.新作のBLを書けと神の啓示が!

6.どうでもいいからアンアンしてるやつ

 
 🤔どれだと思います?!
しおりを挟む
感想 52

あなたにおすすめの小説

総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?

寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。 ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。 ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。 その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。 そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。 それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。 女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。 BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。 このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう! 男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!? 溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。

『これで最後だから』と、抱きしめた腕の中で泣いていた

和泉奏
BL
「…俺も、愛しています」と返した従者の表情は、泣きそうなのに綺麗で。 皇太子×従者

オッサン、エルフの森の歌姫【ディーバ】になる

クロタ
BL
召喚儀式の失敗で、現代日本から異世界に飛ばされて捨てられたオッサン(39歳)と、彼を拾って過保護に庇護するエルフ(300歳、外見年齢20代)のお話です。

婚約破棄したら隊長(♂)に愛をささやかれました

ヒンメル
BL
フロナディア王国デルヴィーニュ公爵家嫡男ライオネル・デルヴィーニュ。 愛しの恋人(♀)と婚約するため、親に決められた婚約を破棄しようとしたら、荒くれ者の集まる北の砦へ一年間行かされることに……。そこで人生を変える出会いが訪れる。 ***************** 「国王陛下は婚約破棄された令嬢に愛をささやく(https://www.alphapolis.co.jp/novel/221439569/703283996)」の番外編です。ライオネルと北の砦の隊長の後日談ですが、BL色が強くなる予定のため独立させてます。単体でも分かるように書いたつもりですが、本編を読んでいただいた方がわかりやすいと思います。 ※「国王陛下は婚約破棄された令嬢に愛をささやく」の他の番外編よりBL色が強い話になりました(特に第八話)ので、苦手な方は回避してください。 ※完結済にした後も読んでいただいてありがとうございます。  評価やブックマーク登録をして頂けて嬉しいです。 ※小説家になろう様でも公開中です。

男装の麗人と呼ばれる俺は正真正銘の男なのだが~双子の姉のせいでややこしい事態になっている~

さいはて旅行社
BL
双子の姉が失踪した。 そのせいで、弟である俺が騎士学校を休学して、姉の通っている貴族学校に姉として通うことになってしまった。 姉は男子の制服を着ていたため、服装に違和感はない。 だが、姉は男装の麗人として女子生徒に恐ろしいほど大人気だった。 その女子生徒たちは今、何も知らずに俺を囲んでいる。 女性に囲まれて嬉しい、わけもなく、彼女たちの理想の王子様像を演技しなければならない上に、男性が女子寮の部屋に一歩入っただけでも騒ぎになる貴族学校。 もしこの事実がバレたら退学ぐらいで済むわけがない。。。 周辺国家の情勢がキナ臭くなっていくなかで、俺は双子の姉が戻って来るまで、協力してくれる仲間たちに笑われながらでも、無事にバレずに女子生徒たちの理想の王子様像を演じ切れるのか? 侯爵家の命令でそんなことまでやらないといけない自分を救ってくれるヒロインでもヒーローでも現れるのか?

側妻になった男の僕。

selen
BL
国王と平民による禁断の主従らぶ。。を書くつもりです(⌒▽⌒)よかったらみてね☆☆

異世界へ下宿屋と共にトリップしたようで。

やの有麻
BL
山に囲まれた小さな村で下宿屋を営んでる倉科 静。29歳で独身。 昨日泊めた外国人を玄関の前で見送り家の中へ入ると、疲労が溜まってたのか急に眠くなり玄関の前で倒れてしまった。そして気付いたら住み慣れた下宿屋と共に異世界へとトリップしてしまったらしい!・・・え?どーゆうこと? 前編・後編・あとがきの3話です。1話7~8千文字。0時に更新。 *ご都合主義で適当に書きました。実際にこんな村はありません。 *フィクションです。感想は受付ますが、法律が~国が~など現実を突き詰めないでください。あくまで私が描いた空想世界です。 *男性出産関連の表現がちょっと入ってます。苦手な方はオススメしません。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

処理中です...