24 / 64
24 早目に辞した方が良いのでは
しおりを挟む『もうすぐ着きます。』
携帯にメッセが届く。
昔の部署の部下だった浦からだ。
奴は173/70くらい。社会人サークルで今もアメフトをやっている。キッカーというポジションらしく、ムキムキというよりはスレンダーな筋肉。歳は今29だったはず。
出張でこっちに来ていて会いたいと連絡が来たので飲むことにした。
うちの最寄り駅で待ちあせて居酒屋に行った。
久々の再会。5年振りか。
当時、浦は新入社員として俺の部署に配属された。正直言ってバカな体育会系。慣れない地で頑張っていたが成績はイマイチ。
俺がリーダーを務めるチームに入ってきた新入社員だったのでかなり力を入れて教えた。でもびっくりするくらい仕事が出来ない。
部長や課長に叱られる日々が続いていた。浦はうちの近くに住んでいて毎朝俺の家に来て一緒に通勤する。どうすべきか、何を目指すべきか、通勤途中で俺は熱く語った日が懐かしい。
浦はいわゆる爽やかイケメンだ。客ウケも最初はいい。でも頭が悪く要領が悪い。客も可愛さ余って憎さが百倍という感じで激しいクレームを言ってきた。俺はかなりフォローをしたが浦に対する部長の評価は最低だった。
知り合いがいない新天地で浦は結婚したい、頑張る理由が欲しいとずっと言っていたことを思い出す。
居酒屋で今の上司に毎日怒られている話を聞く。頑張ろうとしているが空回りの毎日。変わらなきゃと思うが変われない自分に浦は悩んでいるらしい。ツーブロックのショートで少し大人びたが、相変わらず爽やかな顔で悩みを吐く。
居酒屋を出てもう一軒行こうとした時、浦は言った。
『工藤課長、家買ったと聞きました。招待してください。二次会は課長の家で。』
『まあ、いいよ。近いけどタクシー乗ろ。』
俺の家は居酒屋とは駅の反対側にあり、歩いて20分くらい。家に行くならタクシーだ。酔いが少し回っている。2人でコンビニで酒とツマミを買ってタクシーを捕まえようと道路で待っていた。
『俺、変わりたいんすけど、どーしたらいいすかね。変われないす。』
いきなりさっきの話の続き。浦はまあまあ酔っている。
『お前はいくじなしだからな。思い切って今までやったことないことしてみれば。』
『そう思うんですけど、思いつかないす。何かいいアイデアないすか?』
浦が俺にもたれかかる。筋肉質な腕を掴み、浦を支えた。ぷんと匂う汗臭さ。肩の筋肉が手に伝わる。
『なんでもいいよ。思い切っていろいろやってみろ。カラを打ち破れ。』
『破りたいす。工藤課長、俺のカラを打ち破ってください。ご指導お願いします!』
俺は酔いが回ったのもあって冗談半分で言った。
『じゃ、とりあえずポロんとしとこ。ちんぽ出せ。』
『はいっ!』
酔っ払った浦はチャックを下ろしちんぽを出した。
『お前、最高!でも金玉も出しとこ。』
俺は酔いも手伝い悪い体育会ノリで浦の股間に手を入れて金玉を引きずり出した。
スーツ姿の男が金玉とちんぽを晒している。体育会系はバカだ。
『ははは。お前最高!カラを打ち破ってる。でもこの皮は剥いとこ。』
萎えて皮がかぶっていてもカリ首の形がハッキリ分かるどす黒いちんぽ。皮をずり下げると黒みを帯びた太いエラが剥き出しなった。
冗談めかしたが俺はびっくりしていた。
爽やかな顔に似合わずおっさんについていそうな使い込まれたドス黒いちんぽに。
『ははは。すげぇな。じゃ、このままでタクシー乗ろう。』
すぐにタクシーが来た。浦はジャケットの前を閉めてタクシーに乗り込む。
携帯にメッセが届く。
昔の部署の部下だった浦からだ。
奴は173/70くらい。社会人サークルで今もアメフトをやっている。キッカーというポジションらしく、ムキムキというよりはスレンダーな筋肉。歳は今29だったはず。
出張でこっちに来ていて会いたいと連絡が来たので飲むことにした。
うちの最寄り駅で待ちあせて居酒屋に行った。
久々の再会。5年振りか。
当時、浦は新入社員として俺の部署に配属された。正直言ってバカな体育会系。慣れない地で頑張っていたが成績はイマイチ。
俺がリーダーを務めるチームに入ってきた新入社員だったのでかなり力を入れて教えた。でもびっくりするくらい仕事が出来ない。
部長や課長に叱られる日々が続いていた。浦はうちの近くに住んでいて毎朝俺の家に来て一緒に通勤する。どうすべきか、何を目指すべきか、通勤途中で俺は熱く語った日が懐かしい。
浦はいわゆる爽やかイケメンだ。客ウケも最初はいい。でも頭が悪く要領が悪い。客も可愛さ余って憎さが百倍という感じで激しいクレームを言ってきた。俺はかなりフォローをしたが浦に対する部長の評価は最低だった。
知り合いがいない新天地で浦は結婚したい、頑張る理由が欲しいとずっと言っていたことを思い出す。
居酒屋で今の上司に毎日怒られている話を聞く。頑張ろうとしているが空回りの毎日。変わらなきゃと思うが変われない自分に浦は悩んでいるらしい。ツーブロックのショートで少し大人びたが、相変わらず爽やかな顔で悩みを吐く。
居酒屋を出てもう一軒行こうとした時、浦は言った。
『工藤課長、家買ったと聞きました。招待してください。二次会は課長の家で。』
『まあ、いいよ。近いけどタクシー乗ろ。』
俺の家は居酒屋とは駅の反対側にあり、歩いて20分くらい。家に行くならタクシーだ。酔いが少し回っている。2人でコンビニで酒とツマミを買ってタクシーを捕まえようと道路で待っていた。
『俺、変わりたいんすけど、どーしたらいいすかね。変われないす。』
いきなりさっきの話の続き。浦はまあまあ酔っている。
『お前はいくじなしだからな。思い切って今までやったことないことしてみれば。』
『そう思うんですけど、思いつかないす。何かいいアイデアないすか?』
浦が俺にもたれかかる。筋肉質な腕を掴み、浦を支えた。ぷんと匂う汗臭さ。肩の筋肉が手に伝わる。
『なんでもいいよ。思い切っていろいろやってみろ。カラを打ち破れ。』
『破りたいす。工藤課長、俺のカラを打ち破ってください。ご指導お願いします!』
俺は酔いが回ったのもあって冗談半分で言った。
『じゃ、とりあえずポロんとしとこ。ちんぽ出せ。』
『はいっ!』
酔っ払った浦はチャックを下ろしちんぽを出した。
『お前、最高!でも金玉も出しとこ。』
俺は酔いも手伝い悪い体育会ノリで浦の股間に手を入れて金玉を引きずり出した。
スーツ姿の男が金玉とちんぽを晒している。体育会系はバカだ。
『ははは。お前最高!カラを打ち破ってる。でもこの皮は剥いとこ。』
萎えて皮がかぶっていてもカリ首の形がハッキリ分かるどす黒いちんぽ。皮をずり下げると黒みを帯びた太いエラが剥き出しなった。
冗談めかしたが俺はびっくりしていた。
爽やかな顔に似合わずおっさんについていそうな使い込まれたドス黒いちんぽに。
『ははは。すげぇな。じゃ、このままでタクシー乗ろう。』
すぐにタクシーが来た。浦はジャケットの前を閉めてタクシーに乗り込む。
200
お気に入りに追加
7,186
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】婚約者様、王女様を優先するならお好きにどうぞ
曽根原ツタ
恋愛
オーガスタの婚約者が王女のことを優先するようになったのは――彼女の近衛騎士になってからだった。
婚約者はオーガスタとの約束を、王女の護衛を口実に何度も破った。
美しい王女に付きっきりな彼への不信感が募っていく中、とある夜会で逢瀬を交わすふたりを目撃したことで、遂に婚約解消を決意する。
そして、その夜会でたまたま王子に会った瞬間、前世の記憶を思い出し……?
――病弱な王女を優先したいなら、好きにすればいいですよ。私も好きにしますので。
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話
甘糖むい
恋愛
婚約者であるシェルニア公爵令嬢が記憶喪失となった。
王子はひっそりと喜んだ。これで愛するクロエ男爵令嬢と堂々と結婚できると。
その時、王子の元に一通の手紙が届いた。
そこに書かれていたのは3つの願いと1つの真実。
王子は絶望感に苛まれ後悔をする。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
今世ではあなたと結婚なんてお断りです!
