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番外編
20 やらかしリドリー3
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「殿下!これはあの秘薬のせいです!殿下の!殿下の真の愛の力で、秘薬の力を打ち破ってください!!お願いします!!」
「はっ?!そ、そうなのか!そうなんだな?!リドリー!!」
「そうです!私とダグラス様は愛し合ってなんかいません!金で結ばれた関係です!」
「ひっ、酷い……リドリー!あんなに信じてたのに!!あ、ううん、分かってる……殿下の前ではそう言うしかないものね。大丈夫だよ、リドリー、私は知っているから……」
「ダグラスさまぁーーーー?!」
ち、違う!全くそんな事実はございませーん!!
「殿下!お願いしますねっ!!」
とにかく俺はその場を逃げ出した!
「待って、待ってリドリー!私も、私も行く!」
「行かせませんよ!ダグラス様!あなたは私の妻だ!!」
「いやっ!離してっ!リドリー!リドリー!!」
ど、どうしよう、閉じた扉の中からなんか凄い声が聞こえて来る!!気になりすぎて扉に耳をくっ付けて盗み聞きをする。
「私以外の男の名前なんて呼ばないで!ダグ!」
「は、離して!私はリドリーの所に!」
「ダグっ!」
「きゃっ!イヤっやめてーーーっ!」
えええーーー?!ま、まさか!まさか殿下?!執務室で真の愛を大旦那様にぶつけるつもりですか?!こ、この声を聞いたらお城の人はどう思う?!ヤバいヤバすぎる!とりあえず辺りには誰もいない!良かった!!
「いやぁ!助けて、助けてーー!リドリーっ!」
「大人しく!!」
「いやぁーーー!あ、やーーーーっ!」
え、やっちゃった?!さ、流石のケダモノ……まあ、だいぶ頭に血が上ってたし……いやでも、どうかなぁ……?!
夫婦間でも無理矢理は、良くないんじゃ?!あああーー、大旦那様の啜り泣く声が!!
「うっ……ううっ……たすけてぇ……りどりぃ……」
「そんな事言っても体は正直ですね?悦んでるじゃないですか……ふふふ」
殿下?!殿下!?完全に悪役の台詞ですよ!殿下??!ど、どうしよう、あんまりに可哀想だよ。しかも俺の名前を呼びながら助けてぇだよ?お、俺……なんか凄い申し訳ないよ!!
「あん、や、何これ……す、凄い……んんっ、あん、あ……イイ……」
「ここ、好きでしょう?ほら、キュって締まった」
「あ、やんっ!……イイ……もっとぉ」
あ、あれ?
「あんっあんっ!殿下ぁ!でんかぁーイイ、イイーーー!」
「ほら、誰が良いんですか?答えて?」
「でんか、殿下が良い……すき、気持ちいい……すきぃ……」
「リドリーより?」
「でんかがイイ……あんっ。リドリーより、殿下ですぅ」
……あれ?何で俺、寝取られたみたいになってんの……あれ??
「でんかぁ……いっぱい……くださいぃ……」
「ああ、いっぱい出すよ!」
「あんっ!」
……心配して損した。俺は秘薬の効果を報告しにダスティン様の元に向かう事にした。
殿下と大旦那様はそのまま盛り上がって一週間くらいイチャイチャして過ごしたみたいで俺は退屈だった。
「はっ?!そ、そうなのか!そうなんだな?!リドリー!!」
「そうです!私とダグラス様は愛し合ってなんかいません!金で結ばれた関係です!」
「ひっ、酷い……リドリー!あんなに信じてたのに!!あ、ううん、分かってる……殿下の前ではそう言うしかないものね。大丈夫だよ、リドリー、私は知っているから……」
「ダグラスさまぁーーーー?!」
ち、違う!全くそんな事実はございませーん!!
「殿下!お願いしますねっ!!」
とにかく俺はその場を逃げ出した!
「待って、待ってリドリー!私も、私も行く!」
「行かせませんよ!ダグラス様!あなたは私の妻だ!!」
「いやっ!離してっ!リドリー!リドリー!!」
ど、どうしよう、閉じた扉の中からなんか凄い声が聞こえて来る!!気になりすぎて扉に耳をくっ付けて盗み聞きをする。
「私以外の男の名前なんて呼ばないで!ダグ!」
「は、離して!私はリドリーの所に!」
「ダグっ!」
「きゃっ!イヤっやめてーーーっ!」
えええーーー?!ま、まさか!まさか殿下?!執務室で真の愛を大旦那様にぶつけるつもりですか?!こ、この声を聞いたらお城の人はどう思う?!ヤバいヤバすぎる!とりあえず辺りには誰もいない!良かった!!
「いやぁ!助けて、助けてーー!リドリーっ!」
「大人しく!!」
「いやぁーーー!あ、やーーーーっ!」
え、やっちゃった?!さ、流石のケダモノ……まあ、だいぶ頭に血が上ってたし……いやでも、どうかなぁ……?!
夫婦間でも無理矢理は、良くないんじゃ?!あああーー、大旦那様の啜り泣く声が!!
「うっ……ううっ……たすけてぇ……りどりぃ……」
「そんな事言っても体は正直ですね?悦んでるじゃないですか……ふふふ」
殿下?!殿下!?完全に悪役の台詞ですよ!殿下??!ど、どうしよう、あんまりに可哀想だよ。しかも俺の名前を呼びながら助けてぇだよ?お、俺……なんか凄い申し訳ないよ!!
「あん、や、何これ……す、凄い……んんっ、あん、あ……イイ……」
「ここ、好きでしょう?ほら、キュって締まった」
「あ、やんっ!……イイ……もっとぉ」
あ、あれ?
「あんっあんっ!殿下ぁ!でんかぁーイイ、イイーーー!」
「ほら、誰が良いんですか?答えて?」
「でんか、殿下が良い……すき、気持ちいい……すきぃ……」
「リドリーより?」
「でんかがイイ……あんっ。リドリーより、殿下ですぅ」
……あれ?何で俺、寝取られたみたいになってんの……あれ??
「でんかぁ……いっぱい……くださいぃ……」
「ああ、いっぱい出すよ!」
「あんっ!」
……心配して損した。俺は秘薬の効果を報告しにダスティン様の元に向かう事にした。
殿下と大旦那様はそのまま盛り上がって一週間くらいイチャイチャして過ごしたみたいで俺は退屈だった。
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