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第二話
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「だが、お前のような優秀な人材をただ遊ばせておくのはもったいない。そこで私はお前に新たなる道を用意しようと思う」
(新しい道ですか?)
「そうだ。お前はこれまでセイリオス国のために多くの貢献をしてきたが、聖女としての力を失ったことでその貢献は評価されていないようだな」
確かにそうですが、いきなりそんなことを言われても困ります。
「確かにそうかもしれませんが............」
「ならば新たにその力を示してはどうだ。今回の学園への入学はそのための場でもあるのだ」
「私が新たなる道をですか?」
(そ、そんなこと言われても..........)
「案ずるな。この私が責任を持ってお前を導いてやろう」
(国王陛下が私のために!?)
私は思わず目を見開きます。
まさか国王陛下直々にサポートしていただけるなんて思ってもいませんでしたから!
(でも.........、本当にいいのでしょうか.........?)
いくら何でも国のトップである国王陛下にそこまでお世話になるわけにはいきませんからね。
(でも、せっかくのチャンスですし...........)
「リリアよ。お前は才能があり努力も怠らない優秀な人間だ。しかし、これまではその才能をうまく生かし切れなかったのだ」
(新しい道ですか?)
「そうだ。お前はこれまでセイリオス国のために多くの貢献をしてきたが、聖女としての力を失ったことでその貢献は評価されていないようだな」
確かにそうですが、いきなりそんなことを言われても困ります。
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「ならば新たにその力を示してはどうだ。今回の学園への入学はそのための場でもあるのだ」
「私が新たなる道をですか?」
(そ、そんなこと言われても..........)
「案ずるな。この私が責任を持ってお前を導いてやろう」
(国王陛下が私のために!?)
私は思わず目を見開きます。
まさか国王陛下直々にサポートしていただけるなんて思ってもいませんでしたから!
(でも.........、本当にいいのでしょうか.........?)
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