27 / 50
現界ノ章:SECTION2『ルメリア襲来編』
EP:SOWRD 026 氷像で嗤う狂人
しおりを挟む
巨大なクリスタルに映るルメリア・ユーリップの像。
それが、獰猛に嗤う。
「『節制』の、大剣霊……」
永絆や蓮花よりも随分前から魔剣に精通していた愛火も、普段は朗笑で満たされている顔に冷や汗を浮かべている。
当然、永絆も憤怒や嫉妬に狂うルメリアを前にして、度を超えた恐怖や緊張による強い頭痛や吐き気を覚えていた。
今こうしてやっとの思いであの狂人と相対出来ているのは、繋がれた蓮花の手から彼女の温もりを感じ取っているからだ。
そして、だからこそ、永絆は自分の殻を破って勝手に決めつけていた己の限界の向こう側へ行くことが出来る。
即ち、一度トラウマを植え付けれた別次元の相手に対して探りを言えれるという無謀に近い挑戦。
「こうしてまともに話すのは初めてか、ルメリア」
「凡人の分際で……いえ、それ以下の分際で、ルメを呼び捨てにした挙句、対等に口をきくんですか?」
「礼節の点においては、お前のお姉様は寛容だったんだが——」
「——その『二人きりで居たという事実』、今すぐお前ごと消し去ってやる」
温度が急激に下がり、張り詰めた空気は限界を訴え、ルメリアの双眸に宿った鋭い怒りを認めたその瞬間。
永絆はヴァージに魔気を通わせて攻撃に映ろうとしていたが、まるで時が奪われたように、もう既にその行動はルメリアより数秒は出遅れていた。
──目頭に当たる寸前の氷弾。
──既に膝の下あたりまでを侵食していた黒き氷の壊死。
──そして、髪の毛数本をむしり取っている頭上からの黒い雪。
一挙に押し寄せた感情と情報によって思考が停止し、要領を超えた事象の連続に遂には永絆の脳は破裂の時を迎えようとしていた。
「アイリスッ!」
それを防いだのは、蓮花の覇気の込められた詠唱だった。あっという間に永絆を取り巻く濃霧は、永絆だけでなく蓮花や愛火をも包み込んでゆく。
続けて、間髪入れずに、
「『一突連閃《レイ・レイピア》』ッ!!」
愛火が無数の閃光が炸裂させて真正面に居るだろうクリスタルルメリアを穿つ。
甲高い破砕音が轟き、衝撃波が周囲へ撒き散らされた。
エアポケットのようなこの時間を、永絆は決して無駄にしない。
蓮花がアイリスの『斬り霧の舞』で、永絆に迫っていた氷弾と雪を丸ごと霧散してくれた。
ところが、膝より下を侵した凍結は、とっくに壊死の効力を発揮していたのだ。
何かに躓くような形で、目の前に倒れる。その拍子に顔から地面に飛び込みそうになるのを、永絆は慌てて両手を地につくことで免れる。
しかし、それは目を意識の外に追いやっていた地獄と、これから味わう地獄の両方に蝕まれる地獄の始まりで。
「——う、ぐあああああああああああああああああああああああああああッ!?」
黒氷は、永絆の両膝から下を壊死させていた。それどころか、たった今、永絆が両手をついた地面も既に黒氷で凍結されており、それは即ち、彼女の両手もまた壊死の効力を受けてしまっていることを意味する。
「ナズ姉! 早く、ヴァージの剣能を自分に使ってっ!!」
まるで悲鳴を上げるかのように、蓮花が嗚咽混じりに叫ぶ。濃霧の展開に最大限の力を注いでいる今、駆け寄りたくとも駆け寄れないのだろう。
「永絆ちゃんっ!」
愛火も、永絆の名を叫んで安否を気に掛ける。彼女は、どこからか放たれている氷弾を片っ端から撃ち落としていた。
二人共、自分が今すべきことに全力を注いであの怪物と戦っている。
今この瞬間、永絆だけ負傷を言い訳にして、彼女たちに、自分たちに甘える訳にはいかない。
(そうだ……たかが、両足両手が持ってかれただけだ——!)
昨晩から、それ以上に辛く苦しい目に散々遭ってきたじゃないか。
「……ヴァージ、剣能……」
『滅廻』で、自分を取り巻く事象を破壊する。
「発、動……っ」
遂には凍土に転がり、背中から徐々に消失を迎えてゆく。
この速度で凍結が広がっていけば、数秒後には蓮花も愛火も永絆と同じ目に遭ってしまう。
ルメリアが一番目の敵にしているのが永絆で良かった。だって、そうでなければ今頃、全員が均等に壊されていただろうから。
(そんなことは、させねぇけどな)
赤黒い雷光が、永絆の周りで迸る。
都合、五度目となる事象破壊。
寸前にロユリが言っていた『代償』のことが脳裏を掠める。けれど、それに怯えた結果、自分も蓮花も愛火も死んでしまえば、それこそ『代償』どころかではない。何も残らなくなる。
いかなる試練が、地獄が待ち受けていようとも、永絆は今この瞬間起きている地獄を破壊し、望む未来を斬り開く。
それが、この魔剣を握った時から纏わりつく宿命と、固く誓った決意なのだから。
やがて、雷光が瞬く。
永絆を、周囲を取り巻く『壊死』の事象が、間も無く破壊される。
そして。
「ルメリアァッ!」
瀕死の事実を脱した永絆は、五体満足で跳躍し、ルメリアが映る結晶に背後より迫り、大剣を振り下ろす。
「しぶとい……悪が!」
永絆を純粋に『悪』と言い放ったルメリアは、結晶を肥大化させて防御に出る。
「ぐぁっ!?」
巨大な棘を幾本も伸したルメリアの結晶は、ビキビキと音を立てて空へと伸びてゆく。
続けて、黒塗りの凍土が大地を浸していき、再び天より黒雪が降り注ぐ。
「今ここに、お前達の生存目的は潰えた。何故なら……」
結晶に映るルメリアが片手を掲げると同時、永絆は蓮花と愛火をそれぞれ見、魔気で通信を試みた。
そんな地上で行われた小細工に目もくれず、ルメリアは、
「お前達は亡骸も残せず、ここで存在を失うからだ! 剣霊術、第三術式項『全てを壊す黒き氷弾』ッ!!
全方位へ向け無数の黒氷を一斉に放った。
甲高い金属音が立て続けに響き、大気を震わせる。凍土と雪に続いて周囲へ飛ばされる氷弾は、黒にさらなる黒を灯し、大地を、建物を削り取っては雪や地と相まってさらなる破壊を重ねていく。
アパート周辺は、漆黒に覆われ、破壊の限りを尽くされていた。
永絆たちの姿は、どこにも無い。
付け加えるならば、
「……魔気の反応も、無い?」
そう。魔剣術士たる者であれば嫌でも発してしまう証が、どこにも感じられないのだ。
「まさか、あの『冥剣』の剣能を使って逃げたんじゃあ……」
あの『滅廻』とか言う剣能であれば、それも可能だろう。『今自分達がこの場所に居る』という事実を破壊すればいいのだから。
「クソッ! わざわざ出向いてみたらこれか! あの女狐共がぁ……ッ!」
黒い雪は虚しく降り注ぎ、ルメリアの心情を表しているかのように破壊の氷弾は四方八方に炸裂し、大地は黒く塗られて凍てついてゆく。
「それにしても……」
と、腸が煮えくり返る一方で、もう一人の冷静な自分が考えを張り巡らせる。彼女の場合、『禁忌の三日間』で理想を失う前の彼女が彼女自身をコントロールしていても何ら不思議ではない。
「三人目のあの女、何かが引っかかる」
ナズナやレンカとか言う存在とは違った、また別の意味でのイレギュラー──マナカ。あの女が自分達に害を成すのなら、当然、ルメリアの怒りの矛先はあの女にも向けられる。
しかし、どうやら一概そうであると言い切れないようだ。
だが、何にせよ、今ルメリアが行うことは一つで、
「この『姿映し』も、もう限界か……一度ターチスお姉様の下へ帰らなければ」
そう呟くと、ルメリアは結晶から自分の姿を消し、どこかへ消えていった。
黒き雪と氷の破壊は、程なくして終わりを迎えた。
それが、獰猛に嗤う。
「『節制』の、大剣霊……」
永絆や蓮花よりも随分前から魔剣に精通していた愛火も、普段は朗笑で満たされている顔に冷や汗を浮かべている。
当然、永絆も憤怒や嫉妬に狂うルメリアを前にして、度を超えた恐怖や緊張による強い頭痛や吐き気を覚えていた。
今こうしてやっとの思いであの狂人と相対出来ているのは、繋がれた蓮花の手から彼女の温もりを感じ取っているからだ。
そして、だからこそ、永絆は自分の殻を破って勝手に決めつけていた己の限界の向こう側へ行くことが出来る。
即ち、一度トラウマを植え付けれた別次元の相手に対して探りを言えれるという無謀に近い挑戦。
「こうしてまともに話すのは初めてか、ルメリア」
「凡人の分際で……いえ、それ以下の分際で、ルメを呼び捨てにした挙句、対等に口をきくんですか?」
「礼節の点においては、お前のお姉様は寛容だったんだが——」
「——その『二人きりで居たという事実』、今すぐお前ごと消し去ってやる」
温度が急激に下がり、張り詰めた空気は限界を訴え、ルメリアの双眸に宿った鋭い怒りを認めたその瞬間。
永絆はヴァージに魔気を通わせて攻撃に映ろうとしていたが、まるで時が奪われたように、もう既にその行動はルメリアより数秒は出遅れていた。
──目頭に当たる寸前の氷弾。
──既に膝の下あたりまでを侵食していた黒き氷の壊死。
──そして、髪の毛数本をむしり取っている頭上からの黒い雪。
一挙に押し寄せた感情と情報によって思考が停止し、要領を超えた事象の連続に遂には永絆の脳は破裂の時を迎えようとしていた。
「アイリスッ!」
それを防いだのは、蓮花の覇気の込められた詠唱だった。あっという間に永絆を取り巻く濃霧は、永絆だけでなく蓮花や愛火をも包み込んでゆく。
続けて、間髪入れずに、
「『一突連閃《レイ・レイピア》』ッ!!」
愛火が無数の閃光が炸裂させて真正面に居るだろうクリスタルルメリアを穿つ。
甲高い破砕音が轟き、衝撃波が周囲へ撒き散らされた。
エアポケットのようなこの時間を、永絆は決して無駄にしない。
蓮花がアイリスの『斬り霧の舞』で、永絆に迫っていた氷弾と雪を丸ごと霧散してくれた。
ところが、膝より下を侵した凍結は、とっくに壊死の効力を発揮していたのだ。
何かに躓くような形で、目の前に倒れる。その拍子に顔から地面に飛び込みそうになるのを、永絆は慌てて両手を地につくことで免れる。
しかし、それは目を意識の外に追いやっていた地獄と、これから味わう地獄の両方に蝕まれる地獄の始まりで。
「——う、ぐあああああああああああああああああああああああああああッ!?」
黒氷は、永絆の両膝から下を壊死させていた。それどころか、たった今、永絆が両手をついた地面も既に黒氷で凍結されており、それは即ち、彼女の両手もまた壊死の効力を受けてしまっていることを意味する。
「ナズ姉! 早く、ヴァージの剣能を自分に使ってっ!!」
まるで悲鳴を上げるかのように、蓮花が嗚咽混じりに叫ぶ。濃霧の展開に最大限の力を注いでいる今、駆け寄りたくとも駆け寄れないのだろう。
「永絆ちゃんっ!」
愛火も、永絆の名を叫んで安否を気に掛ける。彼女は、どこからか放たれている氷弾を片っ端から撃ち落としていた。
二人共、自分が今すべきことに全力を注いであの怪物と戦っている。
今この瞬間、永絆だけ負傷を言い訳にして、彼女たちに、自分たちに甘える訳にはいかない。
(そうだ……たかが、両足両手が持ってかれただけだ——!)
昨晩から、それ以上に辛く苦しい目に散々遭ってきたじゃないか。
「……ヴァージ、剣能……」
『滅廻』で、自分を取り巻く事象を破壊する。
「発、動……っ」
遂には凍土に転がり、背中から徐々に消失を迎えてゆく。
この速度で凍結が広がっていけば、数秒後には蓮花も愛火も永絆と同じ目に遭ってしまう。
ルメリアが一番目の敵にしているのが永絆で良かった。だって、そうでなければ今頃、全員が均等に壊されていただろうから。
(そんなことは、させねぇけどな)
赤黒い雷光が、永絆の周りで迸る。
都合、五度目となる事象破壊。
寸前にロユリが言っていた『代償』のことが脳裏を掠める。けれど、それに怯えた結果、自分も蓮花も愛火も死んでしまえば、それこそ『代償』どころかではない。何も残らなくなる。
いかなる試練が、地獄が待ち受けていようとも、永絆は今この瞬間起きている地獄を破壊し、望む未来を斬り開く。
それが、この魔剣を握った時から纏わりつく宿命と、固く誓った決意なのだから。
やがて、雷光が瞬く。
永絆を、周囲を取り巻く『壊死』の事象が、間も無く破壊される。
そして。
「ルメリアァッ!」
瀕死の事実を脱した永絆は、五体満足で跳躍し、ルメリアが映る結晶に背後より迫り、大剣を振り下ろす。
「しぶとい……悪が!」
永絆を純粋に『悪』と言い放ったルメリアは、結晶を肥大化させて防御に出る。
「ぐぁっ!?」
巨大な棘を幾本も伸したルメリアの結晶は、ビキビキと音を立てて空へと伸びてゆく。
続けて、黒塗りの凍土が大地を浸していき、再び天より黒雪が降り注ぐ。
「今ここに、お前達の生存目的は潰えた。何故なら……」
結晶に映るルメリアが片手を掲げると同時、永絆は蓮花と愛火をそれぞれ見、魔気で通信を試みた。
そんな地上で行われた小細工に目もくれず、ルメリアは、
「お前達は亡骸も残せず、ここで存在を失うからだ! 剣霊術、第三術式項『全てを壊す黒き氷弾』ッ!!
全方位へ向け無数の黒氷を一斉に放った。
甲高い金属音が立て続けに響き、大気を震わせる。凍土と雪に続いて周囲へ飛ばされる氷弾は、黒にさらなる黒を灯し、大地を、建物を削り取っては雪や地と相まってさらなる破壊を重ねていく。
アパート周辺は、漆黒に覆われ、破壊の限りを尽くされていた。
永絆たちの姿は、どこにも無い。
付け加えるならば、
「……魔気の反応も、無い?」
そう。魔剣術士たる者であれば嫌でも発してしまう証が、どこにも感じられないのだ。
「まさか、あの『冥剣』の剣能を使って逃げたんじゃあ……」
あの『滅廻』とか言う剣能であれば、それも可能だろう。『今自分達がこの場所に居る』という事実を破壊すればいいのだから。
「クソッ! わざわざ出向いてみたらこれか! あの女狐共がぁ……ッ!」
黒い雪は虚しく降り注ぎ、ルメリアの心情を表しているかのように破壊の氷弾は四方八方に炸裂し、大地は黒く塗られて凍てついてゆく。
「それにしても……」
と、腸が煮えくり返る一方で、もう一人の冷静な自分が考えを張り巡らせる。彼女の場合、『禁忌の三日間』で理想を失う前の彼女が彼女自身をコントロールしていても何ら不思議ではない。
「三人目のあの女、何かが引っかかる」
ナズナやレンカとか言う存在とは違った、また別の意味でのイレギュラー──マナカ。あの女が自分達に害を成すのなら、当然、ルメリアの怒りの矛先はあの女にも向けられる。
しかし、どうやら一概そうであると言い切れないようだ。
だが、何にせよ、今ルメリアが行うことは一つで、
「この『姿映し』も、もう限界か……一度ターチスお姉様の下へ帰らなければ」
そう呟くと、ルメリアは結晶から自分の姿を消し、どこかへ消えていった。
黒き雪と氷の破壊は、程なくして終わりを迎えた。
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説

如月さんは なびかない。~片想い中のクラスで一番の美少女から、急に何故か告白された件~
八木崎(やぎさき)
恋愛
「ねぇ……私と、付き合って」
ある日、クラスで一番可愛い女子生徒である如月心奏に唐突に告白をされ、彼女と付き合う事になった同じクラスの平凡な高校生男子、立花蓮。
蓮は初めて出来た彼女の存在に浮かれる―――なんて事は無く、心奏から思いも寄らない頼み事をされて、それを受ける事になるのであった。
これは不器用で未熟な2人が成長をしていく物語である。彼ら彼女らの歩む物語を是非ともご覧ください。
一緒にいたい、でも近づきたくない―――臆病で内向的な少年と、偏屈で変わり者な少女との恋愛模様を描く、そんな青春物語です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました
toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。
残酷シーンが多く含まれます。
誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。
両親に
「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」
と宣言した彼女は有言実行をするのだった。
一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。
4/5 21時完結予定。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
役立たずと言われダンジョンで殺されかけたが、実は最強で万能スキルでした !
本条蒼依
ファンタジー
地球とは違う異世界シンアースでの物語。
主人公マルクは神聖の儀で何にも反応しないスキルを貰い、絶望の淵へと叩き込まれる。
その役に立たないスキルで冒険者になるが、役立たずと言われダンジョンで殺されかけるが、そのスキルは唯一無二の万能スキルだった。
そのスキルで成り上がり、ダンジョンで裏切った人間は落ちぶれざまあ展開。
主人公マルクは、そのスキルで色んなことを解決し幸せになる。
ハーレム要素はしばらくありません。

ゴブリン戦記
木下寅丸
ファンタジー
これは復讐の物語。
あることがきっかけで、3人のゴブリンは人間の少年を育てることになる。
育てることになった少年は、少々感情の乏しい子ではあったが、3人は大事に育てた。
心を開いたのか、徐々に笑うことが多くなった少年。そんな時に住んでいるゴブリンの村が、勇者一行の襲撃を受ける。
そこで、育て親であるゴブリン達が死んでしまう。ボロボロになりながら、ひたすら西へ逃げる少年は、心に復讐を誓った。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる