19 / 31
19 やっちゃった!
しおりを挟む
「むうう!美味しい!」
「にゃんこ、領主の館に行って、ホークっつー血の気の多そうなやつ連れて来てくれ!あいつがちょうどいい」
「はいにゃ!」
「ルドガーさま!ストップストップ!レオンの顔色が白くなってきましたー!」
「いやまだいける!これくらいどうってことねーし!おおう……目が回る」
それから私は何十人かの腕に噛みついたらしいけれど、上手く調節して、吸い殺すことはしなかったようだ。無意識でもそういうことができるようになっていたらしい。流石にレオンは青を通り越して真っ白になってひっくり返った……ごめん、一番最初に吸い付いたから、加減に失敗したみたいだ。ついでに目を回したレオンの上にルーシェとルーシャが乗って跳ねている……ごめん。
「おお!これが生ルドガーちゃん!熱烈キッスありがとー!こんな美人に噛んでもらえるたぁ光栄だあ!」
「濃い……そしてしょっぱい……」
「かはー!こりゃ一本取られたね!」
レオンの友人だと言うホークは濃くてしょっぱい上にかなり吸ったのにけろりとしていた。
「体が軽くなった気がする。こりゃ良いや、明日も頼むよ」
「……」
なんだかとてもタフな男だった。
「俺はね、親父の冤罪を晴らしたら、ルドガーと一緒に暮らそうと思って帰って来たんだ」
「はあ」
「領主はホークに譲るつもり。最初からそう言う約束で手伝ってくれたんだよ」
「そうだぜー。全て済んだらエッロい嫁を貰って一日中エッチして過ごすんだとか鼻穴広げて力説してたかんな!しかも嫁が男で吸血鬼と来た日にゃぁ……」
そ、そこまでホークに喋ってたのか!
「嫁はいつまでも若いまま!しかも美人でエロすぎだろ、俺がジジィになったら上に乗ってもらって、アンアンするんだって……まあ、何度も何度も俺に話すんだよ、この馬鹿レオンは」
「レオン、殴って良いよね?」
「あ、うん?いやでも、上には乗ってくれよ、ぶばっっ!!」
少し吹っ飛んだけれど、手加減はした。上に乗れってなんだよ、馬鹿野郎!そんな馬鹿話ができるほどカサカサだった私は人間の血を飲ませて貰ったらあっという間に元に戻った。そう、戻っちゃうんだよ。ルーシェ達を産んだ時もそうだったから、頑張れたんだ。
そして戻ってもあっという間に萎びていく。お腹の子供達の補給速度が早すぎる。
「ルドガーさま、お覚悟ぉー!」
「にゃんこちゃーん!やっちゃってー!」
周りの人とレオンとホークの決定で子供を外に出すことになってしまった。
「他の人を吸血鬼に出来ない半吸血鬼の赤ん坊の噛みつきなんて大したことないし!」
「それにルーシェ達だってすぐに加減を覚えましたからね。ルドガーさまの子供は頭が良いんですよ」
にゃんこちゃんの華麗なメス捌きでお腹をぱっくり割って3人の子供達を取り出した。物凄く痛いけれど、傷口はスルスルと塞がっていくから割と耐えられる。そして三人の可愛い赤ん坊が大声で産声を上げた。
「ふんにゃー!可愛い!可愛いですよー!ルドガーさまぁ! 」
「私に貸して!痛、いたたた……」
これもルーシェたちの時に知ったのだが、取り出した私の子供達はとりあえず近くのものに噛みついて吸い始める。だから私がすぐに受け取る……最初はものすごいんだ。
「わ、わあああー!さ、3人分、す、すご……あ……」
またあっさり枯れ枝みたいになる私。でも産まれたては加減がわからないから仕方がない。
「ルドガーさまあ!ホークさん、出番です! 」
「ほい来た任せろ!」
私がホークに吸い付いて子供達がわたしに吸い付く。なんだこれ?と思うけれど、まあ仕方がない。
「た、助かりました」
「お安いご用さ。流石に腹は減るなあ、なんか食わせてくれる?」
「はい!お肉はたくさんありますよ!血抜きが完璧な奴です!」
「お!良いねぇ美味そう!」
子供達も満足したのか、加減がいることに気がついたのか。吸い付いてはいるが吸い取ってはいない。ちゅぱちゅぱとあちこちに吸い付いて甘えている。やっと一息付けた……。
「流石にレオンの血を引く子達ですーちょっと吸い方がエッチですにゃ」
「そ、そんなことないよ?!」
子供達は全員もう目が開いていて、笑う事もできた。全員、黄緑の目にレオンに似た少し特徴のある耳の形だった。
「うわー!可愛いねぇ!」
「僕達の弟と妹だねぇ!」
ルーシェとルーシュがにこにこと赤ちゃん達を見ている。そっくりな兄弟だね。
「にゃんこ、領主の館に行って、ホークっつー血の気の多そうなやつ連れて来てくれ!あいつがちょうどいい」
