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2 盛り上がった女性達は周囲の話が耳に入らないことが往々にしてある
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「嘘だろう!!」
「嘘じゃないよーん! うひひひ!」
神、女神様といえば良かったのだろうか、あの存在は俺と青葉を違う世界に降ろした。そこで残っている寿命を使うといい、ということだった。
そしてお詫びも兼ねて望む世界に望んだ存在として……青葉はとんでもない提案をし、受け入れられてしまった! 俺、俺の意見は?!
「おお! 勇者、はこちらの男性か……?」
「いえ! 私が勇者よ!」
剣と魔法と……R18禁の例の百合ゲームの世界に主人公の勇者として青葉は降臨した。ま、待って、待ってくれーー!
「勇者青葉よ、ではこちらの男性は……?」
「巻き込まれた私の兄です魔王討伐に力を貸してくれる……うーん、賢者かなぁ?」
「青葉! 俺は!」
自分の望んだ世界に降り立ち、青葉のテンションは限界突破で、俺の言葉なんて聞いちゃいない……っていうか俺の扱いが酷すぎる! 俺は、こんな世界来たくなかった! いくら青葉の願いでも俺は断固として断ったのに! あの女神、青葉の意見しか聞かねえんだよ! 何でだよ!!
「ちょうど私の管理する世界に似たようなものがあり、似たような悩みがあるものがあります……ああ、青葉は私の管理世界の手伝いをしてくれるというのですね?! 手違いであなた方を殺してしまった私を許し、更に手伝いまで……なんて、なんて素晴らしい魂の持ち主なのでしょう!」
「うん! でもこのゲームそっくりにしてね?」
「ええ! ええ! お任せください! 多少世界に圧をかけても、魔王を倒していただけるなら、我が憂いも晴れるというもの! 青葉、ありがとう」
「おけまるなのよーーー!」
「は? 俺はゲームっぽい世界なんて行きたくないよ」
しかし、盛り上がってしまった女性というものは周囲の話など耳に入らない……俺の抗議はきれいにスルーされ、青葉は意気揚々と転生という形で世界に降り立ち、そのおまけ的な扱い……しかも酷い扱いで俺も一緒に降ろされたのだ。
しかも、しかも、しかも!
「ない! これは絶対に、ない……ないーー!」
「あるわよ、私に」
「いやーーっ!」
俺は、盛大に泣き叫ぶ。だって、だって酷すぎるんだ、本当に酷いんだ!!
青葉のゲームが悪いんだ。そう、ゲームの主人公はおっぱいの大きな可憐な美少女。女神様補正もあるのか、青葉は美しいと可憐の中間くらいな美少女になっている。黒い髪にミステリアスな金の瞳……そんな勇者な美少女主人公は……この国の姫とか公爵令嬢とかを、その百合する訳だ、そういうゲームだから!
「むふふ……待っててね、美少女ちゃん達ぃ~」
「お、お前、いい加減に」
「好きにしていいって言われてるもん!!」
謝罪の意味も込めて魔王さえ何とかすれば後は好きに動いていいと言われているのも悪い!
でも、そこじゃ……そこじゃないんだ!!
「へっへっへ! 私の股間のイチモツが唸るぜ!」
「返せぇー!それは俺のだぁああ……」
「良いじゃん、取り替えっこよん」
「嫌だぁああ……!」
そういうゲームの設定らしいのだ。美少女主人公勇者ちゃんにはなんと股間に女性に生えていないはずのアレが高々と聳え立っているのだ。酷い18禁である。
「えーと、そうだ。お兄さんの借りちゃいましょうか?」
「え?」
「は?!」
酷くないか? 酷すぎないか?? この世界に降りてきて確認して絶望したよ、俺は。ないんだもん!ないんだもん!!代わりに女の子のアレがあるんだもん!!
「大丈夫。兄ちゃんもかなり中性っぽい美形だよ、黒髪に紫色の目だね! やったぁ、絶対モテるよ、男に」
「いやだぁーーーー!」
ゲームの仕様上、可愛い女性は全員青葉のことを好きになるハーレム仕様らしい……酷くないか?!
「引きこもって誰とも会いたくない」
「兄ちゃんも魔王退治手伝ってくれないと困るー!」
引きこもりたい!マジで!!