水川サキ
恋愛
私は夫に殺された。
正確には、夫とその愛人である私の親友に。
夫である王太子殿下に剣で身体を貫かれ、死んだと思ったら1年前に戻っていた。
もう二度とあんな目に遭いたくない。
今度はあなたと結婚なんて、絶対にしませんから。
あなたの人生なんて知ったことではないけれど、
破滅するまで見守ってさしあげますわ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】断罪された悪役令嬢は、全てを捨てる事にした
miniko
恋愛
悪役令嬢に生まれ変わったのだと気付いた時、私は既に王太子の婚約者になった後だった。
婚約回避は手遅れだったが、思いの外、彼と円満な関係を築く。
(ゲーム通りになるとは限らないのかも)
・・・とか思ってたら、学園入学後に状況は激変。
周囲に疎まれる様になり、まんまと卒業パーティーで断罪&婚約破棄のテンプレ展開。
馬鹿馬鹿しい。こんな国、こっちから捨ててやろう。
冤罪を晴らして、意気揚々と単身で出国しようとするのだが、ある人物に捕まって・・・。
強制力と言う名の運命に翻弄される私は、幸せになれるのか!?
※感想欄はネタバレあり/なし の振り分けをしていません。本編より先にお読みになる場合はご注意ください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結160万pt】王太子妃に決定している公爵令嬢の婚約者はまだ決まっておりません。王位継承権放棄を狙う王子はついでに側近を叩き直したい
宇水涼麻
恋愛
ピンク髪ピンク瞳の少女が王城の食堂で叫んだ。
「エーティル様っ! ラオルド様の自由にしてあげてくださいっ!」
呼び止められたエーティルは未来の王太子妃に決定している公爵令嬢である。
王太子と王太子妃となる令嬢の婚約は簡単に解消できるとは思えないが、エーティルはラオルドと婚姻しないことを軽く了承する。
その意味することとは?
慌てて現れたラオルド第一王子との関係は?
なぜこのような状況になったのだろうか?
ご指摘いただき一部変更いたしました。
みなさまのご指摘、誤字脱字修正で読みやすい小説になっていっております。
今後ともよろしくお願いします。
たくさんのお気に入り嬉しいです!
大変励みになります。
ありがとうございます。
おかげさまで160万pt達成!
↓これよりネタバレあらすじ
第一王子の婚約解消を高らかに願い出たピンクさんはムーガの部下であった。
親類から王太子になることを強要され辟易しているが非情になれないラオルドにエーティルとムーガが手を差し伸べて王太子権放棄をするために仕組んだのだ。
ただの作戦だと思っていたムーガであったがいつの間にかラオルドとピンクさんは心を通わせていた。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】真面目だけが取り柄の地味で従順な女はもうやめますね
祈璃
恋愛
「結婚相手としては、ああいうのがいいんだよ。真面目だけが取り柄の、地味で従順な女が」
婚約者のエイデンが自分の陰口を言っているのを偶然聞いてしまったサンドラ。
ショックを受けたサンドラが中庭で泣いていると、そこに公爵令嬢であるマチルダが偶然やってくる。
その後、マチルダの助けと従兄弟のユーリスの後押しを受けたサンドラは、新しい自分へと生まれ変わることを決意した。
「あなたの結婚相手に相応しくなくなってごめんなさいね。申し訳ないから、あなたの望み通り婚約は解消してあげるわ」
*****
全18話。
過剰なざまぁはありません。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
政略結婚だからと諦めていましたが、離縁を決めさせていただきました
あおくん
恋愛
父が決めた結婚。
顔を会わせたこともない相手との結婚を言い渡された私は、反論することもせず政略結婚を受け入れた。
これから私の家となるディオダ侯爵で働く使用人たちとの関係も良好で、旦那様となる義両親ともいい関係を築けた私は今後上手くいくことを悟った。
だが婚姻後、初めての初夜で旦那様から言い渡されたのは「白い結婚」だった。
政略結婚だから最悪愛を求めることは考えてはいなかったけれど、旦那様がそのつもりなら私にも考えがあります。
どうか最後まで、その強気な態度を変えることがないことを、祈っておりますわ。
※いつものゆるふわ設定です。拙い文章がちりばめられています。
最後はハッピーエンドで終えます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】王子は聖女と結婚するらしい。私が聖女であることは一生知らないままで
雪野原よる
恋愛
「聖女と結婚するんだ」──私の婚約者だった王子は、そう言って私を追い払った。でも、その「聖女」、私のことなのだけど。
※王国は滅びます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる