ステータスを好きにイジって遊んでたら、嫁たちが国造りを始めました

内海

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第6章 ダンジョンから始まる世界交流

第257話 国に捧げるモノ

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 修斗に魔の森開拓の総指揮を命じられ、アモーリは今までにない程に混乱していた。

「シュウト大王マハーラージャ、本気なのですか?」

「ああ本気だ。俺の女にお飾りだけの奴は必要ない、役に立てないのならアボハール共和国との話も無かった事になるな」

「そんな! 我が国との友好関係は外交官アラディブとの話で決まった事です! 今回の事はシュウト大王マハーラージャの権限に置いて実行すべきでは!?」

「その権限に置いて実行者をお前に命じたんだ。精々努力しておれの役に立て」

 まさか自分にこんな仕事が回って来るとは思いもしなかっただろう。
 もちろん修斗にしてもアモーリにやらせるのは本意ではないが、この女がいつ自分に屈服するのか見てみたいようだ。
 
「……分かりました。それでは私の権限に置いて、護衛部隊や街道工事の人材を選定してよろしいのですね?」

「構わん。お前が持っている力の全てを使っていい」

「ありがとうございます。それでは失礼します」

 手を合わせて会釈し、全くの無表情で執務室から出て行った。
 アモーリからしたら、国のためとはいえ祖国から離れた場所に嫁ぎ、しかも色狂いと言われる男に好きにされるのだから、せめて楽に生活できると思っていたのだろう。
 だが実際には王妃ですら進んで働き、しかもその能力は恐ろしい程に優れている。

 そして修斗の『役に立て』の言葉の通り、役に立たなければ自分の立場は無くなり、場合によっては祖国から裏切り者扱いされるかもしれない。
 そんな恐怖心もあったのだろう。
 
 しかしアモーリは知らなかったのだ。
 この国はどういう国か、を。



 その日からアモーリは、ザナドゥ王国に来て初めて仕事らしい仕事を始めた。
 だがその結果は惨憺さんたんたるものだった。
 誰もアモーリの言う事など聞きはしないし、共にザナドゥ王国に来た外交官の娘ですら何の力もない。
 祖国アボハール共和国だったら、アモーリが一声かければ人が集まり、命令したら誰かが実行した。

 第2王女であり、アボハールの至宝と呼ばれた美貌びぼう、そして国のために売られた女。
 ザナドゥ王国ではその力はゼロだった。
 初日は何もできない自分に打ちひしがれ、その日は修斗達と食事すら一緒にできなかった。
 
 2日目も3日目も何の成果も得られず、4日目を迎えた。
 どうやら見るに見かねたアモーリ付きのメイドが、部屋に朝食を運んだ際 アドバイスをした様だ。

「アモーリ様、この国には貴族というモノがありません。なのでシュウト様の女というだけでは、何の効果もありません」

「……分かっています。だからこそ私は指導力を試されているのでしょう」

「そうではありません。この城では、シュウト様に認められるだけで力になります」

「……それはまだ私がシュウト大王マハーラージャの女ではないという意味?」

「いえ、間違いなくシュウト様の女でしょう。しかしシュウト様はアモーリ様を認めておいででは無いのです」

「意味が分からないわ」

 食事の手を止めてメイドを見る。
 メイドが何を言おうとしているのか分からないのだ。

「アモーリ様は、心の底からシュウト様を信用していらっしゃいますか?」

「信用は、しています。必ず約束は守ると聞いていますから」

「そうではありません。シュウト様に全てを捧げられますか?」

「全て捧げたわ! 体も、人生も、地位も全て! これ以上何を捧げろと言うの!?」

「ではなぜ、アボハール共和国を我が国というのですか?」

「……え?」

「全てを捧げたのなら、我が国はザナドゥ王国です。まだ祖国に未練がおありなのでは?」

「だ、だって私はアボハール共和国のために……」

「どこに行ってもアボハール共和国のために動いているからこそ、誰も力を貸さないのです。この国はザナドゥ王国、シュウト様の国です。シュウト様のためにならない事に、力を貸すものなどおりません」

 アモーリの口がきつく閉じられる。
 どこかにおごりがあったのだ。自分は歴史ある王族だ、ぽっと出の新しい国とは格が違うと。
 幼少期より刻まれた考えは、そうそう変えられるものではない。

「でも……だったらどうしろというの? 私には何の力もない、だからザナドゥ王国のために何もできないのよ?」

「シュウト様にお願いしてはいかがですか?」

「シュウト大王マハーラージャに?」

「ご自分が無力だと知り、それを克服しようとすることはザナドゥ王国の、シュウト様の為になります。本心からそれを願えば、シュウト様はお力を貸してくださいます」

「本心から……分かったわ、やってみる」



 修斗の執務室に向かい、ドアをノックすると入るように言われた。
 失礼します。そういって手を合わせて室内に入り頭を下げると、ソファーに座った修斗がいた。
 ソファーに座り、キリアム法王を正面から抱き、右手でラグズの股間を触っていた。

猊下げいか、猊下ぁ……んきゃう! お尻に指入れちゃ、んん!」

 法王の法衣をまとったまま、ソファーに足を乗せて必死に腰を上下させている。
 修斗は法衣の上から胸をさわり、唇にキスをすると、キリアム法王は両手で修斗の頬を持ち、腰を止める事なく口の中をむさぼる。

「お兄さん、ラグも、ラグも欲しいッスよ」

 どうやら指だけでは我慢できなくなったのだろう、ラグズはソファーの上で膝をつき、修斗の手を必死に秘所に押し当てている。

「よしキリアム、そろそろお前の中に出すぞ!」

「猊下、どうぞ、どうぞ私の中に……ん! ああぁー!」

 キリアム法王の中に大量の欲望を吐き出し、それと同時に意識を失ってしまった法王を抱きしめ、静かに向かいのソファーに寝かせると、次はラグズに向き直る。

「あ、あのシュウト大王マハーラージャ? 少しお話があるのですが」

「ああなんだ、言ってみろ」

 そういってイチモツを出したまま、裸の修斗はラグズの手を取る。
 ラグズはソファーの上に立ち、正面に立っている修斗の首に手を回すと、秘所を修斗のイチモツの上に乗せ、ソファーから降りる。

「あっ、あっ、あっ、お、お兄さん、お兄さん! だ、だめッス、もうラグ、いっちゃうッス!」

「何度でもいけ、何度でも可愛がってやるぞ」

「えへへ、おにい、さん。ずっと、ラグを、か、可愛がって、ほっ、ほしいッス」

「それで何の用だ?」

 ラグズの背中に手を回し、落ちないようにしたままアモーリの前まで歩く。
 ワザと音を立てて歩いているようで、その都度ラグズの声が大きくなる。

「シュウト大王マハーラージャにお願いがあります。どうか、私にお力をお貸しください」

 そういって胸に手を当てて、真っ直ぐ修斗の目を見る。

「どうした、お前の力では無理だったか?」

 アモーリの前で立ち止まり、ラグズの尻に両手を当てると上下に動かし始める。
 ラグズはしきりに修斗の乳首を舐めていた。

「はい。このままでは私のせいで、シュウト大王マハーラージャにご迷惑が掛かってしまいます。それは我が国ザナドゥにとってマイナス。アボハールをより従順にさせるためには、私の力ではダメなのです」

「そうか、では少し待っていろ。今はラグを味わっているからその後だ」

 アモーリをその場に残し、修斗はラグズをソファーに乗せると、激しく腰を前後させた。

「んんっ!? お、おにいさ……だ、だめッス! そんな、そんなに奥に力一杯、あ、んんっ! あっ!」

 小ぶりな胸を両手でさわり、乳首や乳房周辺を執拗に撫でまわす。
 ラグズの両手は修斗の肩を掴み、離れないように必死だ。
 


 ラグズの中にも大量の欲望を吐き出し、次はアモーリをソファーに呼ぶ。
 まだまだ大きなイチモツを見せると、アモーリはソファーの前で膝をつき、両手でしごき始めた。

「え、えへへ、アモーリさん……お兄さんは、ッスね、さきっちょを、舐められるのが、す、すきなんスよ」

 手でしか奉仕しないアモーリを見て、ヘロヘロなラグズがアドバイスをする。
 ラグズの指示に従い亀頭を舐め、口に含んで奉仕を始めたのだが、ラグズの指示は止まらない。
 修斗のイチモツ全てを口に含めと言われ、流石に戸惑いを見せるものの、アモーリは少しずつ喉の奥へを飲み込んでいく。

 だがやはりすべては無理だった。

「けほっ! けほっ! も、申し訳ありませんシュウト大王マハーラージャ

「最初からすべては無理だろう、ゆっくりとやればいい。服を脱げ」

 するりするりと服を脱ぎ、その裸体を修斗の前にさらす。
 腰は細いが胸は大きいため、胸の大きさが強調されている。
 ソファーに座る修斗の上に背中を向けて座り、秘所の最奥までイチモツが入り込む。

「はっ はっ はっ はっ ん、ふ、深い」

 後ろから手を回し、胸を鷲掴みにすると、胸は修斗の指によって形を変えていく。

「お前の肌はキレイだな。まるで色の深い宝石のようだ」

「ほ、宝石……? 肌の色が嫌では、な、無いのですか?」

「何がだ? キレイだろうが」

 そういって胸から手を離し、今度は腹や背中、足まで全身を撫でまわす。
 全身を触られて、それだけで体を小刻みに震わせてイッてしまったようだ。

「お、お待ちください! いま、今は触られるとおぉ!?」

 イチモツを挿入したまま立ち上がり、ソファーを後ろに蹴飛ばすとアモーリの手をローテーブルに付かせ、激しくバックから攻めたてる。
 
「えへへ、お兄さん、本気になっちゃったッスね」

 クリトリスに指を当て、胸を乱暴につかむと耳元でこう囁く。

「お前の体は具合がいいぞ。口も、膣も、尻も。お前が汚いと思う場所も、俺にとってはいとおしい」

 ポロリと涙がこぼれる。
 その瞬間、アモーリの脳天にまで快感が突き抜ける。

「ひっ! あ、ああ~~!!」

 目の前がチカチカと弾け、今までとは比べ物にならない感覚がアモーリを襲う。

「な、なんですかこれは! 今までとは違う、大王マハーラージャ大王マハーラージャ!!」

 涙を流し、よだれを垂らしながら快楽に身を委ねる。
 何かを言っているようだが、すでに喘ぎ声にしななっていない。

 その日は遅くまでアモーリを抱き続けるのだった。
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