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8 恋愛(他人)もレベルアップ
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「素晴らしい、素晴らしいよ、マリー・ロンド!こ、この事の学会への報告は……」
「当然、教授が行うべきです。私はたまたまシロカイコが特殊変化をすると知っていただけで生態などについてはほぼ1レベルです。誰にも解説など出来ませんもの」
「し、しかしマリー・ロンド。私はこれを発表すれば大きな賞賛と報酬を得るだろう。君は自身のその機会を私に譲るというのか?!」
教授、私は知っているのです。あまりに低レベルで経験値の多い魔物を倒しても、ムダになってしまう事を。適正レベルの方が適正レベルの経験値を得るのが一番良いレベルアップなのです。
「それでしたら、教授の論文の隅にでも私の名前を連ねて頂けませんか?私はそのくらいのレベルが相応しいと思います。いつか、研究者としてレベルが上がった時に役に立つ様に」
「マリー君……君って子は!なんて欲のないーーーっ!!」
「?」
私の提言は当然だと思うのですが、生物学の教授は涙まで流して感激していらっしゃるようでした。
「私はここの教授になってからもう30年、成果らしい成果を上げられず学園の極潰しなどと呼ばれ続けてもう限界で、今年で退職し田舎へ引き籠ろうと思っていたのに!あああ、宝石化、そしてその条件がこの学園でなど、嬉しくて嬉しくてこれは私の名前が歴史に刻まれることは間違いない、ありがとうありがとうマリー・ロンド!君は最高の生徒だ!君の生物の成績はこれ以降オールSSSだ!素晴らしい、素晴らしいーーーー!!」
「え?あ、はい……ありがとうございます?」
教授は泣きながらものすごい早口で喋っていらっしゃったので、聞き取れない事もたくさんありましたが、これほどまでに感謝されるなんてとても嬉しい事です。本当に良かったわ。
流石にその日の授業は受けることが出来ませんでしたが、イザベラがノートを見せてくれて、解説もしてくれたので困る事はありません。
「それにしてもディアンナさん……悪事を皆の前でバラされる所か告白させられて。ちょっとざまぁな気分だったわ」
「そうねえ……私は田舎暮らしだったから虫はそこそこ平気だけれど、イザベラだったら失神してたわよね」
「無理よっ!絶対無理ーー!怖くてクラウスに泣きついちゃうかも」
「クラウスさんも苦手そうに見えるけど?」
「……そうかも!」
イザベラとクラウスさんは話も合うし身分も子爵同士、お互い婚約者もいない身でつり合いが取れている。その好感触をお互いの親に伝えた所、悪くないという事になり近々婚約が決まりそうなのだ。
「ねえ知ってる?あの時数人パートナーになる橋渡ししたでしょう?ミリーもダリアもそれが縁で婚約の話が進んでいるのよ?」
「えっ!?ほんと?紹介してくれたクラウスさんには感謝ね」
「馬鹿ね!貴女が感謝される所でしょう!?……でも本当にありがとう、マリー。私、クラウスと仲良くやって行けると思う」
「ふふ、どういたしまして。あら、私、恋愛関係もレベルアップじゃない?」
「人の恋愛の手伝いのレベルアップ??ふふ、マリーらしいわ」
イザベラの笑顔を見てたらとても嬉しいもの!やっぱりレベルアップ最強ね。
「当然、教授が行うべきです。私はたまたまシロカイコが特殊変化をすると知っていただけで生態などについてはほぼ1レベルです。誰にも解説など出来ませんもの」
「し、しかしマリー・ロンド。私はこれを発表すれば大きな賞賛と報酬を得るだろう。君は自身のその機会を私に譲るというのか?!」
教授、私は知っているのです。あまりに低レベルで経験値の多い魔物を倒しても、ムダになってしまう事を。適正レベルの方が適正レベルの経験値を得るのが一番良いレベルアップなのです。
「それでしたら、教授の論文の隅にでも私の名前を連ねて頂けませんか?私はそのくらいのレベルが相応しいと思います。いつか、研究者としてレベルが上がった時に役に立つ様に」
「マリー君……君って子は!なんて欲のないーーーっ!!」
「?」
私の提言は当然だと思うのですが、生物学の教授は涙まで流して感激していらっしゃるようでした。
「私はここの教授になってからもう30年、成果らしい成果を上げられず学園の極潰しなどと呼ばれ続けてもう限界で、今年で退職し田舎へ引き籠ろうと思っていたのに!あああ、宝石化、そしてその条件がこの学園でなど、嬉しくて嬉しくてこれは私の名前が歴史に刻まれることは間違いない、ありがとうありがとうマリー・ロンド!君は最高の生徒だ!君の生物の成績はこれ以降オールSSSだ!素晴らしい、素晴らしいーーーー!!」
「え?あ、はい……ありがとうございます?」
教授は泣きながらものすごい早口で喋っていらっしゃったので、聞き取れない事もたくさんありましたが、これほどまでに感謝されるなんてとても嬉しい事です。本当に良かったわ。
流石にその日の授業は受けることが出来ませんでしたが、イザベラがノートを見せてくれて、解説もしてくれたので困る事はありません。
「それにしてもディアンナさん……悪事を皆の前でバラされる所か告白させられて。ちょっとざまぁな気分だったわ」
「そうねえ……私は田舎暮らしだったから虫はそこそこ平気だけれど、イザベラだったら失神してたわよね」
「無理よっ!絶対無理ーー!怖くてクラウスに泣きついちゃうかも」
「クラウスさんも苦手そうに見えるけど?」
「……そうかも!」
イザベラとクラウスさんは話も合うし身分も子爵同士、お互い婚約者もいない身でつり合いが取れている。その好感触をお互いの親に伝えた所、悪くないという事になり近々婚約が決まりそうなのだ。
「ねえ知ってる?あの時数人パートナーになる橋渡ししたでしょう?ミリーもダリアもそれが縁で婚約の話が進んでいるのよ?」
「えっ!?ほんと?紹介してくれたクラウスさんには感謝ね」
「馬鹿ね!貴女が感謝される所でしょう!?……でも本当にありがとう、マリー。私、クラウスと仲良くやって行けると思う」
「ふふ、どういたしまして。あら、私、恋愛関係もレベルアップじゃない?」
「人の恋愛の手伝いのレベルアップ??ふふ、マリーらしいわ」
イザベラの笑顔を見てたらとても嬉しいもの!やっぱりレベルアップ最強ね。
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