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16 ちゅちゅちゅ!
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「なるほど、このえすえぬえすとか言うのにイイッスしてもらうと良いのですね。そして巫女殿の元にはぽんた様と……甘ったれがいるので、流石になのですね」
「そうなの……ちゅんこ、ごめんね」
「いえ!こちら様のご予定も聞かず勝手に押しかけた私がいけないのです!」
ちゅんこはいいスズメだった。なんとかしてやりたい……一体何をしてやれるだろう。私は考えても良い案が浮かばなかった。
「そうだ!私もそのふりまあぷりとやらで売ってくれませんか?」
「えっ!だって合わない人の所に行っちゃうかもしれないんだよ?」
ちゅんこは小さなぽてっとした翼を開いてみせる。
「合わなければ飛んで帰ってきますから、大丈夫です!」
私にはこの立派な翼がありますから!そういって胸を反らせた。
ちゅんこの一番可愛らしく見える姿を何枚も写真に撮り、アップしてみる。
「あんまり安いと大事にされないと困るし、高いとそれも困るよね……1000円くらいで出してみようか?」
「白蛇様もこれでかれん様の所に来られたのですよね?おいくらだったのですか?」
「最低価格の300円でした」
ちゅんこはこてん、と首を傾げてからちゅちゅちゅ!これは笑い声だろう。
「ちゅ!ちゅちゅちゅ!あの、高名な幸運の主の……白蛇様が……ちゅちゅ!300円……ちゅちゅ!それに比べて私は1000円!ちゅちゅちゅ!みんなに、みんなに教えなくちゃ!ちゅちゅっ!」
お腹を抱えながらちゅんちゅんいいながら転げまわるちゅんこは可愛くて、思わず動画を撮ってしまった。
kanaさんのぬいはなんでも可愛い。
スズメって笑うのか
ちゅちゅって笑ってる。
イイッスもたくさんもらってちゅんこの羽根はつやつやしてきた。ぼさぼさしていた羊毛もきれいに整ってきたし、ディフォルメが聞いてもっともっと真ん丸になっている。ちゅんことぽんたを並べるとなかなかメルヘンな感じだし、それに油揚げを入れると笑いもとれる。
でも、一週間たってもちゅんこに買い手はつかなかった。
「そうなの……ちゅんこ、ごめんね」
「いえ!こちら様のご予定も聞かず勝手に押しかけた私がいけないのです!」
ちゅんこはいいスズメだった。なんとかしてやりたい……一体何をしてやれるだろう。私は考えても良い案が浮かばなかった。
「そうだ!私もそのふりまあぷりとやらで売ってくれませんか?」
「えっ!だって合わない人の所に行っちゃうかもしれないんだよ?」
ちゅんこは小さなぽてっとした翼を開いてみせる。
「合わなければ飛んで帰ってきますから、大丈夫です!」
私にはこの立派な翼がありますから!そういって胸を反らせた。
ちゅんこの一番可愛らしく見える姿を何枚も写真に撮り、アップしてみる。
「あんまり安いと大事にされないと困るし、高いとそれも困るよね……1000円くらいで出してみようか?」
「白蛇様もこれでかれん様の所に来られたのですよね?おいくらだったのですか?」
「最低価格の300円でした」
ちゅんこはこてん、と首を傾げてからちゅちゅちゅ!これは笑い声だろう。
「ちゅ!ちゅちゅちゅ!あの、高名な幸運の主の……白蛇様が……ちゅちゅ!300円……ちゅちゅ!それに比べて私は1000円!ちゅちゅちゅ!みんなに、みんなに教えなくちゃ!ちゅちゅっ!」
お腹を抱えながらちゅんちゅんいいながら転げまわるちゅんこは可愛くて、思わず動画を撮ってしまった。
kanaさんのぬいはなんでも可愛い。
スズメって笑うのか
ちゅちゅって笑ってる。
イイッスもたくさんもらってちゅんこの羽根はつやつやしてきた。ぼさぼさしていた羊毛もきれいに整ってきたし、ディフォルメが聞いてもっともっと真ん丸になっている。ちゅんことぽんたを並べるとなかなかメルヘンな感じだし、それに油揚げを入れると笑いもとれる。
でも、一週間たってもちゅんこに買い手はつかなかった。
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