33 / 59
33 礼は言い忘れた
しおりを挟む
「それにさ、ウルズとスクルドの方が……凄いし?」
「あはっ!」
ゆっくり歩いてウルズの首に腕を回す。
「ご満足してくれてるぅ?」
「ちょっとやり過ぎな時もあるけどぉ……それがまぁ、良かったりするしぃ、ね」
いやらしく見せつけるようにゆっくり。なぁんで俺が二年もただ待ってるって思ってんだろ?退屈すぎるだろ、そんなの。
「ア、アッシュ……私のことを待ってて、くれたんじゃ……ないのか」
物凄くびっくりして、愕然と膝までついてる。はあ、意味わかんない。
「なんで?」
「私のことを愛していたんじゃないのか!」
はあ、わかんないなぁ。
「娼館のね、金で買われた奴らはさ、囁くよ、愛してるって」
「っ?!わ、私はお前を……っ」
「金で買って国へ連れてったでしょ?俺はあの娼館から出たかったけど、あんたの国に行きたいなんて一言も言ってない」
ウルズの手が俺の腰を抱き寄せる。ちょっとやらしい手つきに、背中がゾクゾクする。
「そんな、だって……私はお前の事を愛している! 」
「俺は俺を金で買う男を愛した事はないけど?」
ついでに言えば男を愛した事はない、はず。
「う、嘘だ」
「嘘ついてどーすんのさ? 」
「だ、だってアッシュは、私のことを……」
「ーー例え、例え二年前、カグラス殿下のことを好きだったとしてもーー」
煽るようにウルズに頬を擦り寄せる。それくらいしたって許されるはずだよな?
「別の女と結婚して子供までいて……放置してくる相手を好きでい続ける事はないだろ?普通」
「だよなァ」
「カグラス殿下は俺のこと、ナメすぎ」
「いーくら温厚な魔王アッシュちゃんでもそこまでバカにされた相手に尻はふらねえってよ!」
ったく俺をなんだと思ってるんだ?魔王アッシュちゃんだぞ、あ、自分でちゃんつけちゃった、痛い痛い。
「スクルド~殿下を出口まで送っていってやってくんない?俺は先に戻ってるよ」
「いーけど、あとでエッチなサービスしてねぇん」
「りょーかい♡ウルぅ連れてって」
「良いぜェ、魔王アッシュちゃん」
こういう時双子ってラクチンだな~。ダンジョンの角を曲がればもう居住区に戻って来れる。だって俺がもう戻って来たいって思ったからね。どういう理屈かわからないけれど、戻って来れるんだら、戻って来れるんだ。
「あー……礼を言い忘れた」
「礼?」
「うん。「藤の宮」から出してくれたのはカグラスだったからね。それだけは礼を言うべきだったかなって」
「かもしれんなぁ。スクルドが気を利かせて伝えておいてくれるだろ、きっと」
あのスクルドが気を利かすぅ?!んなことニワトリが夕方に鳴いてもないだろ?!
「テキトーなこというなよ、ウルズ」
「だってどーでもいいんだもん。ほら、カグラスサマを苛めんの手伝ってやったろ?股開け」
「またそれぇ?」
俺をベッドの上に下ろして足を左右に割る。それしかすることないのか?
「それしかする事ねーだろ。俺達の間にゃさー」
少しだけ引きずり下ろされた隙間からコンニチハしたアレがもう当たってる、あ、入ってくるぅ
しっかし
「あ!あ!あ!」
「ホント魔王のカラダって良いよなぁ!いっつもきれーだし、ユルくなんない」
「あふ……たぶんね、最後の砦、だからでしょ」
「殺されない為に、最後に足を開くのぉ?」
「うん……あ、いっ」
多分、ゲームには反映されていないんだろうけど、そういう設定はありそうな気がする。
元々、自分自身ではなく魔王というアバターの体なんだ。雑に扱われても他人感が強かったから、心が痛まなかったし。あと、必ず治る設定があるからね。きっとどっかの阿呆が18禁ゲームからエロ用プログラム持って来てぶち込んだんだろうなぁ。
「お?もうイイの?」
ウルズが上機嫌で舌舐めずりしている。
「あ、ぅん……ほら、ね?自分の下で……アンアン喘いでいる奴をさ、殺したいって……あんまり思わないでしょぉ」
「そだなぁ、気持ち良さそうに欲しがっている可愛いコはぁ良いねぇ」
じゅっと首筋を吸われて、恐怖感で身が竦む。そこを噛まれたら死んじゃうだろ?
「んんー、キュッてしたぁ」
「んっ……」
そりゃ全身に力が入ったら、尻穴もちっちゃくなるよ!太くて硬いモノが入ってるから、これ以上縮まんないけど。
「ま、俺がレベル100になるまでこのまんまかなぁ」
「100になったらぁナンかあんの?」
「あるよ」
非アクティブになってる能力が出て来た。これに二人は乗るかも、いや多分乗るだろう。
「しーりたいなー? 」
「あんっ?!や!そこぉ、駄目だって知ってるだろっ、あんっ」
与えられる刺激に体がびくんっと跳ねた。すぐいいとこ突いてくるから、簡単にイかされちゃう。
「んー!だってココ虐めるときゅって絞ってくるのきもちいーもん。俺もイイし、アッシュちゃんもイイなら最高じゃん?」
「んっんっ……あんっ、さ、さいこーだねぇでも、もっとぉイきたぁい」
あー頭の中を快楽物質で埋め尽くしたいー。
「エロいねぇ!そいうとこ、だぁいすき」
「あんっっ!」
ごりっと内臓がえぐられるくらい突き入れられて一気にイッたぁ!あああ!!きもちいーきもちいーーー!
「ああ、あああーーーっ!!」
「ふううっ!しまるぅー!」
女の子みたいに全体で締め上げて精液を搾り取る。魔王のお尻はエッチにしか使わないからね、エッチする為についてる穴なんだよ。
「あー……勇者の精液おいひぃ……」
「魔王のイき顔も可愛いよ」
結構な地獄だと思う。
「あはっ!」
ゆっくり歩いてウルズの首に腕を回す。
「ご満足してくれてるぅ?」
「ちょっとやり過ぎな時もあるけどぉ……それがまぁ、良かったりするしぃ、ね」
いやらしく見せつけるようにゆっくり。なぁんで俺が二年もただ待ってるって思ってんだろ?退屈すぎるだろ、そんなの。
「ア、アッシュ……私のことを待ってて、くれたんじゃ……ないのか」
物凄くびっくりして、愕然と膝までついてる。はあ、意味わかんない。
「なんで?」
「私のことを愛していたんじゃないのか!」
はあ、わかんないなぁ。
「娼館のね、金で買われた奴らはさ、囁くよ、愛してるって」
「っ?!わ、私はお前を……っ」
「金で買って国へ連れてったでしょ?俺はあの娼館から出たかったけど、あんたの国に行きたいなんて一言も言ってない」
ウルズの手が俺の腰を抱き寄せる。ちょっとやらしい手つきに、背中がゾクゾクする。
「そんな、だって……私はお前の事を愛している! 」
「俺は俺を金で買う男を愛した事はないけど?」
ついでに言えば男を愛した事はない、はず。
「う、嘘だ」
「嘘ついてどーすんのさ? 」
「だ、だってアッシュは、私のことを……」
「ーー例え、例え二年前、カグラス殿下のことを好きだったとしてもーー」
煽るようにウルズに頬を擦り寄せる。それくらいしたって許されるはずだよな?
「別の女と結婚して子供までいて……放置してくる相手を好きでい続ける事はないだろ?普通」
「だよなァ」
「カグラス殿下は俺のこと、ナメすぎ」
「いーくら温厚な魔王アッシュちゃんでもそこまでバカにされた相手に尻はふらねえってよ!」
ったく俺をなんだと思ってるんだ?魔王アッシュちゃんだぞ、あ、自分でちゃんつけちゃった、痛い痛い。
「スクルド~殿下を出口まで送っていってやってくんない?俺は先に戻ってるよ」
「いーけど、あとでエッチなサービスしてねぇん」
「りょーかい♡ウルぅ連れてって」
「良いぜェ、魔王アッシュちゃん」
こういう時双子ってラクチンだな~。ダンジョンの角を曲がればもう居住区に戻って来れる。だって俺がもう戻って来たいって思ったからね。どういう理屈かわからないけれど、戻って来れるんだら、戻って来れるんだ。
「あー……礼を言い忘れた」
「礼?」
「うん。「藤の宮」から出してくれたのはカグラスだったからね。それだけは礼を言うべきだったかなって」
「かもしれんなぁ。スクルドが気を利かせて伝えておいてくれるだろ、きっと」
あのスクルドが気を利かすぅ?!んなことニワトリが夕方に鳴いてもないだろ?!
「テキトーなこというなよ、ウルズ」
「だってどーでもいいんだもん。ほら、カグラスサマを苛めんの手伝ってやったろ?股開け」
「またそれぇ?」
俺をベッドの上に下ろして足を左右に割る。それしかすることないのか?
「それしかする事ねーだろ。俺達の間にゃさー」
少しだけ引きずり下ろされた隙間からコンニチハしたアレがもう当たってる、あ、入ってくるぅ
しっかし
「あ!あ!あ!」
「ホント魔王のカラダって良いよなぁ!いっつもきれーだし、ユルくなんない」
「あふ……たぶんね、最後の砦、だからでしょ」
「殺されない為に、最後に足を開くのぉ?」
「うん……あ、いっ」
多分、ゲームには反映されていないんだろうけど、そういう設定はありそうな気がする。
元々、自分自身ではなく魔王というアバターの体なんだ。雑に扱われても他人感が強かったから、心が痛まなかったし。あと、必ず治る設定があるからね。きっとどっかの阿呆が18禁ゲームからエロ用プログラム持って来てぶち込んだんだろうなぁ。
「お?もうイイの?」
ウルズが上機嫌で舌舐めずりしている。
「あ、ぅん……ほら、ね?自分の下で……アンアン喘いでいる奴をさ、殺したいって……あんまり思わないでしょぉ」
「そだなぁ、気持ち良さそうに欲しがっている可愛いコはぁ良いねぇ」
じゅっと首筋を吸われて、恐怖感で身が竦む。そこを噛まれたら死んじゃうだろ?
「んんー、キュッてしたぁ」
「んっ……」
そりゃ全身に力が入ったら、尻穴もちっちゃくなるよ!太くて硬いモノが入ってるから、これ以上縮まんないけど。
「ま、俺がレベル100になるまでこのまんまかなぁ」
「100になったらぁナンかあんの?」
「あるよ」
非アクティブになってる能力が出て来た。これに二人は乗るかも、いや多分乗るだろう。
「しーりたいなー? 」
「あんっ?!や!そこぉ、駄目だって知ってるだろっ、あんっ」
与えられる刺激に体がびくんっと跳ねた。すぐいいとこ突いてくるから、簡単にイかされちゃう。
「んー!だってココ虐めるときゅって絞ってくるのきもちいーもん。俺もイイし、アッシュちゃんもイイなら最高じゃん?」
「んっんっ……あんっ、さ、さいこーだねぇでも、もっとぉイきたぁい」
あー頭の中を快楽物質で埋め尽くしたいー。
「エロいねぇ!そいうとこ、だぁいすき」
「あんっっ!」
ごりっと内臓がえぐられるくらい突き入れられて一気にイッたぁ!あああ!!きもちいーきもちいーーー!
「ああ、あああーーーっ!!」
「ふううっ!しまるぅー!」
女の子みたいに全体で締め上げて精液を搾り取る。魔王のお尻はエッチにしか使わないからね、エッチする為についてる穴なんだよ。
「あー……勇者の精液おいひぃ……」
「魔王のイき顔も可愛いよ」
結構な地獄だと思う。
18
お気に入りに追加
505
あなたにおすすめの小説
すべてはあなたを守るため
高菜あやめ
BL
【天然超絶美形な王太子×妾のフリした護衛】 Y国の次期国王セレスタン王太子殿下の妾になるため、はるばるX国からやってきたロキ。だが妾とは表向きの姿で、その正体はY国政府の依頼で派遣された『雇われ』護衛だ。戴冠式を一か月後に控え、殿下をあらゆる刺客から守りぬかなくてはならない。しかしこの任務、殿下に素性を知られないことが条件で、そのため武器も取り上げられ、丸腰で護衛をするとか無茶な注文をされる。ロキははたして殿下を守りぬけるのか……愛情深い王太子殿下とポンコツ護衛のほのぼの切ないラブコメディです
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
俺の体に無数の噛み跡。何度も言うが俺はαだからな?!いくら噛んでも、番にはなれないんだぜ?!
汀
BL
背も小さくて、オメガのようにフェロモンを振りまいてしまうアルファの睟。そんな特異体質のせいで、馬鹿なアルファに体を噛まれまくるある日、クラス委員の落合が………!!
十七歳の心模様
須藤慎弥
BL
好きだからこそ、恋人の邪魔はしたくない…
ほんわか読者モデル×影の薄い平凡くん
柊一とは不釣り合いだと自覚しながらも、
葵は初めての恋に溺れていた。
付き合って一年が経ったある日、柊一が告白されている現場を目撃してしまう。
告白を断られてしまった女の子は泣き崩れ、
その瞬間…葵の胸に卑屈な思いが広がった。
※fujossy様にて行われた「梅雨のBLコンテスト」出品作です。
被虐趣味のオメガはドSなアルファ様にいじめられたい。
かとらり。
BL
セシリオ・ド・ジューンはこの国で一番尊いとされる公爵家の末っ子だ。
オメガなのもあり、蝶よ花よと育てられ、何不自由なく育ったセシリオには悩みがあった。
それは……重度の被虐趣味だ。
虐げられたい、手ひどく抱かれたい…そう思うのに、自分の身分が高いのといつのまにかついてしまった高潔なイメージのせいで、被虐心を満たすことができない。
だれか、だれか僕を虐げてくれるドSはいないの…?
そう悩んでいたある日、セシリオは学舎の隅で見つけてしまった。
ご主人様と呼ぶべき、最高のドSを…
【完結】婚約破棄された僕はギルドのドSリーダー様に溺愛されています
八神紫音
BL
魔道士はひ弱そうだからいらない。
そういう理由で国の姫から婚約破棄されて追放された僕は、隣国のギルドの町へとたどり着く。
そこでドSなギルドリーダー様に拾われて、
ギルドのみんなに可愛いとちやほやされることに……。
悩める文官のひとりごと
きりか
BL
幼い頃から憧れていた騎士団に入りたくても、小柄でひ弱なリュカ・アルマンは、学校を卒業と同時に、文官として騎士団に入団する。方向音痴なリュカは、マルーン副団長の部屋と間違え、イザーク団長の部屋に入り込む。
そこでは、惚れ薬を口にした団長がいて…。
エチシーンが書けなくて、朝チュンとなりました。
ムーンライト様にも掲載しております。
ある日、人気俳優の弟になりました。2
樹 ゆき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。穏やかで真面目で王子様のような人……と噂の直柾は「俺の命は、君のものだよ」と蕩けるような笑顔で言い出し、大学の先輩である隆晴も優斗を好きだと言い出して……。
平凡に生きたい(のに無理だった)19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の、更に溺愛生活が始まる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる