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26 僕達は上弦に引っ越し準備をする
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今回の下弦のファイさんも凄く可愛かった……。僕は今回もファイさんの身体の奥地の秘境を探検し、目的の桃源郷に先っちょを突っ込んだのだ……。
息も絶え絶えに連続絶頂に震えるファイさん……思い出しても、あ、あーーー!痛い、痛いよ、こか……
「うきゃーーー!痛いいいいー!」
「何考えてた?言ってみろ?ああん?!」
頬を思いっきりつねりあげなくてもいいでしょう?!?!しかも捻った!
「痛いぃ~~」
「黙れ、町長んとこ行くぞ」
上弦に入ったファイさんと僕は揃って町長のお宅を訪れた。
「すまんが、町を出る。今まで世話になった。再現出来そうな調合は仕様書を置いて行くから、皆で作って使って欲しい」
「な、なんでですか?!ご領主様とのお話もついたと言う事ではありませんか!!」
だよねー。僕もそう思うし、町長さんが真っ青になって立ち上がるのもわかる。でもね……。
「皆、気がついていると思うが俺はプレイヤーだ。そして今回俺の元仲間が襲われて確信した。この町の近くには闇魔族のアジトがある」
そうなんだ……ファイさんの所にやってきた時透さんとくまさん。二人とも闇魔族に襲われてしまったんだ。
「しかも、手口が一緒だ。同一人物としか思えん……近くに闇魔族がいる場所は流石に俺も恐ろしい。俺も死にたくないんだ」
すとん、町長さんは興奮で一度は立ち上がったソファに腰を落とした。
「分かりました。その理由なら、仕方がない。町の者には私から説明しておきます。秘密裏に町を出るんでしょう、お見送りは……やめた方が良いですね、目立ってはいけませんから」
残念そうではあるが、町長は笑ってくれた。
「すまん。俺もこの町にずっと居たかった。ここは良い町だ、町長」
「そう言っていただけると町長冥利に尽きますな!」
それから、僕たちは沢山の在庫を作って
「隣町まで買い出しに行く」
と、皆に言い残し、そのままこの町に帰ってくる事はなかった。
「すまない、キース。あの町から離れたくなかったろう?」
神妙な顔で聞いてくるファイさんだけど、僕が離れたくないのは町じゃないですから。
「僕はファイさんと一緒にいたいだけなので、どこの町だろうと村だろうと構いません。二人っきりで山の中に住んでも良いですよ」
あ!それ良いかも。毎日ファイさんとだけ顔を合わせて、そして人目を気にせずイチャイチャ、イチャイチャ……ずぼずぼ……ううーー!最高かも!
「痛い!」
「くだらない事、考えてたろ!」
だから、ファイさんのパンチは痛いんですってばー!
息も絶え絶えに連続絶頂に震えるファイさん……思い出しても、あ、あーーー!痛い、痛いよ、こか……
「うきゃーーー!痛いいいいー!」
「何考えてた?言ってみろ?ああん?!」
頬を思いっきりつねりあげなくてもいいでしょう?!?!しかも捻った!
「痛いぃ~~」
「黙れ、町長んとこ行くぞ」
上弦に入ったファイさんと僕は揃って町長のお宅を訪れた。
「すまんが、町を出る。今まで世話になった。再現出来そうな調合は仕様書を置いて行くから、皆で作って使って欲しい」
「な、なんでですか?!ご領主様とのお話もついたと言う事ではありませんか!!」
だよねー。僕もそう思うし、町長さんが真っ青になって立ち上がるのもわかる。でもね……。
「皆、気がついていると思うが俺はプレイヤーだ。そして今回俺の元仲間が襲われて確信した。この町の近くには闇魔族のアジトがある」
そうなんだ……ファイさんの所にやってきた時透さんとくまさん。二人とも闇魔族に襲われてしまったんだ。
「しかも、手口が一緒だ。同一人物としか思えん……近くに闇魔族がいる場所は流石に俺も恐ろしい。俺も死にたくないんだ」
すとん、町長さんは興奮で一度は立ち上がったソファに腰を落とした。
「分かりました。その理由なら、仕方がない。町の者には私から説明しておきます。秘密裏に町を出るんでしょう、お見送りは……やめた方が良いですね、目立ってはいけませんから」
残念そうではあるが、町長は笑ってくれた。
「すまん。俺もこの町にずっと居たかった。ここは良い町だ、町長」
「そう言っていただけると町長冥利に尽きますな!」
それから、僕たちは沢山の在庫を作って
「隣町まで買い出しに行く」
と、皆に言い残し、そのままこの町に帰ってくる事はなかった。
「すまない、キース。あの町から離れたくなかったろう?」
神妙な顔で聞いてくるファイさんだけど、僕が離れたくないのは町じゃないですから。
「僕はファイさんと一緒にいたいだけなので、どこの町だろうと村だろうと構いません。二人っきりで山の中に住んでも良いですよ」
あ!それ良いかも。毎日ファイさんとだけ顔を合わせて、そして人目を気にせずイチャイチャ、イチャイチャ……ずぼずぼ……ううーー!最高かも!
「痛い!」
「くだらない事、考えてたろ!」
だから、ファイさんのパンチは痛いんですってばー!
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