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「は?」
「だから、息子さんを俺にくれ!」
「父さん、国際問題ってどうやって揉み消したら良いの?」
「食いたくないが骨も残さず消化してしまえば押し通せるのではないか?」
俺はかけていた眼鏡をことりと机の上に置いてリオウとキーチェが上に乗って完全に押さえつけられた馬鹿狼を睥睨した。
「そうしようか」
「ま、待って!待ってくれ!!俺は一応隣の国の王太子で!ここに求婚に来ると皆に伝えてからきた!隠滅はできんぞ!!」
「伝えてきた全員を口封じすれば問題ないな」
「流石、父さん頭が良いね!」
俺の夫と長男は中々血気盛んなお年頃らしいし、家族を護るためならば血の雨も厭わない素晴らしい奴らだ。
「国を盗る気か!!いやでもクーとの結婚を許してくれるならどうぞ!」
「「国はいらんし、結婚は許さない!!」」
「ぎゃわん!!」
とりあえず目頭を揉む。キーチェとハイラムの息子達が仲良くなって問題が解決した途端、向こうから問題が物凄い勢いで土煙を上げて走って来た。
「リオウ!とうとう結婚したんだってなぁ?!しかもすげぇ美人で魔石研究者だって?しかももうガキが何人もいるってまーじー??どれどれ、見せてみろ結婚してくれぇええええええーーー!」
ここまで一気に喋りたくって、次男のクレノに飛びついて行った狼の名前をティーラウという。こんな奴でも隣国で王太子をしているらしいよ?
「ふぇ?」
「クー!!」
クレノ本人は何にも気がついていなかったが、隣で手を繋いでいたケイティがクレノを抱えて後ろに飛んだ。
まだ小さいケイティの跳躍ではクレノを抱えてはそう遠くには飛べない。
「がぁっ!逃がすかああ!」
さらに追い縋るティーラウだが、ケイティの飛んだ先にはランシャ姉さんがいて、子供二人を抱え込んで空中でバク転をした。そのランシャ姉さんの背中にいて姉さんと位置を入れ替え、ティーラウの目の前に来たのはロデルであり、
「くそ狼がぁーーっ!」
顔を狙って殺す気で振り下ろした爪だったが反射で避けたティーラウの頬に2本引っ掻き傷をつけただけだった。
「何すんのさ!」
「クソが!」
空中でバランスを崩したティーラウの背中にキーチェとリオウのダブルキックが炸裂して、俺が瞬きしている間にティーラウは壁にめり込んでいた。
「何となく予想は済んだが、俺達は言葉を交わすことができる種族同士だ。まず話そうか」
「駄目だ!カイリ。ティーラウは俺と同い年なんだぞ!いくらつがいとはいえこんなクソ野郎に可愛いクレノを嫁にくれてやるのは無理だ!!」
「端的に分かりやすい説明をありがとう、リオウ」
「あ、うん。カイリは良い匂いだなぁ~」
背中の毛まで逆立てたリオウだけれど、一瞬で元に戻った。でかい図体のリオウが子供の前にも関わらず擦り寄ってくるが、子供達は慣れたものだった。
「おじさんがクーのつがい?嘘でしょう!」
「おじ……さんっ……!」
ケイティの一言が一番キツい攻撃になったようでティーラウは倒れた。うちの娘は最強のようだ。
しかし不死身なのかティーラウは立ち上がり
「おじさんでもつがいが欲しいもん!分かって、ケイティちゃん!」
「えー……しょうがないなぁ……セイイって奴を見せてよ、セイイ」
「任せろ!金か!土地か!宝石かッ!?」
ちょっと必死過ぎて引くけれど、困ったもんだ。
「ティーラウさん、クレノはまだ6歳なんですけど?」
「余裕で待てますよ、お母様!!」
やばいこの人、目がマジだ。ついでに俺の前に正座して尻尾が千切れるくらい振られている……マジでマジなのか……?
「リオウ、今年でいくつだっけ?」
「36だ。クレノが18で成人する頃には48だな」
「……お、おう……」
歳の差が、あるな。
「気合で長生きするから大丈夫ですよぉ、お父様ぁ!」
「殺すっ!」
ティーラウさんとリオウが殴り合いを始めてしまった。成程、仲が良いんだな。
「ねえ、スオウ、サーシャ。クレノを連れて来て。クレノを無視して良い話じゃなかったよ」
「あいっ!」「任せて、ママ!」
下の弟妹に連れられて、にこにこしながらクレノはやってきた。
「ママ、呼んだ?かくれんぼ、終わり?」
「うん、クレノ。こっちに来てくれ」
はーい、とクレノはトテトテ走ってくる。クレノは皆から「姫王子」と呼ばれているくらいおっとりして優しい。多分間違いなくオメガであろうと言われている。
因みにケイティは王子姫。そこいらの男の子より強くて間違いなくアルファだろうって言われている。
「ク、クーちゃん……あああ、い、良い……可愛い、良い匂い、食べちゃいたい、堪らん堪らんん!」
「駄犬がっ!ハウスっ!!」
またクレノに飛びかかろうとするティーラウさんをキーチェとリオウが止めてくれている。リオウが羽交い絞めにしてキーチェが腹にパンチを入れているが、ティーラウさんはアドレナリンが出ているのか痛みを感じていないみたいだった……え、狼族ってこんな変な奴ばっかりなの?怖いんですけど?
「ねぇ、クー。あの人がクーの事大好きだから結婚したいんだって。クーはどう?」
「ん?」
こてん、と首をかしげてティーラウさんのほうを見る。尻尾を千切れる程振って舌を出している。大丈夫かな、この人。ちゃんとクレノが大人になるまで「待て」出来るんだろうか……。
「んー良いよぉ。クレノ、わんこさんのお嫁さんになるー」
にこにこ、ふわーっと殺人笑顔(大体これで王様たちをノックアウトするんだよ)で笑うクレノ。おいおい……。
「クー……ちゃんっ!!」
ティーラウさんは鼻血を吹いて気を失ってくれた。そのほうが助かる。
「わんこさん、死んじゃったの?大丈夫??」
「残念ながら死んでないし、間違いなく大丈夫だから大丈夫だ。それにしてもいいのか?クレノ。こいつはお前が大人になる頃にはだいぶおじさんになっているぞ?」
クレノの目の高さまでリオウはしゃがみこんで、心配そうに尋ねる。そうだね、その辺もかなり心配だよ?クレノはうーん、と考えて「大丈夫だよ、お父さん」と辺りに花が咲くような笑顔だ。
「なんだかね、大丈夫な気がするの。クレノ、わんこさんと遊ぶの好きだからきっと、大丈夫」
おっと、うちの子は天使だったかな?クレノが好きなわんこさんは前にリオウが買って来たぬいぐるみのわんこさんだろう?しかしそのでかいわんこさんはクレノと不埒な遊びをしようとしているんだけれど。しかもリオウと同い年かあ……。
うーん、と考えているといまになってやっとティーラウさんと一緒に来た狼族の高官たちが真っ青な顔で走ってきた。
「すいません、すいません!わが国の馬鹿が!とんだ失態を!」
「リオウ様、カイリ様!お子様方っ!ご無事ですかーー!今ウチの馬鹿を引き取りますーー!」
「すいませんすいません!あっ、この方がクレノ様ですか~?うわーお可愛らしいですね~うちの馬鹿にはもったいない!あ、どうぞ。お好きと伺ったのでわんこのぬいぐるみをお持ちしました」
クレノは自分の身長とおなじくらいの犬のぬいぐるみを受け取って大満足らしく
「うわあ……可愛い~ありがとう、おじちゃんたち~!」
「いえいえ~おじちゃん達もクレノ様の可愛い笑顔を見れて嬉しいです~、あ!ケイティ様もキーチェ様もスオウ様もサーシャ様もいかがですか?我が国ではぬいぐるみ職人を多く有しておりまして、特産品になっております」
「わ、私はもうぬいぐるみで遊ぶ歳じゃないです!」
キーチェだけはそんなことを言ったけれど、子供達はこのお土産に夢中になっている……中々の手腕だな、わんこの付き人達。
「リオウ、ホントにホントでクレノのつがいはティーラウさんなのか?」
「ティーラウは元々年上の派手な女性好きだし、ここまで取り乱すヤツではなかった。あの感じ間違いないだろうな」
でかい図体で俺にくっ付いて首の後ろの匂いをフンフン嗅いでいるリオウ。付き人さん達がちょっと赤面して眼を反らしているからやめて欲しいんだけど?最近知ったんだがコレは獣人のつがいに対する相当な愛情行為で自分の噛んだ痕を確認して喜んでいるらしいな?あんまり人前でするもんじゃないって話らしいな?お前も説教だな。
「つがいならしょうがないとは思うけれど、クレノはまだ6歳。そちらの国に今すぐ行かせられはしないです。あときっとこの場で返事は出来ないことだろうし……でも俺はアリだと思いますよ。子供のクレノに欲をぶつけないように監視してもらう必要がありますけど?」
「カ、カイリ様は女神様かっ!!!!」
「カイリは俺のだーーー!」
俺は男だし、分かってるし。とにかく周りが皆、笑顔に出来るような選択をしたいものだ。俺はため息をつきながら倒れたティーラウさんをなでなでするクレノを見つめていた。
俺が「近隣国王族のつがい製造女神」と呼ばれた伝説の幕開けだったとかそうでないとか、子供達のクセが強すぎるのはきっとリオウのせいだよな、うん。
俺に責任は一切ないと断言しておこう!
「だから、息子さんを俺にくれ!」
「父さん、国際問題ってどうやって揉み消したら良いの?」
「食いたくないが骨も残さず消化してしまえば押し通せるのではないか?」
俺はかけていた眼鏡をことりと机の上に置いてリオウとキーチェが上に乗って完全に押さえつけられた馬鹿狼を睥睨した。
「そうしようか」
「ま、待って!待ってくれ!!俺は一応隣の国の王太子で!ここに求婚に来ると皆に伝えてからきた!隠滅はできんぞ!!」
「伝えてきた全員を口封じすれば問題ないな」
「流石、父さん頭が良いね!」
俺の夫と長男は中々血気盛んなお年頃らしいし、家族を護るためならば血の雨も厭わない素晴らしい奴らだ。
「国を盗る気か!!いやでもクーとの結婚を許してくれるならどうぞ!」
「「国はいらんし、結婚は許さない!!」」
「ぎゃわん!!」
とりあえず目頭を揉む。キーチェとハイラムの息子達が仲良くなって問題が解決した途端、向こうから問題が物凄い勢いで土煙を上げて走って来た。
「リオウ!とうとう結婚したんだってなぁ?!しかもすげぇ美人で魔石研究者だって?しかももうガキが何人もいるってまーじー??どれどれ、見せてみろ結婚してくれぇええええええーーー!」
ここまで一気に喋りたくって、次男のクレノに飛びついて行った狼の名前をティーラウという。こんな奴でも隣国で王太子をしているらしいよ?
「ふぇ?」
「クー!!」
クレノ本人は何にも気がついていなかったが、隣で手を繋いでいたケイティがクレノを抱えて後ろに飛んだ。
まだ小さいケイティの跳躍ではクレノを抱えてはそう遠くには飛べない。
「がぁっ!逃がすかああ!」
さらに追い縋るティーラウだが、ケイティの飛んだ先にはランシャ姉さんがいて、子供二人を抱え込んで空中でバク転をした。そのランシャ姉さんの背中にいて姉さんと位置を入れ替え、ティーラウの目の前に来たのはロデルであり、
「くそ狼がぁーーっ!」
顔を狙って殺す気で振り下ろした爪だったが反射で避けたティーラウの頬に2本引っ掻き傷をつけただけだった。
「何すんのさ!」
「クソが!」
空中でバランスを崩したティーラウの背中にキーチェとリオウのダブルキックが炸裂して、俺が瞬きしている間にティーラウは壁にめり込んでいた。
「何となく予想は済んだが、俺達は言葉を交わすことができる種族同士だ。まず話そうか」
「駄目だ!カイリ。ティーラウは俺と同い年なんだぞ!いくらつがいとはいえこんなクソ野郎に可愛いクレノを嫁にくれてやるのは無理だ!!」
「端的に分かりやすい説明をありがとう、リオウ」
「あ、うん。カイリは良い匂いだなぁ~」
背中の毛まで逆立てたリオウだけれど、一瞬で元に戻った。でかい図体のリオウが子供の前にも関わらず擦り寄ってくるが、子供達は慣れたものだった。
「おじさんがクーのつがい?嘘でしょう!」
「おじ……さんっ……!」
ケイティの一言が一番キツい攻撃になったようでティーラウは倒れた。うちの娘は最強のようだ。
しかし不死身なのかティーラウは立ち上がり
「おじさんでもつがいが欲しいもん!分かって、ケイティちゃん!」
「えー……しょうがないなぁ……セイイって奴を見せてよ、セイイ」
「任せろ!金か!土地か!宝石かッ!?」
ちょっと必死過ぎて引くけれど、困ったもんだ。
「ティーラウさん、クレノはまだ6歳なんですけど?」
「余裕で待てますよ、お母様!!」
やばいこの人、目がマジだ。ついでに俺の前に正座して尻尾が千切れるくらい振られている……マジでマジなのか……?
「リオウ、今年でいくつだっけ?」
「36だ。クレノが18で成人する頃には48だな」
「……お、おう……」
歳の差が、あるな。
「気合で長生きするから大丈夫ですよぉ、お父様ぁ!」
「殺すっ!」
ティーラウさんとリオウが殴り合いを始めてしまった。成程、仲が良いんだな。
「ねえ、スオウ、サーシャ。クレノを連れて来て。クレノを無視して良い話じゃなかったよ」
「あいっ!」「任せて、ママ!」
下の弟妹に連れられて、にこにこしながらクレノはやってきた。
「ママ、呼んだ?かくれんぼ、終わり?」
「うん、クレノ。こっちに来てくれ」
はーい、とクレノはトテトテ走ってくる。クレノは皆から「姫王子」と呼ばれているくらいおっとりして優しい。多分間違いなくオメガであろうと言われている。
因みにケイティは王子姫。そこいらの男の子より強くて間違いなくアルファだろうって言われている。
「ク、クーちゃん……あああ、い、良い……可愛い、良い匂い、食べちゃいたい、堪らん堪らんん!」
「駄犬がっ!ハウスっ!!」
またクレノに飛びかかろうとするティーラウさんをキーチェとリオウが止めてくれている。リオウが羽交い絞めにしてキーチェが腹にパンチを入れているが、ティーラウさんはアドレナリンが出ているのか痛みを感じていないみたいだった……え、狼族ってこんな変な奴ばっかりなの?怖いんですけど?
「ねぇ、クー。あの人がクーの事大好きだから結婚したいんだって。クーはどう?」
「ん?」
こてん、と首をかしげてティーラウさんのほうを見る。尻尾を千切れる程振って舌を出している。大丈夫かな、この人。ちゃんとクレノが大人になるまで「待て」出来るんだろうか……。
「んー良いよぉ。クレノ、わんこさんのお嫁さんになるー」
にこにこ、ふわーっと殺人笑顔(大体これで王様たちをノックアウトするんだよ)で笑うクレノ。おいおい……。
「クー……ちゃんっ!!」
ティーラウさんは鼻血を吹いて気を失ってくれた。そのほうが助かる。
「わんこさん、死んじゃったの?大丈夫??」
「残念ながら死んでないし、間違いなく大丈夫だから大丈夫だ。それにしてもいいのか?クレノ。こいつはお前が大人になる頃にはだいぶおじさんになっているぞ?」
クレノの目の高さまでリオウはしゃがみこんで、心配そうに尋ねる。そうだね、その辺もかなり心配だよ?クレノはうーん、と考えて「大丈夫だよ、お父さん」と辺りに花が咲くような笑顔だ。
「なんだかね、大丈夫な気がするの。クレノ、わんこさんと遊ぶの好きだからきっと、大丈夫」
おっと、うちの子は天使だったかな?クレノが好きなわんこさんは前にリオウが買って来たぬいぐるみのわんこさんだろう?しかしそのでかいわんこさんはクレノと不埒な遊びをしようとしているんだけれど。しかもリオウと同い年かあ……。
うーん、と考えているといまになってやっとティーラウさんと一緒に来た狼族の高官たちが真っ青な顔で走ってきた。
「すいません、すいません!わが国の馬鹿が!とんだ失態を!」
「リオウ様、カイリ様!お子様方っ!ご無事ですかーー!今ウチの馬鹿を引き取りますーー!」
「すいませんすいません!あっ、この方がクレノ様ですか~?うわーお可愛らしいですね~うちの馬鹿にはもったいない!あ、どうぞ。お好きと伺ったのでわんこのぬいぐるみをお持ちしました」
クレノは自分の身長とおなじくらいの犬のぬいぐるみを受け取って大満足らしく
「うわあ……可愛い~ありがとう、おじちゃんたち~!」
「いえいえ~おじちゃん達もクレノ様の可愛い笑顔を見れて嬉しいです~、あ!ケイティ様もキーチェ様もスオウ様もサーシャ様もいかがですか?我が国ではぬいぐるみ職人を多く有しておりまして、特産品になっております」
「わ、私はもうぬいぐるみで遊ぶ歳じゃないです!」
キーチェだけはそんなことを言ったけれど、子供達はこのお土産に夢中になっている……中々の手腕だな、わんこの付き人達。
「リオウ、ホントにホントでクレノのつがいはティーラウさんなのか?」
「ティーラウは元々年上の派手な女性好きだし、ここまで取り乱すヤツではなかった。あの感じ間違いないだろうな」
でかい図体で俺にくっ付いて首の後ろの匂いをフンフン嗅いでいるリオウ。付き人さん達がちょっと赤面して眼を反らしているからやめて欲しいんだけど?最近知ったんだがコレは獣人のつがいに対する相当な愛情行為で自分の噛んだ痕を確認して喜んでいるらしいな?あんまり人前でするもんじゃないって話らしいな?お前も説教だな。
「つがいならしょうがないとは思うけれど、クレノはまだ6歳。そちらの国に今すぐ行かせられはしないです。あときっとこの場で返事は出来ないことだろうし……でも俺はアリだと思いますよ。子供のクレノに欲をぶつけないように監視してもらう必要がありますけど?」
「カ、カイリ様は女神様かっ!!!!」
「カイリは俺のだーーー!」
俺は男だし、分かってるし。とにかく周りが皆、笑顔に出来るような選択をしたいものだ。俺はため息をつきながら倒れたティーラウさんをなでなでするクレノを見つめていた。
俺が「近隣国王族のつがい製造女神」と呼ばれた伝説の幕開けだったとかそうでないとか、子供達のクセが強すぎるのはきっとリオウのせいだよな、うん。
俺に責任は一切ないと断言しておこう!
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