「嘘じゃないよーん! うひひひ!」
神、女神様といえば良かったのだろうか、あの存在は俺と青葉を違う世界に降ろした。そこで残っている寿命を使うといい、ということだった。
そしてお詫びも兼ねて望む世界に望んだ存在として……青葉はとんでもない提案をし、受け入れられてしまった! 俺、俺の意見は?!
「おお! 勇者、はこちらの男性か……?」
「いえ! 私が勇者よ!」
剣と魔法と……R18禁の例の百合ゲームの世界に主人公の勇者として青葉は降臨した。ま、待って、待ってくれーー!
「勇者青葉よ、ではこちらの男性は……?」
「巻き込まれた私の兄です魔王討伐に力を貸してくれる……うーん、賢者かなぁ?」
「青葉! 俺は!」
自分の望んだ世界に降り立ち、青葉のテンションは限界突破で、俺の言葉なんて聞いちゃいない……っていうか俺の扱いが酷すぎる! 俺は、こんな世界来たくなかった! いくら青葉の願いでも俺は断固として断ったのに! あの女神、青葉の意見しか聞かねえんだよ! 何でだよ!!
「ちょうど私の管理する世界に似たようなものがあり、似たような悩みがあるものがあります……ああ、青葉は私の管理世界の手伝いをしてくれるというのですね?! 手違いであなた方を殺してしまった私を許し、更に手伝いまで……なんて、なんて素晴らしい魂の持ち主なのでしょう!」
「うん! でもこのゲームそっくりにしてね?」
「ええ! ええ! お任せください! 多少世界に圧をかけても、魔王を倒していただけるなら、我が憂いも晴れるというもの! 青葉、ありがとう」
「おけまるなのよーーー!」
「は? 俺はゲームっぽい世界なんて行きたくないよ」
しかし、盛り上がってしまった女性というものは周囲の話など耳に入らない……俺の抗議はきれいにスルーされ、青葉は意気揚々と転生という形で世界に降り立ち、そのおまけ的な扱い……しかも酷い扱いで俺も一緒に降ろされたのだ。
しかも、しかも、しかも!
「ない! これは絶対に、ない……ないーー!」
「あるわよ、私に」
「いやーーっ!」
俺は、盛大に泣き叫ぶ。だって、だって酷すぎるんだ、本当に酷いんだ!!
青葉のゲームが悪いんだ。そう、ゲームの主人公はおっぱいの大きな可憐な美少女。女神様補正もあるのか、青葉は美しいと可憐の中間くらいな美少女になっている。黒い髪にミステリアスな金の瞳……そんな勇者な美少女主人公は……この国の姫とか公爵令嬢とかを、その百合する訳だ、そういうゲームだから!
「むふふ……待っててね、美少女ちゃん達ぃ~」
「お、お前、いい加減に」
「好きにしていいって言われてるもん!!」
謝罪の意味も込めて魔王さえ何とかすれば後は好きに動いていいと言われているのも悪い!
でも、そこじゃ……そこじゃないんだ!!
「へっへっへ! 私の股間のイチモツが唸るぜ!」
「返せぇー!それは俺のだぁああ……」
「良いじゃん、取り替えっこよん」
「嫌だぁああ……!」
そういうゲームの設定らしいのだ。美少女主人公勇者ちゃんにはなんと股間に女性に生えていないはずのアレが高々と聳え立っているのだ。酷い18禁である。
「えーと、そうだ。お兄さんの借りちゃいましょうか?」
「え?」
「は?!」
酷くないか? 酷すぎないか?? この世界に降りてきて確認して絶望したよ、俺は。ないんだもん!ないんだもん!!代わりに女の子のアレがあるんだもん!!
「大丈夫。兄ちゃんもかなり中性っぽい美形だよ、黒髪に紫色の目だね! やったぁ、絶対モテるよ、男に」
「いやだぁーーーー!」
ゲームの仕様上、可愛い女性は全員青葉のことを好きになるハーレム仕様らしい……酷くないか?!
「引きこもって誰とも会いたくない」
「兄ちゃんも魔王退治手伝ってくれないと困るー!」
引きこもりたい!マジで!!
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