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「……んー……?」
俺のう○こはファンシーだ。真っ白な小ぶりな卵状で水色の可愛いラインや模様が入っている。でも気がついた事がある。野郎に抱かれて、たっぷり中出しされた後の2.3日はラインがピンクのう○こをひり出す事に。
どっちにしろ尻から出るんだからこれはう○こなんだけど、一体何なんだろう?
「まさかコレ、本当はう○こじゃなくて卵だったりして?水色が無精卵でピンクが有精卵……そんな訳ないよね!ははは!」
違うって信じてる。しかしこのうん ○こ卵、気がつくと消えてるんだよなぁ。本当に謎なんだけど、割ってみたいとはとても思えない。中にう○こが詰まってたら嫌だもん……。
「まあ、体の異常はないし、今日も快調。ちょっと胃もたれ気味だけど、チーズ多すぎなんだよなぁ」
こうなってくると野菜もいれておいてくれよ、なんて思ってしまうがいや、別に食いたい訳じゃない!
「いつになったらここから逃げられるかなぁ……」
俺はため息をしてトイレの蓋を締めた。
「どうした?リク。ため息なんかついて。ガキでも孕んだか?」
「俺は男だっつーの!ガキなんか出来るかよ!」
産まれたのは卵だーとは言わずに昼間の仕事を片付けに動き出した。
「マルティン!あいつどうしたっけ!?」
「あいつとは誰のことですかな?旦那様。そんな事よりパーティーの招待状を仕上げて下さいませ」
「あ、うん」
初老の執事に急かされて招待状にサインを繰り返す少しお間抜けそうな子爵の名前をヨルン・ヒーリスと言う。意外と裕福な子爵家の当主であるが、絶賛お嫁さん募集中である。
「あいつだよ、貧民街でうちの宝剣を直してくれた、ちょっと可愛い顔の貧民。うちに連れて来たよね?あいつを皆に見せよう、きっと良い話題になるぞ」
良い事を思いついたとばかりに目をキラキラさせるヨルン子爵を執事のマルティンはため息と共に見る。
「旦那様。貧民を貴族の前に出すのは如何かと思います」
「なんで?!」
「どんな粗相をするか予想もつかないからです。もし急に大暴れをし、お客様に怪我をさせたら我が家は大打撃です」
いつも考えが足りない主人を諌めるのも執事の仕事だ。
「なぁに、ちょっとだけだ。しかもうちの衛兵達は中々強いだろう?何かあったら素早く取り締まってくれるよ!」
執事マルティンはその貧民が大して危険もなく、割と大人しい人間であり、今衛兵の宿舎に寝泊まりしている事も全部知っている。
知っていてなお、面倒の種になりそうなモノは忘れていて欲しかったから放置した。ヒーリス家の衛兵達は確かに中々強くなっているが。
「旦那様、アレを連れてきてどうなさるつもりで?」
「あいつの修復能力を皆に見せるんだ!絶対びっくりするぞー!」
やはりそんな事を考えていたのかとまたため息。
「な、何だよマルティン。良い考えだろう??」
「旦那様、アレは皆様の前で絶対に修復能力を見せないでしょう。アレに修復を依頼する時も内緒にすると何度も言っておりましたよね?」
貧民街のアレ。リクと呼ばれているあの人間は人前で自分の技術を披露したいタイプではない、マルティンはすぐに気がつく。いや、ヨルン以外は気がついている。
「なんでだ?!貴族の前で披露すればたくさん金が貰えるぞ!」
ヨルンは本当にそう信じているのだ。お金さえ有れば貧民は幸せになると。
俺のう○こはファンシーだ。真っ白な小ぶりな卵状で水色の可愛いラインや模様が入っている。でも気がついた事がある。野郎に抱かれて、たっぷり中出しされた後の2.3日はラインがピンクのう○こをひり出す事に。
どっちにしろ尻から出るんだからこれはう○こなんだけど、一体何なんだろう?
「まさかコレ、本当はう○こじゃなくて卵だったりして?水色が無精卵でピンクが有精卵……そんな訳ないよね!ははは!」
違うって信じてる。しかしこのうん ○こ卵、気がつくと消えてるんだよなぁ。本当に謎なんだけど、割ってみたいとはとても思えない。中にう○こが詰まってたら嫌だもん……。
「まあ、体の異常はないし、今日も快調。ちょっと胃もたれ気味だけど、チーズ多すぎなんだよなぁ」
こうなってくると野菜もいれておいてくれよ、なんて思ってしまうがいや、別に食いたい訳じゃない!
「いつになったらここから逃げられるかなぁ……」
俺はため息をしてトイレの蓋を締めた。
「どうした?リク。ため息なんかついて。ガキでも孕んだか?」
「俺は男だっつーの!ガキなんか出来るかよ!」
産まれたのは卵だーとは言わずに昼間の仕事を片付けに動き出した。
「マルティン!あいつどうしたっけ!?」
「あいつとは誰のことですかな?旦那様。そんな事よりパーティーの招待状を仕上げて下さいませ」
「あ、うん」
初老の執事に急かされて招待状にサインを繰り返す少しお間抜けそうな子爵の名前をヨルン・ヒーリスと言う。意外と裕福な子爵家の当主であるが、絶賛お嫁さん募集中である。
「あいつだよ、貧民街でうちの宝剣を直してくれた、ちょっと可愛い顔の貧民。うちに連れて来たよね?あいつを皆に見せよう、きっと良い話題になるぞ」
良い事を思いついたとばかりに目をキラキラさせるヨルン子爵を執事のマルティンはため息と共に見る。
「旦那様。貧民を貴族の前に出すのは如何かと思います」
「なんで?!」
「どんな粗相をするか予想もつかないからです。もし急に大暴れをし、お客様に怪我をさせたら我が家は大打撃です」
いつも考えが足りない主人を諌めるのも執事の仕事だ。
「なぁに、ちょっとだけだ。しかもうちの衛兵達は中々強いだろう?何かあったら素早く取り締まってくれるよ!」
執事マルティンはその貧民が大して危険もなく、割と大人しい人間であり、今衛兵の宿舎に寝泊まりしている事も全部知っている。
知っていてなお、面倒の種になりそうなモノは忘れていて欲しかったから放置した。ヒーリス家の衛兵達は確かに中々強くなっているが。
「旦那様、アレを連れてきてどうなさるつもりで?」
「あいつの修復能力を皆に見せるんだ!絶対びっくりするぞー!」
やはりそんな事を考えていたのかとまたため息。
「な、何だよマルティン。良い考えだろう??」
「旦那様、アレは皆様の前で絶対に修復能力を見せないでしょう。アレに修復を依頼する時も内緒にすると何度も言っておりましたよね?」
貧民街のアレ。リクと呼ばれているあの人間は人前で自分の技術を披露したいタイプではない、マルティンはすぐに気がつく。いや、ヨルン以外は気がついている。
「なんでだ?!貴族の前で披露すればたくさん金が貰えるぞ!」
ヨルンは本当にそう信じているのだ。お金さえ有れば貧民は幸せになると。
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