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18 貪る者

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「どうでした?」

「かなりイイ。しかし良かったのか?もし、高貴な血を本当に継いでいたなら……」

「だとしても、地獄街の死体漁りですよ。汚れていない訳がないし、我々で囲ってしまった方が何かとやり易い」

 ベッドの上で気を失っているナナの頬を猫のご機嫌を伺うように指先で撫でてみた。この程度で目を覚ます気配がない、随分無理をさせられたようだ。

「最後は啼いて善がったぞ?」

「おやおや、初めてに随分仕込みましたね」

 ぐったりを投げ出されている細い白い足を持ち上げて開いて見れば孔からはどろりと白濁が溢れ出している。

「……やり過ぎでは?」

「良かったんだって」

 拭き取りながら、中を確認すれば傷はついていないようでとりあえず安心した。

「では試してみても?」

「いいのか?ノビてると嫌がって泣く顔が見られんぞ?」

 ふむ、それはそれで勿体無い気はするがまあ今は良いでしょう。

「味見程度にしておきますよ」

 ぽってりと柔らかくなった孔にあてがって、少し力をかければくんっと飲み込んだ。

「へえ」

 入り口は狭いのに、中はとても柔らかい。塗りたくった潤滑油と、先客の精液のせいでよく滑る。

「んふ……っ」

 まだ気を失ったままなのに、咥え込まされたのが分かったのか無意識に声を上げる。

「なるほど、良いですね」

「だろう!」

 団長がこれだけ気にいるのも珍しいな。

「う、ううん……」

「おや、起きますよ」

「ははっ、良かったな」

 さて、ナナにとってはいい事なのか、悪い事なのか。目を覚ますと今度は別の男のモノを咥え込まされているんだから。

「あ、ふくだんちょうさん……あれ、おれ……」

「どうです?初めて男に抱かれた気分は?」

「え、あの……え?なんで、また、も、やです……止めて、やめて下さい……」

 泣きそうな顔で頭をイヤイヤと振っている所が何とも嗜虐心を擽る。なるほどこれは煽っているようにも感じるな。

「でも良かったんだろう?私のも気持ちよくしてくれ」

「ひっ!も、もう無理!もう無理です」

「無理だと言って止めてもらえると思うのかい?」

 ナナは息を呑み、そしてぼろぼろと泣き始めた。

「う、うえっ……うえ……や、優しく……優しくぅ……してくださいぃ……」

 聡い子だ。そして全部の抵抗を止めて大人しく体を差し出したがそれが一番だ、暴れたり逆らったりすれば痛い目をみるのは弱い方だ。強い者に媚びなければナナはこの先、生きてはいけないだろう。

「ああ、気持ちよくなると良い。一回イけたんだろう?なら大丈夫だ」

 諦め切って、体の力が抜けたナナは本当に抱き心地が良かった。

「これは、癖になりそうですね」

「だろう?!」

 私達二人の相手をさせられて、善い声で啼きつかれたナナはまた気を失っていた。

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