184 / 373
第5章 世界大戦
第183話 こ、怖かったわよ! 悪い!?
しおりを挟む
氷結龍の足元からマグマが吹き出し、飛んで逃げようとした 氷結龍の体がマグマに包まれる。
焼け焦げた匂いと煙が立ち込め、 氷結龍は暴れて逃げ出そうとするが粘り気があり重量のあるマグマを振り払えないでいる。
『ギシャアアアアアア!!! ギィ! ギュアアアア!』
悲鳴を上げて長い首を振り回し、手足でもがいて抜け出そうとするも、マグマの圧倒的な量の前では意味をなさない。
翼が解けて骨がむき出しになり、魔法陣が浮いては消えるを何度も繰り返している。
元凶であるフランチェスカを倒せば終わるのか? そう考えたかどうかは定かではないが、首を必死に伸ばして噛み殺そうとする。
地面からマグマが吹き出さなくなった。
氷結龍にまとわりつくマグマも固まり始め、黒い石になっていく。
その中を1歩、1歩と歩き、黒くすす焦げた顔を何とかフランチェスカに向けて口を開きそして……牙がフランチェスカの顔に当たり、フランチェスカは立っている力もないのか倒れてしまう。
氷結龍は口を開いたまま、動かなくなる。
全身を固まったマグマに包まれ、何とか片足と首だけを出していたようだが、固まったとてその熱量は膨大だったようだ。
氷結龍の首が、力なくうな垂れた。
「終わったッスよ! ちょっとそこのハイエルフさん! 門を開けるッス! フランチェスカさんを助けに行くんスよ!」
「な!? 外にはまだ魔物が沢山いるんだぞ!?」
城壁の上から望遠鏡で見ていたラグズは、ベルゴットに門を開けて助けに行くように命令する。
しかし外にはまだ第1波・第2波の魔物が残っており、外に出るのは危険だ。
「Sランクが何言ってるんスか! もういいッス! ラグが行くッスよ!」
そう言って靴を履き替え、空を歩くようにして城壁の外へ出て行ってしまった。
「終わった……? 氷結龍に殺されたって意味じゃなくて、倒したって事なのか? いやいや、Aランクだろ?」
呆然としているが、なんと先に動いたのは他の冒険者達だった。
「門の前の魔物に攻撃を集中させるんだ! フランチェスカ姉さんを助けに行くぞ!」
そう言って矢も魔法も石も門の前に集中攻撃を開始し、見る見る数が減っていくと門が開きだす。
どうやらラグズの声に素早く反応していたようだ。
「行くぞお前らー! フランチェスカさんを助けるんだ!!!」
「「「おー!」」」
冒険者達が門から走り出し、今まで戦えなかった前衛職たちが暴れ始める。
「あ、ま、待ちたまえ諸君? えっと、僕も行くぞ!」
慌ててベルゴットも門から出て行く。
「フランチェスカさん!」
目の前には倒れたフランチェスカと、それに襲い掛かろうとする小型のモンスターがいる。
バッグから2本の鉄の棒を取り出して、力いっぱいぶつけ合うと甲高い音が鳴り響く。
「どくッスよ!」
一瞬ラグズの方に気を取られ、地面に爆竹の様なものをばらまいて更に大きな音を響かせる。
警戒した小型モンスター達は距離を置き、その隙にラグズはフランチェスカを抱きかかえて空に駆け上がる。
「フランチェスカさん! 大丈夫ッスか!? しっかりして欲しいッス!」
その時フランチェスカは夢を見ている様だった。
その夢には修斗が出てきており、何故か今の状況を正確に理解していた。
(無事か? フランチェスカ)
「あれ? シュウト君? どうしてシュウト君がここに?」
(どうやらお前がピンチらしかったからな、国から見ていた)
「見てたって、それなら会いに来てよ」
(ふふふ。それよりも、氷結龍を倒したようだな)
「そうなの! 凄いでしょう? 私、今度は逃げなかったわよ」
(やるじゃないか。強くなったな)
「えへへ、褒めて褒めて」
(一つ報告だ。どうやら漆賢人にお前の事がバレているかもしれない。以降はさらに注意をしろ)
「え!? でも注意しろって言われても」
(無事情報を仕入れて帰ってきたら、1日中可愛がってやる)
