207 / 373
第5章 世界大戦
第206話 12神将クンビーラ
しおりを挟む
破壊された防壁修理は急ピッチで進められたが、その間も反ザナドゥ組織ベフラウィングの攻撃は止まることが無かった。
唯一成果を出せた場所であり、フランチェスカが参加している事で士気も高かったのだろう。
「私を頼りにするのは構わないのだけど、1人ではあの都市は落せないわよ?」
都市攻略のテントの中で、現場指揮官や副官などと会議をしている。
「それは分かっている、分かっているのだが~、今はこれ以上の戦力損耗は避けたいのだ~」
「Sランク冒険者として参加してくれたことは感謝している。しかしもっと上手くできないだろうか」
ヴァージニアは首都に報告に言っているが、エルフのルルナラが居るため、単純な魔法戦では勝負がつかない様だ。
へっぽこエルフとは言えエルフ、戦闘経験に雲泥の差があるため苦戦しているようだ。
「上手くと言われても……私は軍の指揮経験はないし、精々が数名のパーティーにしか指示が出来ないのよ?」
「だからその~、そこを何とかだねぇ」
テントに誰かが入ってきた。
真っ赤な髪が逆立ち、身長2メートルは超えているであろう体躯、更に腕にはハンマーのようなガントレットを装備している。
防具らしい防具は無く、少々ナンパな着くずした格好だ。
「現場指揮官はここか?」
「わ、私が指揮官だが~、キミは?」
「俺は12神将が筆頭・クンビーラという者だ。依頼により助太刀する事となった」
「12神将? 聞いた事がありませんが、どちらからの依頼でしょうか?」
「お主らの指揮官、マイルフィックだ」
「おお~そうかそうか~。やっと増援を送ってくれたんだな~? それで、部下は何人かね?」
「俺1人だ」
「……はぁ?」
「俺1人だ」
現場指揮官と副官はあっけに取られている。
それもそうだろう、たった1人が応援に来たところで、戦況が変わるとは思えない。
しかも12神将など聞いた事もないのだから。
「そ、そうか。それじゃ~指揮下に入ってくれ~」
「断る」
「編入する部隊は……なんだと?」
「断る」
「貴様! たった1人で来て何を言っているか分かっているのか!? マイルフィック様の依頼だというから使ってやるんだ! ありがたく思え!」
「お前達が俺の指揮下に入れ」
「ききき、きさまぁ~! わたわた、私に何という失礼な事を~! ん? なんだそれは」
クンビーラが懐から手紙を取り出すと現場指揮官に渡した。
怪訝な顔をしながら手紙を読むと、いきなり表情が変わる。
「そ、それならそうと最初から言って下さいよ~。も~クンビーラ様もお人が悪い」
「それでは俺の指揮下に入るのだな?」
「ももも、もちろんですとも~。この地域にいる兵士は、全てあなた様のモノです!」
「うむ。では今日、夜襲を仕掛けるから準備をしておけ」
「かしこまりました~」
随分と簡単に指揮下に入ってしまったが、手紙には何が書かれていたのだろうか。
「ただいま」
「お帰りなさいませヴァージニア様」
ヴァージニアが担当する都市に戻り、物資の補給なども行われる。
特に防壁と門の修理に膨大な資材が必要なため、遅れがちだった修理のペースが上がった。
「シュウト様は何かおっしゃっていましたか?」
「別に何も……フランチェスカは捕らえろ、だけ」
「防衛方針に変更はないのでございますね?」
「ん」
「かしこまりました。それでは防壁の修理を急がせます」
言葉足らずなヴァージニアの意図を正確にくみ取るというのは、中々に骨の折れる作業だ。
しかしラライラはしっかりと確認をし、性格も考えて判断しているのだろう。
そして夜になり、見回り以外の者がすっかり寝静まった頃にそれは起きた。
やっと完成の目途が立った門が、再び爆発音とともに破壊されたのだ。
「て、敵襲ー! 敵襲ー!」
見張り台から鐘の音が鳴り響き、急いで戦闘配置に就くのだが、攻撃してきた相手の姿が見えない。
たいまつが沢山たかれ、いち早く敵兵を見つけようと躍起になっている。
が、敵兵は簡単に見つける事が出来た。
なんと松明を持って行進してきているのだ。
「……なぁ、夜襲ってこんなだっけ?」
「さ、さあ? 新しい戦法かも」
見張りの兵が驚いているが、破壊された門周辺に敵はおらず、どうやら魔法かカタパルトの岩で破壊された様だ。
わざわざ敵の目を覚まさせたうえ、松明を灯して行進する姿は異様といって良い。
だが今はそんな事を気にしている場合ではなく、すぐに迎撃態勢を取らなくてなならない。
「灯りを増やしてください! 敵兵が入り込んだ可能性もありますから、警戒を強めて!」
ルルナラが急いで指示を出し、破壊された門の前を通り防壁の上へと昇る。
そして見えた景色は……都市に負けないくらいに明るい敵兵の集団だった。
「これは……? どういった意味があるのでしょうか???」
「変な奴が入り込んだ……気配を消してるけど、間違いなくいる」
「ヴァージニア様? それは都市に侵入されたという事でございますか?」
「そう……でも1つだけ、外のは目くらまし」
「フランチェスカ様でしょうか」
「アレは外……初めて感じる気配。探してくる」
「そちらはお任せします。私は防衛に回りますので」
唯一成果を出せた場所であり、フランチェスカが参加している事で士気も高かったのだろう。
「私を頼りにするのは構わないのだけど、1人ではあの都市は落せないわよ?」
都市攻略のテントの中で、現場指揮官や副官などと会議をしている。
「それは分かっている、分かっているのだが~、今はこれ以上の戦力損耗は避けたいのだ~」
「Sランク冒険者として参加してくれたことは感謝している。しかしもっと上手くできないだろうか」
ヴァージニアは首都に報告に言っているが、エルフのルルナラが居るため、単純な魔法戦では勝負がつかない様だ。
へっぽこエルフとは言えエルフ、戦闘経験に雲泥の差があるため苦戦しているようだ。
「上手くと言われても……私は軍の指揮経験はないし、精々が数名のパーティーにしか指示が出来ないのよ?」
「だからその~、そこを何とかだねぇ」
テントに誰かが入ってきた。
真っ赤な髪が逆立ち、身長2メートルは超えているであろう体躯、更に腕にはハンマーのようなガントレットを装備している。
防具らしい防具は無く、少々ナンパな着くずした格好だ。
「現場指揮官はここか?」
「わ、私が指揮官だが~、キミは?」
「俺は12神将が筆頭・クンビーラという者だ。依頼により助太刀する事となった」
「12神将? 聞いた事がありませんが、どちらからの依頼でしょうか?」
「お主らの指揮官、マイルフィックだ」
「おお~そうかそうか~。やっと増援を送ってくれたんだな~? それで、部下は何人かね?」
「俺1人だ」
「……はぁ?」
「俺1人だ」
現場指揮官と副官はあっけに取られている。
それもそうだろう、たった1人が応援に来たところで、戦況が変わるとは思えない。
しかも12神将など聞いた事もないのだから。
「そ、そうか。それじゃ~指揮下に入ってくれ~」
「断る」
「編入する部隊は……なんだと?」
「断る」
「貴様! たった1人で来て何を言っているか分かっているのか!? マイルフィック様の依頼だというから使ってやるんだ! ありがたく思え!」
「お前達が俺の指揮下に入れ」
「ききき、きさまぁ~! わたわた、私に何という失礼な事を~! ん? なんだそれは」
クンビーラが懐から手紙を取り出すと現場指揮官に渡した。
怪訝な顔をしながら手紙を読むと、いきなり表情が変わる。
「そ、それならそうと最初から言って下さいよ~。も~クンビーラ様もお人が悪い」
「それでは俺の指揮下に入るのだな?」
「ももも、もちろんですとも~。この地域にいる兵士は、全てあなた様のモノです!」
「うむ。では今日、夜襲を仕掛けるから準備をしておけ」
「かしこまりました~」
随分と簡単に指揮下に入ってしまったが、手紙には何が書かれていたのだろうか。
「ただいま」
「お帰りなさいませヴァージニア様」
ヴァージニアが担当する都市に戻り、物資の補給なども行われる。
特に防壁と門の修理に膨大な資材が必要なため、遅れがちだった修理のペースが上がった。
「シュウト様は何かおっしゃっていましたか?」
「別に何も……フランチェスカは捕らえろ、だけ」
「防衛方針に変更はないのでございますね?」
「ん」
「かしこまりました。それでは防壁の修理を急がせます」
言葉足らずなヴァージニアの意図を正確にくみ取るというのは、中々に骨の折れる作業だ。
しかしラライラはしっかりと確認をし、性格も考えて判断しているのだろう。
そして夜になり、見回り以外の者がすっかり寝静まった頃にそれは起きた。
やっと完成の目途が立った門が、再び爆発音とともに破壊されたのだ。
「て、敵襲ー! 敵襲ー!」
見張り台から鐘の音が鳴り響き、急いで戦闘配置に就くのだが、攻撃してきた相手の姿が見えない。
たいまつが沢山たかれ、いち早く敵兵を見つけようと躍起になっている。
が、敵兵は簡単に見つける事が出来た。
なんと松明を持って行進してきているのだ。
「……なぁ、夜襲ってこんなだっけ?」
「さ、さあ? 新しい戦法かも」
見張りの兵が驚いているが、破壊された門周辺に敵はおらず、どうやら魔法かカタパルトの岩で破壊された様だ。
わざわざ敵の目を覚まさせたうえ、松明を灯して行進する姿は異様といって良い。
だが今はそんな事を気にしている場合ではなく、すぐに迎撃態勢を取らなくてなならない。
「灯りを増やしてください! 敵兵が入り込んだ可能性もありますから、警戒を強めて!」
ルルナラが急いで指示を出し、破壊された門の前を通り防壁の上へと昇る。
そして見えた景色は……都市に負けないくらいに明るい敵兵の集団だった。
「これは……? どういった意味があるのでしょうか???」
「変な奴が入り込んだ……気配を消してるけど、間違いなくいる」
「ヴァージニア様? それは都市に侵入されたという事でございますか?」
「そう……でも1つだけ、外のは目くらまし」
「フランチェスカ様でしょうか」
「アレは外……初めて感じる気配。探してくる」
「そちらはお任せします。私は防衛に回りますので」
0
お気に入りに追加
1,170
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる