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42 会議にお出かけだぞ

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「師匠の虫、デカすぎません?」
「デカいな」
「もしかしてエッチな下着で誘ってます?」
「まだ見せてない。見たらどんな顔するのか見当もつかないな」
「鼻血の出血多量で死ねば良いのに! もっと過激なの増やしておきましたから!」

 一体どんなパンツをタンスに入れてあるんだかそっちの見当もつかないな。今日は会議だ、大体月一回定例報告会のように会議が開かれる。その度にサファイア君は衣装を設えてくる。まあやりたいなら好きなの持ってきたらいいし、俺も凛莉師匠がなんかエロい服を着ているのをみるのは楽しい。あと凄く似合う、流石師匠。
 しかし着方が分からない、複雑に作り過ぎてる……にやにやしながらサファイア君は着替えを手伝ってくれるけど、わざと変な作りにしてないよね?

「どこまで吸い付いてんだ! あの虫ぃ!あああ、師匠のプルプルのおっぱいに傷がー!」
「ああ、噛まれたっけ」
「嫌だっエロい! 抜けるっ」

 勢い余って歯形が残ってたな。確かお返しにどっかに噛み付いたような、忘れた。

「透けてるけれど黒メインのスケスケだからあまり見えないと思いますがそれがまたエロいっくーっ」
「……行くか。遅刻にうるさい虫がいるからな」
「ついて来まーす」
「頼むぞ」

 サファイア君を伴って会議部屋に向かう。またアメジストが絡んで来るんだろうなウザイ。

「リンリーっ」

 やっぱり来たけど丸っと無視して椅子に座る。後ろにサファイア君が立ってアメジストを思いっきり睨むけど効果はなしだ。

「お前あの石頭とよろしくやってんだってな! どうせ遊びなんだろ、良くやるよ!」

 だからなんだっていう話だし、会議の前座で話題にする話でもないな。

「あいつの本命はどっかの貴族の令嬢だろうよ、お前なんてただの性欲処理用だろ? なあ、石頭なんかやめて俺のモンになれよ。可愛がってやるぜ」

 アメジストの主張はさて置きとして、貴族の令嬢にフロウライトの凶暴なアレを咥えることができる奴はいるのか?

「無理では」

 股が裂けるのではないか?下手したら殺人事件に発展するのではないか……? 最初のうちは俺も裂けるか裂けないかの瀬戸際だったけれど、最近は慣れたし鍛えたから案外飲み込めるようになったけど、準備が足りないと痛い目をみたりする。
 鍛えられないと言われて来た尻の穴だけど、全身を使って戦う我々なら何とか鍛えることに成功している。そのうち尻の穴でターゲットのアレを引きちぎることができるようになるんじゃないかな?
 新しい房中術だな……強いかもしれん。

 思わず呟いた一言にアメジストは顔を真っ赤にして怒り狂い、シトリンは文字通り腹を抱えて大笑いした。

「無理、無理だって! ぎゃははは!! アメジストの粗チンじゃ満足できないってよーっ!さっすがリンリーちゃん!百戦錬磨のエロ暗殺者! サイッコー!」

 そんなつもりで言ったわけじゃないが、そう取られたらしい。でもフロウライトクラスがそこらにゴロゴロいられても困るからなあ。アメジストがフロウライト以下だと色々助かる人間がいるだろう、多分。

「いい加減にして席につけ!アメジストっ」

 石頭にして、デカい虫であり、俺の恋人の会議の取りまとめ役聖騎士・極のフロウライト・アイアンメイデンの一喝で会議は始まりいつも通り滞りなく終わった。
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