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愛する人の愛する人
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「相変わらず、出るの早いなぁ」
開口一番、流星はそう呟くように言った
いつも
電話する時に言われる言葉
「別にいいやん、いつもの事やろ」
いつもの事であることを錯覚させるために
自分にそう言い聞かせるために
いつも通り友達であろうと決意した
流星の恋も
夢菜の恋も
どちらも結局は
誰かが不幸になるのは目に見えてるから
偽善者かもしれないけど
不幸になるなら私だけでいい
「それで、あなたの言う樋口君のいい所、あなたが惚れたところを教えてよ」
「何だかんだ照れくさいなぁ…」
わざとらしく咳払いをして
彼は友弥を意識し始めたきっかけ
それと
それまでの流星の話を始めた
開口一番、流星はそう呟くように言った
いつも
電話する時に言われる言葉
「別にいいやん、いつもの事やろ」
いつもの事であることを錯覚させるために
自分にそう言い聞かせるために
いつも通り友達であろうと決意した
流星の恋も
夢菜の恋も
どちらも結局は
誰かが不幸になるのは目に見えてるから
偽善者かもしれないけど
不幸になるなら私だけでいい
「それで、あなたの言う樋口君のいい所、あなたが惚れたところを教えてよ」
「何だかんだ照れくさいなぁ…」
わざとらしく咳払いをして
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それまでの流星の話を始めた
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