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ここは水の都の王宮。大小様々な噴水が勢いよく水のアーチを作り、昼間は太陽の熱を緩和させてくれるそんな場所。王宮には隅々まで水路が行き渡り、美しく澄んだ水はそのまま城下町へ流れ込み、国全体を潤す。そんな奇跡の都。
そして今日はこの国の国王であり、私の夫であるルアンの誕生記念パーティ。いくら影響があるとはいえ、このような日は私も王妃宮から出てこなければならない。そして久しぶりにルアンと顔を合わせた。前は度々、ルアンから王妃宮を訪れてきてくれていたのに最近は寄り付きもしなかった……だから久しぶりに会えたのだ。わたしは嬉しくて小走りにルアンに駆け寄ろうとしてのだが、冷たい視線と言葉で動けなくなってしまった。
「ディーネ、お前とは今この時より夫婦の縁を切らせて貰う、離婚だ!」
突然の宣言に私はその場に立ち尽くしてしまった。
「ど、どういうことですか! お父様」
「何を突然仰るのです、お父様」
私が声を抑えて震えていると、私達の子供のルシアンとルティアナが私を庇うように立ちはだかり抗議の声を上げました。二人は双子ですが、まだ6歳の幼児……それなのに父親であるルアンをじっと見返しています。
「ディーネが王妃に相応しくないのは誰の目から見ても明らか。王妃の癖に王妃宮に閉じこもり政務の一切を行わない! 何の為の王妃か!」
「お父様、それには理由が……」
「どんな理由があろうとそのような者を王妃の座に座らせて置くことなど出来ん! ディーネと離婚し、ドサンス公爵の娘であるキャロン嬢を王妃とする!」
大勢の貴族が注目する中、そう高らかに宣言をした。するとルアンの後ろから金色の髪を高々と結い上げた女性が現れ、勝ち誇った笑みを浮かべた。
「ほほほ、今までどこの馬の骨とも分からぬ女を王妃に据えていた方がおかしいのです。これからはわたくしがしっかり王をお支えしこの国をより良くして行きますわ」
「ああ、よろしく頼むよ、キャロン」
「もちろんですわ、ルアン様」
二人は微笑み合い、寄り添う。私は声を上げるのを躊躇って、唇を噛み締めた。私が不用意に口を開くのは良くない……私の代弁者として息子のルシアンがそんな二人に怒りをぶつける。
「お父様はお母様と交わした約束をお忘れですか! お母様と離婚をするということはその約束を破棄するということなのですよ!」
「お父様、考え直して下さい! そして思い出して下さい。お母様との約束を」
私達の子供達は必死に訴えてくれた。でも、なんとなく気がついていたのです。ルアンの心が私の元から去っていったことを。
必ず、あなたを幸せにします
そう言い切った黒い目の王子が約束を忘れてたしまったことを。
「ディーネ、こんな時でもお前は無言なのだな、それなのに子供達にはしっかり自分に都合の良い約束などを吹き込んでいるのか? ルシアンもルティアナもディーネを庇うのなら、一緒に出て行くがいい。お前達より王位継承権を剥奪することになるぞ」
ルアンの真っ青な目が冷たく光る。あなたは私だけではなく子供達もいらないというのですね。私は目を閉じ、そして諦め、深い悲しみを感じた。ざわりと揺れる……流石にこんなことをいわれてまで私は冷静ではいられない。
「お、お母様っ!」
「お母様、私達はお母様の味方です」
子供達は何とか私を慰めようとしてくれる……何て優しい子なんだろう……。二人の小さい肩を抱き寄せて、そっと問う。
「ルシアン、ルティアナ。あなた達はどうしますか?」
「お母様と共にまいります」
「私もです、お母様」
分かっていた答えだったけれど、聞かなくてはならない。この子達の将来に大きく関わることなのだから。
「そうね。あなた達はここでは暮らしにくいわね……」
私の独り言のような呟きに二人は小さく頷いた。母親である私の力を強く受け継いだ二人は、私と共に暮らす方が良いだろう。子供達を近くに呼び、それぞれの頭を撫でながら、ルアンにもう一度尋ねることにした。
「ルアン、あなたは私と離婚するのね」
「え? あ、ああ! お前のような役立たずは必要ない」
私は殆ど言葉を発せずに生活してきた。そんな私がはっきり聞き返したから、驚いているようだ……ざわざわ、ざわつきが大きくなる。そして、辺りを包む……私の力。
「……あの時、青い池にした約束をあなたは違えた……さようなら、ルアン。約束がなければ私は帰りましょう、青い池に。できることならば私の血がこの地に残って連綿と続くことをねがったのですが、それも叶わず……それもまた運命だったのでしょう」
「青い池にした約束……?」
思い出せないようですね、仕方ありません。私がたくさん言葉を口にしたので、力ある者達が集まってきます。開け放たれている窓やバルコニーから湿度の高い風が流れ込み始めました。彼らは私の言葉を聞きたくて集まってくるのです……。
「ルアン、あなたに貸した青を返して頂きます」
「え……」
ルアンは気が付かないでしょう。自分の青く澄んだ池のようだった深い深い青の瞳が真っ黒に戻ったことに。それに伴って力を失ってしまったことに、今は気づかないのです。
「ルシアン、ルナティア、行きましょう」
「はい、お母様」
「分かりました、お母様」
私はルアンに背を向け歩き出す。開け放たれた中庭に続くバルコニーからは真っ白な霧が大量に流れ込んできた。私達はは霧に包まれる。
王のご帰還なるぞ
霧で一瞬私と子供達の姿は見えなくなっただろう。そして次に見えた時に、ルアンは思い出すに違いない。
「ディーネ……お前は……ま、まさか! あの時、願った水の……」
「さようなら、二度と会うことはないでしょう」
一層濃い霧が私達を包み、それが蒸発するように消えた時、ルアンは床に這いつくばるしかないのです。
「消えた……」
あの時、まだ小さかった貴方に私は言いました。私は人の世に疎いので、国のことは分かりません。それでも私を大切にして下さいますか? と。それでもいいとあなたはいい、私達は約束をしたのです。
「私をあなたの妻にしてくだされば、あなたの憂いを晴らしてあげましょう。妻として大切に扱って下さる限り」
「もちろんだよ、約束する」
小さくて純粋だった幼少の頃のルアン。真っ黒な瞳を約束の対価として青に染め、恩寵を与えたというのに。何の後ろ盾もなかった第五王子の貴方が王になれたのは貴方がいればこの渇いた土地に水の恵みがあったからでしょう? 私が与えた水の恩寵が。
「ディーネ……?」
茫然と勢いを失って行く噴水を眺めていてももう遅いのです。あなたとの子供であるルシアンもルティアナもこの国を去ることを決めました。子供達が残るというなら、私の血と力を受け継いだ子供達のお陰でこの国は水に困ることはなかったでしょうね、でもこの国の奇跡は終わったのです。噴水の水も近いうちに枯れるでしょう。
「ディーネは……青い池にいた女の子……精霊の、水の精霊の……王」
私は強い力をもっています。強すぎて私が言葉を発すれば精霊達は力を得すぎる、だから極力喋らないと伝えたはずです。
王妃宮に閉じ籠るのも、出歩くと精霊達が活性化しすぎるので、石でできた離宮に閉じ籠るのだと伝えました。それでも乾き、死んでゆく国を憂いたあなたのために私はこの国に来たというのに。キラキラした黒い瞳に魅せられてしまったというのに。
「わ、私は忘れていた……ディーネ! ディーネ、私の愛しい水の精霊! 戻ってきてくれっ」
悲痛な叫びは一滴の水分すら失った砂の風に流されて行くだけなのです。
終
そして今日はこの国の国王であり、私の夫であるルアンの誕生記念パーティ。いくら影響があるとはいえ、このような日は私も王妃宮から出てこなければならない。そして久しぶりにルアンと顔を合わせた。前は度々、ルアンから王妃宮を訪れてきてくれていたのに最近は寄り付きもしなかった……だから久しぶりに会えたのだ。わたしは嬉しくて小走りにルアンに駆け寄ろうとしてのだが、冷たい視線と言葉で動けなくなってしまった。
「ディーネ、お前とは今この時より夫婦の縁を切らせて貰う、離婚だ!」
突然の宣言に私はその場に立ち尽くしてしまった。
「ど、どういうことですか! お父様」
「何を突然仰るのです、お父様」
私が声を抑えて震えていると、私達の子供のルシアンとルティアナが私を庇うように立ちはだかり抗議の声を上げました。二人は双子ですが、まだ6歳の幼児……それなのに父親であるルアンをじっと見返しています。
「ディーネが王妃に相応しくないのは誰の目から見ても明らか。王妃の癖に王妃宮に閉じこもり政務の一切を行わない! 何の為の王妃か!」
「お父様、それには理由が……」
「どんな理由があろうとそのような者を王妃の座に座らせて置くことなど出来ん! ディーネと離婚し、ドサンス公爵の娘であるキャロン嬢を王妃とする!」
大勢の貴族が注目する中、そう高らかに宣言をした。するとルアンの後ろから金色の髪を高々と結い上げた女性が現れ、勝ち誇った笑みを浮かべた。
「ほほほ、今までどこの馬の骨とも分からぬ女を王妃に据えていた方がおかしいのです。これからはわたくしがしっかり王をお支えしこの国をより良くして行きますわ」
「ああ、よろしく頼むよ、キャロン」
「もちろんですわ、ルアン様」
二人は微笑み合い、寄り添う。私は声を上げるのを躊躇って、唇を噛み締めた。私が不用意に口を開くのは良くない……私の代弁者として息子のルシアンがそんな二人に怒りをぶつける。
「お父様はお母様と交わした約束をお忘れですか! お母様と離婚をするということはその約束を破棄するということなのですよ!」
「お父様、考え直して下さい! そして思い出して下さい。お母様との約束を」
私達の子供達は必死に訴えてくれた。でも、なんとなく気がついていたのです。ルアンの心が私の元から去っていったことを。
必ず、あなたを幸せにします
そう言い切った黒い目の王子が約束を忘れてたしまったことを。
「ディーネ、こんな時でもお前は無言なのだな、それなのに子供達にはしっかり自分に都合の良い約束などを吹き込んでいるのか? ルシアンもルティアナもディーネを庇うのなら、一緒に出て行くがいい。お前達より王位継承権を剥奪することになるぞ」
ルアンの真っ青な目が冷たく光る。あなたは私だけではなく子供達もいらないというのですね。私は目を閉じ、そして諦め、深い悲しみを感じた。ざわりと揺れる……流石にこんなことをいわれてまで私は冷静ではいられない。
「お、お母様っ!」
「お母様、私達はお母様の味方です」
子供達は何とか私を慰めようとしてくれる……何て優しい子なんだろう……。二人の小さい肩を抱き寄せて、そっと問う。
「ルシアン、ルティアナ。あなた達はどうしますか?」
「お母様と共にまいります」
「私もです、お母様」
分かっていた答えだったけれど、聞かなくてはならない。この子達の将来に大きく関わることなのだから。
「そうね。あなた達はここでは暮らしにくいわね……」
私の独り言のような呟きに二人は小さく頷いた。母親である私の力を強く受け継いだ二人は、私と共に暮らす方が良いだろう。子供達を近くに呼び、それぞれの頭を撫でながら、ルアンにもう一度尋ねることにした。
「ルアン、あなたは私と離婚するのね」
「え? あ、ああ! お前のような役立たずは必要ない」
私は殆ど言葉を発せずに生活してきた。そんな私がはっきり聞き返したから、驚いているようだ……ざわざわ、ざわつきが大きくなる。そして、辺りを包む……私の力。
「……あの時、青い池にした約束をあなたは違えた……さようなら、ルアン。約束がなければ私は帰りましょう、青い池に。できることならば私の血がこの地に残って連綿と続くことをねがったのですが、それも叶わず……それもまた運命だったのでしょう」
「青い池にした約束……?」
思い出せないようですね、仕方ありません。私がたくさん言葉を口にしたので、力ある者達が集まってきます。開け放たれている窓やバルコニーから湿度の高い風が流れ込み始めました。彼らは私の言葉を聞きたくて集まってくるのです……。
「ルアン、あなたに貸した青を返して頂きます」
「え……」
ルアンは気が付かないでしょう。自分の青く澄んだ池のようだった深い深い青の瞳が真っ黒に戻ったことに。それに伴って力を失ってしまったことに、今は気づかないのです。
「ルシアン、ルナティア、行きましょう」
「はい、お母様」
「分かりました、お母様」
私はルアンに背を向け歩き出す。開け放たれた中庭に続くバルコニーからは真っ白な霧が大量に流れ込んできた。私達はは霧に包まれる。
王のご帰還なるぞ
霧で一瞬私と子供達の姿は見えなくなっただろう。そして次に見えた時に、ルアンは思い出すに違いない。
「ディーネ……お前は……ま、まさか! あの時、願った水の……」
「さようなら、二度と会うことはないでしょう」
一層濃い霧が私達を包み、それが蒸発するように消えた時、ルアンは床に這いつくばるしかないのです。
「消えた……」
あの時、まだ小さかった貴方に私は言いました。私は人の世に疎いので、国のことは分かりません。それでも私を大切にして下さいますか? と。それでもいいとあなたはいい、私達は約束をしたのです。
「私をあなたの妻にしてくだされば、あなたの憂いを晴らしてあげましょう。妻として大切に扱って下さる限り」
「もちろんだよ、約束する」
小さくて純粋だった幼少の頃のルアン。真っ黒な瞳を約束の対価として青に染め、恩寵を与えたというのに。何の後ろ盾もなかった第五王子の貴方が王になれたのは貴方がいればこの渇いた土地に水の恵みがあったからでしょう? 私が与えた水の恩寵が。
「ディーネ……?」
茫然と勢いを失って行く噴水を眺めていてももう遅いのです。あなたとの子供であるルシアンもルティアナもこの国を去ることを決めました。子供達が残るというなら、私の血と力を受け継いだ子供達のお陰でこの国は水に困ることはなかったでしょうね、でもこの国の奇跡は終わったのです。噴水の水も近いうちに枯れるでしょう。
「ディーネは……青い池にいた女の子……精霊の、水の精霊の……王」
私は強い力をもっています。強すぎて私が言葉を発すれば精霊達は力を得すぎる、だから極力喋らないと伝えたはずです。
王妃宮に閉じ籠るのも、出歩くと精霊達が活性化しすぎるので、石でできた離宮に閉じ籠るのだと伝えました。それでも乾き、死んでゆく国を憂いたあなたのために私はこの国に来たというのに。キラキラした黒い瞳に魅せられてしまったというのに。
「わ、私は忘れていた……ディーネ! ディーネ、私の愛しい水の精霊! 戻ってきてくれっ」
悲痛な叫びは一滴の水分すら失った砂の風に流されて行くだけなのです。
終
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