「ガンバルよ私! デートもしてくれる!?」
(いいぞ)
「やった! 色々と調べて早めに帰るね!」
(ああそうしろ。それと氷結龍討伐おめでとう)
「あ……ありが、とう……うん、ありがとうシュウト君、グズ、私ね、怖かったんだ……もうシュウト君に会えないんじゃないかって、ここで死んじゃうんじゃないかって。何度も逃げようと思ったんだけど、そのたびにシュウト君ならどうするだろうって考えて、もっと強くなりたいって思って、必死に……必死に、た、たた、戦ったんだ……よ?」
ラグズに抱きかかえられて、意識を失ったままフランチェスカは泣いていた。
すでにライトの魔法は効果を無くし、星明りしかない夜の空を、2人はゆっくりと街へと向かっていく。
フランチェスカが目を覚ましたのは2日後の事だった。
目を覚ますとラグズがベッドの横でイスに座ったまま寝ており、周りを見回すとロウソクが数本立っていた。
「夜……? 私、どのくらい寝ていたのかしら」
上半身を起こし、周りを見回すが部屋にはラグズしかいない。
ベッドから降りようとするが、体が思うように動かすベッドから落ちてしまった。
「あ痛!」
「ひゃぁ! あ、フランチェスカさん起きたッスか! 良かったッス! どこか痛い所はないッスか? お腹空いてないッスか? 眠くないッスか!?」
「眠くは、ないわね。あ、お腹は空いてるかも」
床に寝ころんだまま、2人は顔を合わせて笑っていた。
焼け焦げた匂いと煙が立ち込め、 氷結龍は暴れて逃げ出そうとするが粘り気があり重量のあるマグマを振り払えないでいる。
『ギシャアアアアアア!!! ギィ! ギュアアアア!』
悲鳴を上げて長い首を振り回し、手足でもがいて抜け出そうとするも、マグマの圧倒的な量の前では意味をなさない。
翼が解けて骨がむき出しになり、魔法陣が浮いては消えるを何度も繰り返している。
元凶であるフランチェスカを倒せば終わるのか? そう考えたかどうかは定かではないが、首を必死に伸ばして噛み殺そうとする。
地面からマグマが吹き出さなくなった。
氷結龍にまとわりつくマグマも固まり始め、黒い石になっていく。
その中を1歩、1歩と歩き、黒くすす焦げた顔を何とかフランチェスカに向けて口を開きそして……牙がフランチェスカの顔に当たり、フランチェスカは立っている力もないのか倒れてしまう。
氷結龍は口を開いたまま、動かなくなる。
全身を固まったマグマに包まれ、何とか片足と首だけを出していたようだが、固まったとてその熱量は膨大だったようだ。
氷結龍の首が、力なくうな垂れた。
「終わったッスよ! ちょっとそこのハイエルフさん! 門を開けるッス! フランチェスカさんを助けに行くんスよ!」
「な!? 外にはまだ魔物が沢山いるんだぞ!?」
城壁の上から望遠鏡で見ていたラグズは、ベルゴットに門を開けて助けに行くように命令する。
しかし外にはまだ第1波・第2波の魔物が残っており、外に出るのは危険だ。
「Sランクが何言ってるんスか! もういいッス! ラグが行くッスよ!」
そう言って靴を履き替え、空を歩くようにして城壁の外へ出て行ってしまった。
「終わった……? 氷結龍に殺されたって意味じゃなくて、倒したって事なのか? いやいや、Aランクだろ?」
呆然としているが、なんと先に動いたのは他の冒険者達だった。
「門の前の魔物に攻撃を集中させるんだ! フランチェスカ姉さんを助けに行くぞ!」
そう言って矢も魔法も石も門の前に集中攻撃を開始し、見る見る数が減っていくと門が開きだす。
どうやらラグズの声に素早く反応していたようだ。
「行くぞお前らー! フランチェスカさんを助けるんだ!!!」
「「「おー!」」」
冒険者達が門から走り出し、今まで戦えなかった前衛職たちが暴れ始める。
「あ、ま、待ちたまえ諸君? えっと、僕も行くぞ!」
慌ててベルゴットも門から出て行く。
「フランチェスカさん!」
目の前には倒れたフランチェスカと、それに襲い掛かろうとする小型のモンスターがいる。
バッグから2本の鉄の棒を取り出して、力いっぱいぶつけ合うと甲高い音が鳴り響く。
「どくッスよ!」
一瞬ラグズの方に気を取られ、地面に爆竹の様なものをばらまいて更に大きな音を響かせる。
警戒した小型モンスター達は距離を置き、その隙にラグズはフランチェスカを抱きかかえて空に駆け上がる。
「フランチェスカさん! 大丈夫ッスか!? しっかりして欲しいッス!」
その時フランチェスカは夢を見ている様だった。
その夢には修斗が出てきており、何故か今の状況を正確に理解していた。
(無事か? フランチェスカ)
「あれ? シュウト君? どうしてシュウト君がここに?」
(どうやらお前がピンチらしかったからな、国から見ていた)
「見てたって、それなら会いに来てよ」
(ふふふ。それよりも、氷結龍を倒したようだな)
「そうなの! 凄いでしょう? 私、今度は逃げなかったわよ」
(やるじゃないか。強くなったな)
「えへへ、褒めて褒めて」
(一つ報告だ。どうやら漆賢人にお前の事がバレているかもしれない。以降はさらに注意をしろ)
「え!? でも注意しろって言われても」
(無事情報を仕入れて帰ってきたら、1日中可愛がってやる)
「ガンバルよ私! デートもしてくれる!?」
(いいぞ)
「やった! 色々と調べて早めに帰るね!」
(ああそうしろ。それと氷結龍討伐おめでとう)
「あ……ありが、とう……うん、ありがとうシュウト君、グズ、私ね、怖かったんだ……もうシュウト君に会えないんじゃないかって、ここで死んじゃうんじゃないかって。何度も逃げようと思ったんだけど、そのたびにシュウト君ならどうするだろうって考えて、もっと強くなりたいって思って、必死に……必死に、た、たた、戦ったんだ……よ?」
ラグズに抱きかかえられて、意識を失ったままフランチェスカは泣いていた。
すでにライトの魔法は効果を無くし、星明りしかない夜の空を、2人はゆっくりと街へと向かっていく。
フランチェスカが目を覚ましたのは2日後の事だった。
目を覚ますとラグズがベッドの横でイスに座ったまま寝ており、周りを見回すとロウソクが数本立っていた。
「夜……? 私、どのくらい寝ていたのかしら」
上半身を起こし、周りを見回すが部屋にはラグズしかいない。
ベッドから降りようとするが、体が思うように動かすベッドから落ちてしまった。
「あ痛!」
「ひゃぁ! あ、フランチェスカさん起きたッスか! 良かったッス! どこか痛い所はないッスか? お腹空いてないッスか? 眠くないッスか!?」
「眠くは、ないわね。あ、お腹は空いてるかも」
床に寝ころんだまま、2人は顔を合わせて笑っていた。
0
お気に入りに追加
1,169
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

(完結)魔王討伐後にパーティー追放されたFランク魔法剣士は、超レア能力【全スキル】を覚えてゲスすぎる勇者達をザマアしつつ世界を救います
しまうま弁当
ファンタジー
魔王討伐直後にクリードは勇者ライオスからパーティーから出て行けといわれるのだった。クリードはパーティー内ではつねにFランクと呼ばれ戦闘にも参加させてもらえず場美雑言は当たり前でクリードはもう勇者パーティーから出て行きたいと常々考えていたので、いい機会だと思って出て行く事にした。だがラストダンジョンから脱出に必要なリアーの羽はライオス達は分けてくれなかったので、仕方なく一階層づつ上っていく事を決めたのだった。だがなぜか後ろから勇者パーティー内で唯一のヒロインであるミリーが追いかけてきて一緒に脱出しようと言ってくれたのだった。切羽詰まっていると感じたクリードはミリーと一緒に脱出を図ろうとするが、後ろから追いかけてきたメンバーに石にされてしまったのだった。

最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる