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第15話 待ちに待ったご褒美
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部屋の片隅とはいえ執務室内に机が入った事で、いやでも修斗とパメラの仕事が目に入る。
その仕事風景はキャロラインから見て異様だった。
事前に内容を知らないはずなのに、簡単な説明と書類を見ただけで修正点を指摘し、さらに改善・注意点を的確に指示していく。
更には1件1件の処理速度がはやく、物によっては数日から数か月かける内容が一瞬で決まっていく。
話を聞きながら、自分ならどうするかを考えていたが、その全てが修斗・パメラの方がベターであり、そこにたどり着く時間も早い。
更にキャロラインを追い詰めたのが、昼と夜の2人の行為だ。
キャロラインが居ようが居まいが関係なく行為を始め、仕事の残っているキャロラインは部屋を出ることも出来ず、ただただ仕事に集中するしかない。
だが仕事など出来るはずもない。
パメラは仕事が出来るからご褒美がもらえる、しかし自分は仕事が出来ないからご褒美がもらえない。
そう考えている自分に気づき、いつの間にかご褒美目的で頑張っている事に愕然とした。自分はこんなにイヤラシイ人間だったのか、と。
だがそれは修斗の魅力値の高さによるもので、キャロラインも修斗に一目惚れした1人であり、本人が悪いわけではない。
その事には本人はおろか修斗すら気づいていない。
それから数ヶ月が過ぎ、キャロラインもいくつか仕事で成果を出し、机の位置は段々とパメラの横へと近づいて行った。
ご褒美に近づいていると感じてはいたが、あるウワサを耳にして焦っていた。
それは、城に出入りしている娘、その全てに修斗が手を出した。
という物だ。
頑張ってもご褒美をもらえないのに、頑張ってもいない他の女はご褒美をもらっている。焦りというよりも絶望に近かった。
事実は違うのだが、ウワサ話はウソでもなかった。
娘の全てではなく、気に入った女全てに手を出していたのだ。
人妻だろうが子供だろうが、手当たり次第だ。
自分は女ですらないのか、ただの部下なのか、ひょっとしたら部下ですらないのか。そんな事ばかり考えてしまう。
そんな事ばかり考えているから、ある日、遂に限界を超えた。
「シュウト殿! 私は……私ではお役に立てませんか!?」
昼休憩の時間、パメラがスカートをまくり上げた時だった。
立ち上がってパメラの体を楽しもうとしていたが、大げさに椅子に座り直すと足を組んで尊大に言葉を発した。
「役に立つ? 何を言っている、お前は俺の役に立つためにここに居るのだろう? 役に立たないと思うのなら、さっさと出て行け」
「私は!! 私は……役に立てていると……思っています」
「ならなんだ。それでいいだろう?」
唇を噛みしめ、何とか言って欲しい言葉を引き出そうとするが、修斗は決してその言葉を発しない。
自ら言わせることに意味があるからだ。
もう一度修斗は立ち上がり、スカートをめくり上げたまま止まっていたパメラの下着に手を当てて、胸と同時に撫で始める。
「しゅ、シュウト、もっと、もっと強く触っておくれよ」
パメラの言葉に従い、強く体を触り始めると、パメラの息が荒くなっていく。
その様子を涙を流しながら見ているキャロライン。
パメラの下着の中に修斗の指が入り、濡れた音が響いた瞬間、『姫』というプライドが砕け散った。
「私にも! 私にもご褒美をください!」
やっと望んでいた言葉が聞けて、修斗はほくそ笑んだ。
パメラの体から手を離し、もう一度イスに大きな音を立てて座った。
「そうか、ご褒美が欲しかったのか。ならこっちへ来い、まずは俺を楽しませろ」
そう言って大きく足を開いた。
それ以上修斗は何も言わない。
欲しいのならやってもいい、そう言っているのだ。
今まで散々パメラとの行為を観てきたキャロラインは、ソレが意味するところを理解していた。
イスの前でしゃがみ込み、修斗のズボンベルトを外していく。
そして、まだ大きくなっていないモノをおずおずと口に含み、しゃぶり始める。
だがやり方を知らないキャロラインでは大きくならず、業を煮やした修斗はキャロラインの胸を力任せに揉みしだく。
「ひ、いやぁ……」
恥ずかしさと喜びが入り混じった顔は、修斗を興奮させるには十分だった。
この日の午後は、残念ながら誰も面会が出来なかったそうだ。
キャロラインが目覚めたのは修斗の部屋だった。
もう夜も遅く、一体どれだけ行為に溺れていたのかを思い出して顔を赤らめている。しかし次の瞬間には、別の声に意識が移る。
パメラとバーバラ聖女が修斗の相手をしていたのだ。
「あれだけしても、まだ満足しないのね」
「あ、キャロラインが起きたよシュウト」
「キャロライン姫!? あ、ま、まって! シュウト様そこは……!!!!!!」
見た事もないバーバラ聖女の乱れ方に、キャロラインの体は再びうずき始めた。
何も言わずに修斗が手を差し出すと、当たり前のようにその手を取り、さらなる行為に溺れていく。
現在のステータス
名前:キャロライン
年齢:16歳
HP:27 → 1027
MP:42 → 2119
力強さ:19 → 201
知 力:52 → 398
防御力:11 → 192
素早さ:20 → 194
魅 力:221 → 472
状 態:半魅了状態
スキル:交渉LV8
