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21 俺は上弦で昔の仲間と話をする。
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《ファイ!ファイ!!つながってないの?こっちって言ったじゃないか!》
「んー……」
これはあれだ、アリゲの個人メッセージ機能だな。特定の相手とだけチャットしたい時に使う奴。
「ファーイさん!」
「キース……うーん、まだ下弦?」
「あと数日は下弦ですよ。もっとエッチになっちゃいますね!」
《ファイ!頼む。返事をくれ!》
《うるさい、時透ぉ。今忙しい!一週間後に連絡しろ》
《ファイ!?何言ってんだよ!ファイ!?ファーーイ!》
暫くブロックしよ。俺は……まだ下弦だからキースとやらなきゃ……やらなきゃあ……へへ、体がもつかなあ?腹の奥がきゅんと疼いた。
「うん、俺、エロいかも」
「はいっエロいです!抱いても良いですか!?」
タガが外れてるの、自分でも分かるんだけどな、なんか今はそれでいい気がするんだよ。自分から両足を開いて迎えた。
「いっぱいしてくれよ……」
「喜んで!!」
あーキースとやるのきもちいー……アバターチェンジ使った後のセックスはホントすげー最高に気持ちいいのはどうしたらいいんだろうな?
《おはよう、時透》
《馬鹿ファアアアアイ!何やってんだよおおお!》
何ってナニだがお前には言いたくない。やっと下弦が終わって上弦に入った。最初の日はまだ全然で、キースといちゃいちゃしていたが、3日目ともなると、頭がはっきりしてきて、力がないキースとやってもしょうがないって気が付いた。
「ヤんないし」
「あーーーっご褒美終わったあ!」
キースてめえ、俺がよくわかんなくなってる時間をご褒美タイムって言うのやめろ!……いや、でもキースにご褒美やってるようなもんか……いやしかし!
「くすん、今日からお料理でファイさんの胃袋の方をがっちりキャッチするもん……はい、クルミパウンドケーキ。お腹すきましたよね。軽食にどうぞ」
危なく、キース好きだ!って言いそうになった。もうご褒美タイムは終わったからな!さて放置してた時透と話しないとなあ。ケーキは食べる。美味い、くるみの香ばしさが最高だ……!胃袋なんてずっと前にお前に掴まれてるよ、バーカバーカ。
時透は俺のゲーム仲間。「白夜の翼」のサブマスターだった中々の切れ者だ。ま、今はマスターなんだけどな。
《うっさいわ、で?なんか闇魔族とか、ログアウトとかで分かった事ある?》
《ねえよ!その二つに関しては何にもねーよ!》
《切るわ》
《もう少し話を聞いて、ファイちゃん》
《切》
《ごめんて》
時透の話によると、ガッシュは「白夜の翼」が使っているクランハウスに急いで帰ってきて抗議したらしい。
「クランマスターを怒らせて、クビになったんだ。どうしようもないです。それに君の行いは目に余るものが以前からありました。何を考えてるんですかこの状況で。本当にわかっているんですか??」
「でも!あいつは「ファイ・オースティン」じゃなかった!」
「君が会った人がファイ・オースティンだったかどうかなんてこの際どうでもいいんです。重要なのは「君がクランマスターを怒らせた」事と「君の町の人への態度」と「プレイヤー情報を安易にばらまくような危機感のない態度」です。闇魔族に出会ったこともない君に危機感の話をしてもピンとこないかもしれませんが、私達は闇魔族より弱い事を自覚してください。勝てないんです、どうやっても」
でも、とかだってとか、モゴモゴと言い訳をしていたようだが
「君のせいで「白夜の翼」はファイ・オースティン・レメントを失った。どういう損害か君には分かりますか?勿論君が責任をとれる遥か次元の上の損害ですよ、どうしてくれるんです?」
ガッシュはペタンとしりもちをついて、泣きだしたようだがクランメンバーは誰も助けてはやらなかったようだ。それどころか
「ファイさんが抜けるなんて。あの人ならこの状況をひっくり返してくれただろうに……どうすんだよ、サブマス」
「ったく誰だよ、こんなクソをクランに入れたの?緊急事態だからって少しは考えろよ。ファイさんは強面だけど、すっげー皆に優しい人だって知ってたろ」
「すまん、俺ッス……こんな状況で不安だろうと入れたのが間違いだったッス。俺、ファイさんに土下座したい」
誰も擁護もしなかったようだ。知らんがな。
「なんとかファイさんがクランに戻ってくれるように説得してみる。いいか、皆。町の人には優しくだ!俺達もめちゃくちゃ世話になってるんだし、ファイさんの機嫌をこれ以上損ねるようなことすんなよ!」
「勿論だぜ」
って感じに話はまとまったそうだ。
《あっそ、知らんがな》
《ファイー!拗ねてないで戻ってきてよ~!》
《戻んねえし。てか俺役立たずもいい所だから戻っても意味ねえし。俺、闇魔族に呪いかけられてまともに生きていくのも苦労してんだぞ》
《まじかー!てか、闇魔族に捕まってよく生きてたな!流石ファイ》
褒められても嬉しくない状況だが、時透と連絡が取れたのは良かった。
「んー……」
これはあれだ、アリゲの個人メッセージ機能だな。特定の相手とだけチャットしたい時に使う奴。
「ファーイさん!」
「キース……うーん、まだ下弦?」
「あと数日は下弦ですよ。もっとエッチになっちゃいますね!」
《ファイ!頼む。返事をくれ!》
《うるさい、時透ぉ。今忙しい!一週間後に連絡しろ》
《ファイ!?何言ってんだよ!ファイ!?ファーーイ!》
暫くブロックしよ。俺は……まだ下弦だからキースとやらなきゃ……やらなきゃあ……へへ、体がもつかなあ?腹の奥がきゅんと疼いた。
「うん、俺、エロいかも」
「はいっエロいです!抱いても良いですか!?」
タガが外れてるの、自分でも分かるんだけどな、なんか今はそれでいい気がするんだよ。自分から両足を開いて迎えた。
「いっぱいしてくれよ……」
「喜んで!!」
あーキースとやるのきもちいー……アバターチェンジ使った後のセックスはホントすげー最高に気持ちいいのはどうしたらいいんだろうな?
《おはよう、時透》
《馬鹿ファアアアアイ!何やってんだよおおお!》
何ってナニだがお前には言いたくない。やっと下弦が終わって上弦に入った。最初の日はまだ全然で、キースといちゃいちゃしていたが、3日目ともなると、頭がはっきりしてきて、力がないキースとやってもしょうがないって気が付いた。
「ヤんないし」
「あーーーっご褒美終わったあ!」
キースてめえ、俺がよくわかんなくなってる時間をご褒美タイムって言うのやめろ!……いや、でもキースにご褒美やってるようなもんか……いやしかし!
「くすん、今日からお料理でファイさんの胃袋の方をがっちりキャッチするもん……はい、クルミパウンドケーキ。お腹すきましたよね。軽食にどうぞ」
危なく、キース好きだ!って言いそうになった。もうご褒美タイムは終わったからな!さて放置してた時透と話しないとなあ。ケーキは食べる。美味い、くるみの香ばしさが最高だ……!胃袋なんてずっと前にお前に掴まれてるよ、バーカバーカ。
時透は俺のゲーム仲間。「白夜の翼」のサブマスターだった中々の切れ者だ。ま、今はマスターなんだけどな。
《うっさいわ、で?なんか闇魔族とか、ログアウトとかで分かった事ある?》
《ねえよ!その二つに関しては何にもねーよ!》
《切るわ》
《もう少し話を聞いて、ファイちゃん》
《切》
《ごめんて》
時透の話によると、ガッシュは「白夜の翼」が使っているクランハウスに急いで帰ってきて抗議したらしい。
「クランマスターを怒らせて、クビになったんだ。どうしようもないです。それに君の行いは目に余るものが以前からありました。何を考えてるんですかこの状況で。本当にわかっているんですか??」
「でも!あいつは「ファイ・オースティン」じゃなかった!」
「君が会った人がファイ・オースティンだったかどうかなんてこの際どうでもいいんです。重要なのは「君がクランマスターを怒らせた」事と「君の町の人への態度」と「プレイヤー情報を安易にばらまくような危機感のない態度」です。闇魔族に出会ったこともない君に危機感の話をしてもピンとこないかもしれませんが、私達は闇魔族より弱い事を自覚してください。勝てないんです、どうやっても」
でも、とかだってとか、モゴモゴと言い訳をしていたようだが
「君のせいで「白夜の翼」はファイ・オースティン・レメントを失った。どういう損害か君には分かりますか?勿論君が責任をとれる遥か次元の上の損害ですよ、どうしてくれるんです?」
ガッシュはペタンとしりもちをついて、泣きだしたようだがクランメンバーは誰も助けてはやらなかったようだ。それどころか
「ファイさんが抜けるなんて。あの人ならこの状況をひっくり返してくれただろうに……どうすんだよ、サブマス」
「ったく誰だよ、こんなクソをクランに入れたの?緊急事態だからって少しは考えろよ。ファイさんは強面だけど、すっげー皆に優しい人だって知ってたろ」
「すまん、俺ッス……こんな状況で不安だろうと入れたのが間違いだったッス。俺、ファイさんに土下座したい」
誰も擁護もしなかったようだ。知らんがな。
「なんとかファイさんがクランに戻ってくれるように説得してみる。いいか、皆。町の人には優しくだ!俺達もめちゃくちゃ世話になってるんだし、ファイさんの機嫌をこれ以上損ねるようなことすんなよ!」
「勿論だぜ」
って感じに話はまとまったそうだ。
《あっそ、知らんがな》
《ファイー!拗ねてないで戻ってきてよ~!》
《戻んねえし。てか俺役立たずもいい所だから戻っても意味ねえし。俺、闇魔族に呪いかけられてまともに生きていくのも苦労してんだぞ》
《まじかー!てか、闇魔族に捕まってよく生きてたな!流石ファイ》
褒められても嬉しくない状況だが、時透と連絡が取れたのは良かった。
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