満月の夜に君を迎えに行くから
【第7回ライト文芸大賞 奨励賞いただきました!】
高校卒業と同時に上京し、一人暮らしを始めた工藤 巧。
夢だった自動車整備士になるために家と職場を往復するだけの生活だったが、新しい職場に向かう道すがら、巧は一匹の黒猫と出会う。
巧の言葉を理解しているような黒猫。
一人と一匹はやがて心を通わせ、同居生活を始める。
しかし、その黒猫は満月の夜に女の子の姿に変身して――?
高校卒業と同時に上京し、一人暮らしを始めた工藤 巧。
夢だった自動車整備士になるために家と職場を往復するだけの生活だったが、新しい職場に向かう道すがら、巧は一匹の黒猫と出会う。
巧の言葉を理解しているような黒猫。
一人と一匹はやがて心を通わせ、同居生活を始める。
しかし、その黒猫は満月の夜に女の子の姿に変身して――?
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最終話まで読了しました。
ヒロインの鈴音ちゃんが健気で純粋でたまらなく愛おしかったです。
彼女の置かれている状況を知っている読者からすれば、巧くんに対しては「早く言え!」「それは言うな!」の連続で、最後までとても楽しく読ませていただきました。
田辺さんとの関係性も良いスパイスになっていたと思います。
素敵な物語をありがとうございました。
紫音さん、ありがとうございます。
鈴音、紫音さんにも可愛がっていただけて嬉しいです!
「早く言え!」「それは言うな!」的確すぎて笑っちゃいました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
改稿でこんなにも作品の輝き方が変わるのかと終始唸りながら読んでいました。
巧と鈴音の背景が最初から書かれているので一つ一つの行動の印象が変わります。切なさが増したと思いますし、「タクミ! それは言っちゃだめだ!」と何度心の中で叫んだことか笑
そして今回も鈴音の可愛らしさを存分に楽しませていただきました。何度読んでも鈴音はかわいい!
昭島さん、いつも読んでいただき、感想も残していただき、本当にありがとうございます。
今回の改稿では情報を出す箇所やペースを見直したので、今までより置いてけぼり感がなくなったはずです笑
そして、鈴音を可愛がっていただき、ありがとうございます!
とってもハッピーな気持ちになれる終わり方でにんまりしちゃいました!
初めは重苦しい感じの雰囲気から始まって、鈴音と出逢って色んなことを知って、二人のやりとりが微笑ましくて。鈴音がいなくなった後の展開には驚いて切なくなりました。
大福が鈴音を引き止めてくれたシーンが好きです。
素敵なお話をありがとうございました!
りろさん、最後まで読んでいただきありがとうございます!
大福、登場シーンは少なかったですが、私も気に入っています。ありがとうございます。
ハッピーになってもらえてよかったです!
先日別作品への感想でも書きましたが、桃園すずさんの作品はやっぱり丁寧さが魅力だなと思いました。
自動車整備士という巧の職業は人柄も表していて、コンプレックスや過去の傷、将来の夢が丁寧に描かれているから巧という人物に共感できます。
自分の気持ちに真っ直ぐでとにかく可愛らしい鈴音に対して、自分の気持ちをセーブしてしまう巧はもどかしいけれど「ああ、わかる……」と共感してしまいます。
女の子が猫になってしまうというファンタジー作品でありながら、まるで現実のもののように感じられる心の動きがあるから、再読でもこの作品には心を動かされてしまうんだと思いました。
昭島さん、ありがとうございます!
自覚はないのですが、いろんな方に「丁寧」と言われるので、そうなのかもしれないと思い始めました。笑
元々は短編のつもりのアイデアで、人と関わるのが苦手な青年が猫には心をひらく、みたいなお話でした。
真っ直ぐな想いをぶつけられ、たじたじになるタクミを書くの楽しかったなぁと思い出しました。
再読いただき、こんな素敵な感想まで、本当にありがとうございました!
猫のときも、人間のときも、涼音の行動や話し方など可愛すぎます…!
タクミと涼音のふたりの関係や心の動きも、丁寧に繊細に描かれていて、すずさんの書かれる文章素敵だと思います。
涼音がいなくなって、タクミの記憶から消えていってしまうのが切なかったけど、最後はハッピーエンドでよかった。
ラストはほんわか、幸せな気持ちになれます。
完結お疲れ様でした!
杏さん、素敵な感想ありがとうございます!
鈴音をみんなに可愛がってもらえて私も嬉しいです!
道端で黒猫見かけて鈴音だ!って思いながら書いていたのを思い出しました笑
やはり、タクミ大好きだ!がグッときちゃうんですよね
鈴音がいなくなった日、そしてそれからの日々
鈴音だけがちゃんと覚えていて
タクミの記憶は少しずつ曖昧になるのが切なくて切なくて
再読だけど、何度読んでも鈴音が可愛くてたまりませんー!
この話、大好きだ!
感想ありがとうございますー!
鈴音がいなくなって、タクミの記憶から消えていくっていうのはこの話を考えたときに決めたシーンで、ちゃんと切なく仕上げられてよかったです!
再読してくれたリコちゃん、大好きだ!
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