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第33話
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帰りのホームルームが終わり、放課後。
保健室から戻った私は、そのまま着替えて部活に行こうと体育館へと向かっていた。
「ねぇ、茉弘。本当に大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。どこも怪我してないし。むしろ保健室で休んで元気有り余ってるよ!」
腕をムキッとさせながら心配そうにしながら隣を歩いている由紀に答える。
階段から落ちてから時間たったけど、どこかが痛くなるってこともなかった。
なんなら午後の授業中はぐっすり寝ていたし、むしろ保健室行く前より元気なぐらいだ。
二海が先に戻ったみたいだけど、それすら分からなかったぐらいには爆睡してたし。
「その割には、お腹の虫は泣いてるみたいだけど?」
「・・・まぁ、お昼食べ損ねてお腹はすいてますね・・・」
ぐぅぅっ・・・と鳴るお腹を抑えながらおどけると、全く・・・と呆れ気味な由紀。
仕方ないじゃん、生理現象だもん。
「もし、体調悪くなったら直ぐに言うんだよ?」
「わかってるって」
軽い会話をかわしながら体育館までたどり着く。
重く閉ざされていた扉を開くと、もう既に練習着に着替えた茂木先輩の姿があった。
「あっ、茉弘ちゃん!二海から話聞いたよ!大丈夫なの!?」
私に気付いた茂木先輩が、心配そうにパタパタとこちらに駆け寄ってくる。
元々心配性なところあるから、二海から話を聞いて不安になったのだろう。
私の目の前に経つと、アワアワと挙動不審な動きをし始めた。
「大丈夫ですよ、どこも怪我してませんし。もしどこが痛くなったらすぐ休みますから」
「そ、そう?それならいいんだけど・・・無理しちゃダメだからね?」
「わかってます」
ホッとしたような表情を浮かべながら、無理はするな、と釘を刺される。
無理しようにも、私はほぼ皆のサポートをするだけだから無理のしようがないんだけどね。
そんなことを考えながら返事をする。
「それじゃあ、昨日と同じようにお願い。だけど──」
「無理はしちゃダメ、ですよね。分かりました」
茂木先輩の言葉を奪い取るようにして返事をすると、少し目を見開いた後に笑顔を見せた。
そんな笑顔に後押しされるように、私と由紀はマネージャーの仕事に取りかかった。
保健室から戻った私は、そのまま着替えて部活に行こうと体育館へと向かっていた。
「ねぇ、茉弘。本当に大丈夫なの?」
「大丈夫だよ。どこも怪我してないし。むしろ保健室で休んで元気有り余ってるよ!」
腕をムキッとさせながら心配そうにしながら隣を歩いている由紀に答える。
階段から落ちてから時間たったけど、どこかが痛くなるってこともなかった。
なんなら午後の授業中はぐっすり寝ていたし、むしろ保健室行く前より元気なぐらいだ。
二海が先に戻ったみたいだけど、それすら分からなかったぐらいには爆睡してたし。
「その割には、お腹の虫は泣いてるみたいだけど?」
「・・・まぁ、お昼食べ損ねてお腹はすいてますね・・・」
ぐぅぅっ・・・と鳴るお腹を抑えながらおどけると、全く・・・と呆れ気味な由紀。
仕方ないじゃん、生理現象だもん。
「もし、体調悪くなったら直ぐに言うんだよ?」
「わかってるって」
軽い会話をかわしながら体育館までたどり着く。
重く閉ざされていた扉を開くと、もう既に練習着に着替えた茂木先輩の姿があった。
「あっ、茉弘ちゃん!二海から話聞いたよ!大丈夫なの!?」
私に気付いた茂木先輩が、心配そうにパタパタとこちらに駆け寄ってくる。
元々心配性なところあるから、二海から話を聞いて不安になったのだろう。
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「大丈夫ですよ、どこも怪我してませんし。もしどこが痛くなったらすぐ休みますから」
「そ、そう?それならいいんだけど・・・無理しちゃダメだからね?」
「わかってます」
ホッとしたような表情を浮かべながら、無理はするな、と釘を刺される。
無理しようにも、私はほぼ皆のサポートをするだけだから無理のしようがないんだけどね。
そんなことを考えながら返事をする。
「それじゃあ、昨日と同じようにお願い。だけど──」
「無理はしちゃダメ、ですよね。分かりました」
茂木先輩の言葉を奪い取るようにして返事をすると、少し目を見開いた後に笑顔を見せた。
そんな笑顔に後押しされるように、私と由紀はマネージャーの仕事に取りかかった。
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