私の色を、変えた人

わらびもち

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大事な約束

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その日から、
「共感覚すごーい」
なんて言われることは滅多になくなった。告白も減った。

        そんな珍しいことが続いたが”ある日”

私にとってとても大事な日が来るだなんてあの時の私は夢にも思わなかった。

       *・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

「ねぇねぇあおちゃん、放課後あの公園にすぐ来てくれないかな?大事な話があるんだ。絶対に来てね。」

「分かった。」

もちろん答えはYESだろう?珍しく真面目な顔だし、何より好きな人のお願いだから。それに………期待しちゃうじゃないか、そんな思わせぶりな態度。


                        放課後だよー> (*´◒`*)

 私は約束どおり、放課後すぐに懐かしの公園へ足を急いだ。着いてから、早く来すぎたか?、なんて思ったのも束の間。
   そこに、赤面しているハル君がいたから。

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