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106 お任せしますわ
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何か解いてはいけない誤解があったような気がしたが、誤解は良くないと思い思わず口にしていた。
「和志の世界の話の何が聞きたいんだ?別に秘密にするような事はねーけど」
なんて言ったら、色々夜の方の手加減が無くなって非常に困っている。何でだよ!和志の話じゃねーのかよ!意味が分からない。
「昨夜はお楽しみでしたね!」
お調子者の方の侍従ルトがどこかの宿屋の主人みたいな事を言って来たので、頭にきたついでに
「お前しばらく来なくていいから」
って言ってやったら
「うえええーーー!すみませんー!ほんの、ほんの冗談ですぅーーー!許して下さいなんでもしますーー!」
って泣き付いて来た。うるさい。
「お前、休暇最近取ってねーからだから!夏季休暇取れ!!」
「はひぃ?」
鼻水を俺になすり付けるのは止めろ。そんなこんなで王宮に夏季休暇制度も取り入れてみたけど、流石にセイリオスとクロードが2人とも長期休暇は無理なので2日くらいにして貰った。4人で近くの保養所に行くらしい。仲が良くてよろしいです。
そして珍しくソレイユ様から面会があり、ラムの執務室にソレイユ様が現れた。いつもより隙がない完璧な王妃の佇まい。俺の方が背が高い筈なんだけれど、ソレイユ様の方が大きく見えるんだよな。これが威厳の差か、流石社長……否、会長は違うぜ!
「子供達は置いて来ました」
アレッシュ様やイーライ様、ウィルフィルド様に会えるなーってワクワクしてたけど、残念。
「皇帝ラムシェーブルに確認しておきたくて」
「何か、正妃ソレイユよ」
俺、お邪魔かな?と思って退出しようとしたら
「ディエスも居てちょうだい」
と、言われてしまったので大人しくしていた。確認ってなんだろう?
「跡継ぎは……子供はもう増やさなくて良いわよね?3人も素敵な子が居るんですもの」
「ああ」
「いや待て、女の子は?!」
俺が思わず口を挟んでしまった!俺はラムとソレイユ様の娘を見たいんだが?!絶対可愛い、絶対美人確定だぞ??
「ほほほ、男子が3人も居ますもの。誰か1人くらいウエディングドレスを着ますわよ」
いや?!そこじゃなくて!!
「どうなのかしら?皇帝の意見は」
「構わん」
えー!構えよ!俺の意見はまるっと無視され、ソレイユ様は輝くひまわりのような笑顔をラムに向ける。
「では本日より、皇帝陛下の夜の御渡りを全面禁止とさせて頂きます。わたくしはこれより妃としてではなく国母として生きて行く所存でございますので」
「分かった」
「はあ?!何言ってんの!?」
流石に俺は大きな声を上げたよ!
「ディエス、今日から妻のお仕事は全てお任せしますので、頑張ってね?」
「は?!」
「ほほほ、昼間は遊びに来ていいわよ」
ソレイユ様は言いたい事を言うと華麗に去って行く。えーー?!
「ラ、ラム?!どう言う事ぉ!?」
「歴代の正妃の中でそのように望む者はいたようだ。年齢的に少し早い気もするが、三人も皇子を設けたのだから問題ない」
「いや!問題あるだろ!」
よ、夜とかさ!え?俺って確かに俺が来てからラムが正妃宮に夜中に出向いたのはイーライ様達が生まれたあの日だけだけど、え?何その宣言!え?え??
「和志の世界の話の何が聞きたいんだ?別に秘密にするような事はねーけど」
なんて言ったら、色々夜の方の手加減が無くなって非常に困っている。何でだよ!和志の話じゃねーのかよ!意味が分からない。
「昨夜はお楽しみでしたね!」
お調子者の方の侍従ルトがどこかの宿屋の主人みたいな事を言って来たので、頭にきたついでに
「お前しばらく来なくていいから」
って言ってやったら
「うえええーーー!すみませんー!ほんの、ほんの冗談ですぅーーー!許して下さいなんでもしますーー!」
って泣き付いて来た。うるさい。
「お前、休暇最近取ってねーからだから!夏季休暇取れ!!」
「はひぃ?」
鼻水を俺になすり付けるのは止めろ。そんなこんなで王宮に夏季休暇制度も取り入れてみたけど、流石にセイリオスとクロードが2人とも長期休暇は無理なので2日くらいにして貰った。4人で近くの保養所に行くらしい。仲が良くてよろしいです。
そして珍しくソレイユ様から面会があり、ラムの執務室にソレイユ様が現れた。いつもより隙がない完璧な王妃の佇まい。俺の方が背が高い筈なんだけれど、ソレイユ様の方が大きく見えるんだよな。これが威厳の差か、流石社長……否、会長は違うぜ!
「子供達は置いて来ました」
アレッシュ様やイーライ様、ウィルフィルド様に会えるなーってワクワクしてたけど、残念。
「皇帝ラムシェーブルに確認しておきたくて」
「何か、正妃ソレイユよ」
俺、お邪魔かな?と思って退出しようとしたら
「ディエスも居てちょうだい」
と、言われてしまったので大人しくしていた。確認ってなんだろう?
「跡継ぎは……子供はもう増やさなくて良いわよね?3人も素敵な子が居るんですもの」
「ああ」
「いや待て、女の子は?!」
俺が思わず口を挟んでしまった!俺はラムとソレイユ様の娘を見たいんだが?!絶対可愛い、絶対美人確定だぞ??
「ほほほ、男子が3人も居ますもの。誰か1人くらいウエディングドレスを着ますわよ」
いや?!そこじゃなくて!!
「どうなのかしら?皇帝の意見は」
「構わん」
えー!構えよ!俺の意見はまるっと無視され、ソレイユ様は輝くひまわりのような笑顔をラムに向ける。
「では本日より、皇帝陛下の夜の御渡りを全面禁止とさせて頂きます。わたくしはこれより妃としてではなく国母として生きて行く所存でございますので」
「分かった」
「はあ?!何言ってんの!?」
流石に俺は大きな声を上げたよ!
「ディエス、今日から妻のお仕事は全てお任せしますので、頑張ってね?」
「は?!」
「ほほほ、昼間は遊びに来ていいわよ」
ソレイユ様は言いたい事を言うと華麗に去って行く。えーー?!
「ラ、ラム?!どう言う事ぉ!?」
「歴代の正妃の中でそのように望む者はいたようだ。年齢的に少し早い気もするが、三人も皇子を設けたのだから問題ない」
「いや!問題あるだろ!」
よ、夜とかさ!え?俺って確かに俺が来てからラムが正妃宮に夜中に出向いたのはイーライ様達が生まれたあの日だけだけど、え?何その宣言!え?え??
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