「はいにゃ!」
「ルドガーさま!ストップストップ!レオンの顔色が白くなってきましたー!」
「いやまだいける!これくらいどうってことねーし!おおう……目が回る」
それから私は何十人かの腕に噛みついたらしいけれど、上手く調節して、吸い殺すことはしなかったようだ。無意識でもそういうことができるようになっていたらしい。流石にレオンは青を通り越して真っ白になってひっくり返った……ごめん、一番最初に吸い付いたから、加減に失敗したみたいだ。ついでに目を回したレオンの上にルーシェとルーシャが乗って跳ねている……ごめん。
「おお!これが生ルドガーちゃん!熱烈キッスありがとー!こんな美人に噛んでもらえるたぁ光栄だあ!」
「濃い……そしてしょっぱい……」
「かはー!こりゃ一本取られたね!」
レオンの友人だと言うホークは濃くてしょっぱい上にかなり吸ったのにけろりとしていた。
「体が軽くなった気がする。こりゃ良いや、明日も頼むよ」
「……」
なんだかとてもタフな男だった。
「俺はね、親父の冤罪を晴らしたら、ルドガーと一緒に暮らそうと思って帰って来たんだ」
「はあ」
「領主はホークに譲るつもり。最初からそう言う約束で手伝ってくれたんだよ」
「そうだぜー。全て済んだらエッロい嫁を貰って一日中エッチして過ごすんだとか鼻穴広げて力説してたかんな!しかも嫁が男で吸血鬼と来た日にゃぁ……」
そ、そこまでホークに喋ってたのか!
「嫁はいつまでも若いまま!しかも美人でエロすぎだろ、俺がジジィになったら上に乗ってもらって、アンアンするんだって……まあ、何度も何度も俺に話すんだよ、この馬鹿レオンは」
「レオン、殴って良いよね?」
「あ、うん?いやでも、上には乗ってくれよ、ぶばっっ!!」
少し吹っ飛んだけれど、手加減はした。上に乗れってなんだよ、馬鹿野郎!そんな馬鹿話ができるほどカサカサだった私は人間の血を飲ませて貰ったらあっという間に元に戻った。そう、戻っちゃうんだよ。ルーシェ達を産んだ時もそうだったから、頑張れたんだ。
そして戻ってもあっという間に萎びていく。お腹の子供達の補給速度が早すぎる。
「ルドガーさま、お覚悟ぉー!」
「にゃんこちゃーん!やっちゃってー!」
周りの人とレオンとホークの決定で子供を外に出すことになってしまった。
「他の人を吸血鬼に出来ない半吸血鬼の赤ん坊の噛みつきなんて大したことないし!」
「それにルーシェ達だってすぐに加減を覚えましたからね。ルドガーさまの子供は頭が良いんですよ」
にゃんこちゃんの華麗なメス捌きでお腹をぱっくり割って3人の子供達を取り出した。物凄く痛いけれど、傷口はスルスルと塞がっていくから割と耐えられる。そして三人の可愛い赤ん坊が大声で産声を上げた。
「ふんにゃー!可愛い!可愛いですよー!ルドガーさまぁ! 」
「私に貸して!痛、いたたた……」
これもルーシェたちの時に知ったのだが、取り出した私の子供達はとりあえず近くのものに噛みついて吸い始める。だから私がすぐに受け取る……最初はものすごいんだ。
「わ、わあああー!さ、3人分、す、すご……あ……」
またあっさり枯れ枝みたいになる私。でも産まれたては加減がわからないから仕方がない。
「ルドガーさまあ!ホークさん、出番です! 」
「ほい来た任せろ!」
私がホークに吸い付いて子供達がわたしに吸い付く。なんだこれ?と思うけれど、まあ仕方がない。
「た、助かりました」
「お安いご用さ。流石に腹は減るなあ、なんか食わせてくれる?」
「はい!お肉はたくさんありますよ!血抜きが完璧な奴です!」
「お!良いねぇ美味そう!」
子供達も満足したのか、加減がいることに気がついたのか。吸い付いてはいるが吸い取ってはいない。ちゅぱちゅぱとあちこちに吸い付いて甘えている。やっと一息付けた……。
「流石にレオンの血を引く子達ですーちょっと吸い方がエッチですにゃ」
「そ、そんなことないよ?!」
子供達は全員もう目が開いていて、笑う事もできた。全員、黄緑の目にレオンに似た少し特徴のある耳の形だった。
「うわー!可愛いねぇ!」
「僕達の弟と妹だねぇ!」
ルーシェとルーシュがにこにこと赤ちゃん達を見ている。そっくりな兄弟だね。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
332
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる