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51 俺は上弦で決断した
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「うん、なんて言うか、お勤めご苦労様です。早くキース君に帰ってきて貰おうな?俺達も協力する」
「え、あ、うん?……なんか済まないな」
「いや……ファイは横暴な方が良い、うん、絶対その方が良い……」
散々な言い方をされているが、憐れみを向けられている……俺はどんな下弦を過ごしたんだ?記憶が全くない……。言っておくが俺は横暴なんかじゃない!
「なあ、俺なんかやらかしたか?」
「……」「……」「……」
レクシーもジャグもジャナスティンも黙ってしまった。やっぱりなんかやらかしたんだな……。
「早くマクファーランぶっ潰して、キース君に帰って来て貰おう、な?俺達の手にゃ負えねーよ」
「……すまない」
本当に何をしたんだ?俺。
「良き……良きでしたわぁ……!」
フォートレイはご機嫌だった。何か背筋にゾクゾクと寒気が走ったので、俺は風邪をひいたのかもしれないがこれから忙しくなりそうだから風邪なんて引いていられないんだがな。
「いいから!早く、早くキース君を連れてこよう!な?な!」
「あ、うん……」
どちらにしろ、俺にはキースが必要なようだ。あいつの作ったケーキが食べたいなぁ。
「多少派手にやっても良いから、早くなんとかしよう!この際フォートレイの奇行にも目を瞑ろう!俺達は俺達の心の安寧が欲しいんだ!あと彼女募集中!」
レクシーはお調子者だが、やる時はやる奴だ。あいつがやる気を出せば大体上手くいくから、なんとも心強い。そうか彼女が欲しいのか、だから一生懸命なのかそれなら納得だ。
「ねー。さっきマクファーランに潜入してる先遣隊から連絡が来たんだけどー。前王の遺児のキシャルティオ王子の戴冠式と、元宰相令嬢の婚約式が近々あるんだってー。このキシャルティオってキースって人でしょ?」
マリアルフがヒョイっと顔を出す。ほう?キースの癖に浮気か、良い度胸だ。いや、浮気ってなんだ?別に付き合っているわけではないよな、何言ってんだ俺は。
「マクファーランは内部分裂も酷いし、崩壊寸前だから。おめでたい事をして民衆の心を掴みたいのよ。まあ無理だけど。そうだ!その戴冠式に攻め入っちゃおうか!楽しそう~ね、ね!そうしよそうしよ!」
わくわく、そんな顔でフォートレイとマリアルフがはしゃいでいる。タイミングと言うものはあるが、皆がやる気で士気が高いときの方が成功率は格段に上がる。
「どうせやるなら最大効率に限る、決まりだな。情報も準備も足りないが、押し切るだけの戦力も知力もある……楽しみだ」
強大な敵を攻略する時の高揚感。ゲームではないと分かっているが、ゲーム感覚が忘れられない。
「ファイに仕切られるとなんか出来そうな気がすんだよなー不思議と」
レクシーが元の調子に戻って俺の背中を叩いた。
「きちんと勝率のある戦いしかしねーし。やるなら勝ちたいだろ?誰でもな」
「ちげーねーや!」
待ってろ、俺のナッツケーキ。死ぬほど焼かせてやる!
「え、あ、うん?……なんか済まないな」
「いや……ファイは横暴な方が良い、うん、絶対その方が良い……」
散々な言い方をされているが、憐れみを向けられている……俺はどんな下弦を過ごしたんだ?記憶が全くない……。言っておくが俺は横暴なんかじゃない!
「なあ、俺なんかやらかしたか?」
「……」「……」「……」
レクシーもジャグもジャナスティンも黙ってしまった。やっぱりなんかやらかしたんだな……。
「早くマクファーランぶっ潰して、キース君に帰って来て貰おう、な?俺達の手にゃ負えねーよ」
「……すまない」
本当に何をしたんだ?俺。
「良き……良きでしたわぁ……!」
フォートレイはご機嫌だった。何か背筋にゾクゾクと寒気が走ったので、俺は風邪をひいたのかもしれないがこれから忙しくなりそうだから風邪なんて引いていられないんだがな。
「いいから!早く、早くキース君を連れてこよう!な?な!」
「あ、うん……」
どちらにしろ、俺にはキースが必要なようだ。あいつの作ったケーキが食べたいなぁ。
「多少派手にやっても良いから、早くなんとかしよう!この際フォートレイの奇行にも目を瞑ろう!俺達は俺達の心の安寧が欲しいんだ!あと彼女募集中!」
レクシーはお調子者だが、やる時はやる奴だ。あいつがやる気を出せば大体上手くいくから、なんとも心強い。そうか彼女が欲しいのか、だから一生懸命なのかそれなら納得だ。
「ねー。さっきマクファーランに潜入してる先遣隊から連絡が来たんだけどー。前王の遺児のキシャルティオ王子の戴冠式と、元宰相令嬢の婚約式が近々あるんだってー。このキシャルティオってキースって人でしょ?」
マリアルフがヒョイっと顔を出す。ほう?キースの癖に浮気か、良い度胸だ。いや、浮気ってなんだ?別に付き合っているわけではないよな、何言ってんだ俺は。
「マクファーランは内部分裂も酷いし、崩壊寸前だから。おめでたい事をして民衆の心を掴みたいのよ。まあ無理だけど。そうだ!その戴冠式に攻め入っちゃおうか!楽しそう~ね、ね!そうしよそうしよ!」
わくわく、そんな顔でフォートレイとマリアルフがはしゃいでいる。タイミングと言うものはあるが、皆がやる気で士気が高いときの方が成功率は格段に上がる。
「どうせやるなら最大効率に限る、決まりだな。情報も準備も足りないが、押し切るだけの戦力も知力もある……楽しみだ」
強大な敵を攻略する時の高揚感。ゲームではないと分かっているが、ゲーム感覚が忘れられない。
「ファイに仕切られるとなんか出来そうな気がすんだよなー不思議と」
レクシーが元の調子に戻って俺の背中を叩いた。
「きちんと勝率のある戦いしかしねーし。やるなら勝ちたいだろ?誰でもな」
「ちげーねーや!」
待ってろ、俺のナッツケーキ。死ぬほど焼かせてやる!
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