すでに一般人の域を超え、熟練魔法使い並みの能力になっている。
残念ながらスキルは少ないが、いまから覚えて行けばいいだろう。
その仕事風景はキャロラインから見て異様だった。
事前に内容を知らないはずなのに、簡単な説明と書類を見ただけで修正点を指摘し、さらに改善・注意点を的確に指示していく。
更には1件1件の処理速度がはやく、物によっては数日から数か月かける内容が一瞬で決まっていく。
話を聞きながら、自分ならどうするかを考えていたが、その全てが修斗・パメラの方がベターであり、そこにたどり着く時間も早い。
更にキャロラインを追い詰めたのが、昼と夜の2人の行為だ。
キャロラインが居ようが居まいが関係なく行為を始め、仕事の残っているキャロラインは部屋を出ることも出来ず、ただただ仕事に集中するしかない。
だが仕事など出来るはずもない。
パメラは仕事が出来るからご褒美がもらえる、しかし自分は仕事が出来ないからご褒美がもらえない。
そう考えている自分に気づき、いつの間にかご褒美目的で頑張っている事に愕然とした。自分はこんなにイヤラシイ人間だったのか、と。
だがそれは修斗の魅力値の高さによるもので、キャロラインも修斗に一目惚れした1人であり、本人が悪いわけではない。
その事には本人はおろか修斗すら気づいていない。
それから数ヶ月が過ぎ、キャロラインもいくつか仕事で成果を出し、机の位置は段々とパメラの横へと近づいて行った。
ご褒美に近づいていると感じてはいたが、あるウワサを耳にして焦っていた。
それは、城に出入りしている娘、その全てに修斗が手を出した。
という物だ。
頑張ってもご褒美をもらえないのに、頑張ってもいない他の女はご褒美をもらっている。焦りというよりも絶望に近かった。
事実は違うのだが、ウワサ話はウソでもなかった。
娘の全てではなく、気に入った女全てに手を出していたのだ。
人妻だろうが子供だろうが、手当たり次第だ。
自分は女ですらないのか、ただの部下なのか、ひょっとしたら部下ですらないのか。そんな事ばかり考えてしまう。
そんな事ばかり考えているから、ある日、遂に限界を超えた。
「シュウト殿! 私は……私ではお役に立てませんか!?」
昼休憩の時間、パメラがスカートをまくり上げた時だった。
立ち上がってパメラの体を楽しもうとしていたが、大げさに椅子に座り直すと足を組んで尊大に言葉を発した。
「役に立つ? 何を言っている、お前は俺の役に立つためにここに居るのだろう? 役に立たないと思うのなら、さっさと出て行け」
「私は!! 私は……役に立てていると……思っています」
「ならなんだ。それでいいだろう?」
唇を噛みしめ、何とか言って欲しい言葉を引き出そうとするが、修斗は決してその言葉を発しない。
自ら言わせることに意味があるからだ。
もう一度修斗は立ち上がり、スカートをめくり上げたまま止まっていたパメラの下着に手を当てて、胸と同時に撫で始める。
「しゅ、シュウト、もっと、もっと強く触っておくれよ」
パメラの言葉に従い、強く体を触り始めると、パメラの息が荒くなっていく。
その様子を涙を流しながら見ているキャロライン。
パメラの下着の中に修斗の指が入り、濡れた音が響いた瞬間、『姫』というプライドが砕け散った。
「私にも! 私にもご褒美をください!」
やっと望んでいた言葉が聞けて、修斗はほくそ笑んだ。
パメラの体から手を離し、もう一度イスに大きな音を立てて座った。
「そうか、ご褒美が欲しかったのか。ならこっちへ来い、まずは俺を楽しませろ」
そう言って大きく足を開いた。
それ以上修斗は何も言わない。
欲しいのならやってもいい、そう言っているのだ。
今まで散々パメラとの行為を観てきたキャロラインは、ソレが意味するところを理解していた。
イスの前でしゃがみ込み、修斗のズボンベルトを外していく。
そして、まだ大きくなっていないモノをおずおずと口に含み、しゃぶり始める。
だがやり方を知らないキャロラインでは大きくならず、業を煮やした修斗はキャロラインの胸を力任せに揉みしだく。
「ひ、いやぁ……」
恥ずかしさと喜びが入り混じった顔は、修斗を興奮させるには十分だった。
この日の午後は、残念ながら誰も面会が出来なかったそうだ。
キャロラインが目覚めたのは修斗の部屋だった。
もう夜も遅く、一体どれだけ行為に溺れていたのかを思い出して顔を赤らめている。しかし次の瞬間には、別の声に意識が移る。
パメラとバーバラ聖女が修斗の相手をしていたのだ。
「あれだけしても、まだ満足しないのね」
「あ、キャロラインが起きたよシュウト」
「キャロライン姫!? あ、ま、まって! シュウト様そこは……!!!!!!」
見た事もないバーバラ聖女の乱れ方に、キャロラインの体は再びうずき始めた。
何も言わずに修斗が手を差し出すと、当たり前のようにその手を取り、さらなる行為に溺れていく。
現在のステータス
名前:キャロライン
年齢:16歳
HP:27 → 1027
MP:42 → 2119
力強さ:19 → 201
知 力:52 → 398
防御力:11 → 192
素早さ:20 → 194
魅 力:221 → 472
状 態:半魅了状態
スキル:交渉LV8
すでに一般人の域を超え、熟練魔法使い並みの能力になっている。
残念ながらスキルは少ないが、いまから覚えて行けばいいだろう。
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