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41 ワシ、ハッピーエンドを壊したと自覚する*
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「だ、だからと言っても……や、やり過ぎぃ……っ、も、もう許してぇ……」
「まだまだいけますよ!ダグラス様ぁ!」
ずん!と奥を突かれおかしな声があがる。
「あひぃ!」
「良いのですか!ああ!最初も良かったですが、今も良いです!最高です!」
「も、勘弁してぇ……」
抜かずの三発どころじゃ無い。一晩中犯されてとうとう気を失ったのは次の日の朝。体は若くなっても限界は勿論存在する!
「ダグラス様?ダグラス様?ああ!でも良いですーー!」
「ぁ……」
掠れた声で目を覚ますと、もう陽は落ちていて夜だった。一体何が起こっているのか一瞬分からなかったが、ワシの腰に手を回してしっかりくっついている殿下を見つけてため息を漏らすしか無かった。
なんとまあ、これが若さと言うものか。ワシが若かった時でもこんなに盛ってはいなかった気がするが、我慢させた反動が戻るまでこうなのかと思うと気が滅入る。後、全身痛い……。
しかしあれだけぐちゃぐちゃにした寝具も綺麗なものに取り替えられているし、サイドテーブルには水や軽食や果物も置かれている。
誰か風呂にも連れて行ってくれたようでドロドロした体液は付着していなかった。非常に申し訳ない気持ちと、誰がどこまで知ったのか考えると恥ずかしいやら情けないやら……。
開かれすぎた股関節はがくがくしているし、酷使されすぎた尻はまだ何かが入っているような感じがする。
それでもすうすうとくっついて眠っている殿下は可愛らしいと感じる。そっと金髪に指を通してみると見た目より硬くてしっかりしていて少し驚いた。ゲームでは手触りの良い高級感があったのに、髪の毛の強さまでレベルが上がったんだろうか?
「すまないね、セブスト殿下……」
思えばシナリオ通りならこの方が王太子の座から退く事などなかったのに、ワシの保身の為に巻き込んでしまった。ゲームのように神子のハーレムエンド後、攻略対象者たちがどう過ごしたかは見当も付かないが、あの中で一番地位の高かった殿下が神子を王妃に据え、この国を繁栄させて行ったのだろう。
何せゲームのエンドは「幸せに暮らしましたとさ」で終わっていたのだから。出来たかどうかは知らないけれど、王と神子を支え続けたんだろうな、他の奴らは。
それなのに今の状態はどうだ?神子は遠い国にもう出発している。何が出来るか知らないけれど「封魔の神子」と大層な名前を付けられて、代わりにたくさんのお金やら特産品やらを貰ったらしい。殿下は良く分からない老いぼれに懸想して将来はあまり明るくないし、サディーア達はきっと学園に戻ってしっかり卒業まで学ぶのだろう。シナリオはめちゃくちゃに壊れてしまった。
「どうされました?ダグラス様」
「でんか……」
見ればきれいな青い目がぱっちり開いていて、ワシを見上げていた。こうしてみるとやはりセブスト殿下は主役をはるイケメン。整った顔立ちに少しどきりとする。のそり、とゆっくり上体を起こして覆いかぶさってくる。避けるる気になればよけられただろう。でもそのままなるに任せてしまった。
「何か、私に謝りたい事でもおありでしたか?」
「……ワシのせいで王太子の座を失ってしまった」
「そう言われればそうですが」
またゆっくり顔が近づいてくる。これも避けようと思えば避けられる。ああ、殿下はある意味試してみたいんだ、ワシがそれを受け入れるかどうかを。
可愛いではないか、無茶な戦闘のせいでレベルは馬鹿みたいに高いのに、その辺りはまだ学生であったなと思う。
薄く目を閉じて好きに扱って貰っても構わないと思う。色々な約束された輝く未来を彼から奪ったことを忘れない。
「まだまだいけますよ!ダグラス様ぁ!」
ずん!と奥を突かれおかしな声があがる。
「あひぃ!」
「良いのですか!ああ!最初も良かったですが、今も良いです!最高です!」
「も、勘弁してぇ……」
抜かずの三発どころじゃ無い。一晩中犯されてとうとう気を失ったのは次の日の朝。体は若くなっても限界は勿論存在する!
「ダグラス様?ダグラス様?ああ!でも良いですーー!」
「ぁ……」
掠れた声で目を覚ますと、もう陽は落ちていて夜だった。一体何が起こっているのか一瞬分からなかったが、ワシの腰に手を回してしっかりくっついている殿下を見つけてため息を漏らすしか無かった。
なんとまあ、これが若さと言うものか。ワシが若かった時でもこんなに盛ってはいなかった気がするが、我慢させた反動が戻るまでこうなのかと思うと気が滅入る。後、全身痛い……。
しかしあれだけぐちゃぐちゃにした寝具も綺麗なものに取り替えられているし、サイドテーブルには水や軽食や果物も置かれている。
誰か風呂にも連れて行ってくれたようでドロドロした体液は付着していなかった。非常に申し訳ない気持ちと、誰がどこまで知ったのか考えると恥ずかしいやら情けないやら……。
開かれすぎた股関節はがくがくしているし、酷使されすぎた尻はまだ何かが入っているような感じがする。
それでもすうすうとくっついて眠っている殿下は可愛らしいと感じる。そっと金髪に指を通してみると見た目より硬くてしっかりしていて少し驚いた。ゲームでは手触りの良い高級感があったのに、髪の毛の強さまでレベルが上がったんだろうか?
「すまないね、セブスト殿下……」
思えばシナリオ通りならこの方が王太子の座から退く事などなかったのに、ワシの保身の為に巻き込んでしまった。ゲームのように神子のハーレムエンド後、攻略対象者たちがどう過ごしたかは見当も付かないが、あの中で一番地位の高かった殿下が神子を王妃に据え、この国を繁栄させて行ったのだろう。
何せゲームのエンドは「幸せに暮らしましたとさ」で終わっていたのだから。出来たかどうかは知らないけれど、王と神子を支え続けたんだろうな、他の奴らは。
それなのに今の状態はどうだ?神子は遠い国にもう出発している。何が出来るか知らないけれど「封魔の神子」と大層な名前を付けられて、代わりにたくさんのお金やら特産品やらを貰ったらしい。殿下は良く分からない老いぼれに懸想して将来はあまり明るくないし、サディーア達はきっと学園に戻ってしっかり卒業まで学ぶのだろう。シナリオはめちゃくちゃに壊れてしまった。
「どうされました?ダグラス様」
「でんか……」
見ればきれいな青い目がぱっちり開いていて、ワシを見上げていた。こうしてみるとやはりセブスト殿下は主役をはるイケメン。整った顔立ちに少しどきりとする。のそり、とゆっくり上体を起こして覆いかぶさってくる。避けるる気になればよけられただろう。でもそのままなるに任せてしまった。
「何か、私に謝りたい事でもおありでしたか?」
「……ワシのせいで王太子の座を失ってしまった」
「そう言われればそうですが」
またゆっくり顔が近づいてくる。これも避けようと思えば避けられる。ああ、殿下はある意味試してみたいんだ、ワシがそれを受け入れるかどうかを。
可愛いではないか、無茶な戦闘のせいでレベルは馬鹿みたいに高いのに、その辺りはまだ学生であったなと思う。
薄く目を閉じて好きに扱って貰っても構わないと思う。色々な約束された輝く未来を彼から奪ったことを忘れない。
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