8 / 19
08 神殿
しおりを挟む
翌日、目が覚めたイズミは、ベッドにいることに驚いた。そして思い出した。アレンが運んでくれたのだ。
ベッドから飛び出ると冷たい水で顔を洗ったが、自分をすっぽりと包んだ感触を消せなかった。
こんなことではダメだと無理やり意識を昨夜の自分の失敗に向けた。
正しい選択は王子を置いて逃げることだった。異世界からやって来てなにもできない自分だ。逃げるのが当たり前だ。それがこともあろうに王子に立場を考えて逃げろなどと・・・
なぜか、前世の感覚に引きづられているのだ。王宮にいるせいか?
王子の側近として権力争いの渦中で働いた。裏切りと粛清・・・・笑顔で寄ってきた友に切りつけられた・・・・倒れた自分を見下ろす友の目から涙が落ち・・・なにか囁いたが聞き取れなかった・・・・その時に死んだのだろうか?
それでは、ベッドで自分を見下ろした青い目は誰のものだろうか?あの温もりは?
前世では男に抱かれたのだろうか?日本の生活では綺麗な女の子をみるとドキドキしたが・・・・
自分は夢のなかのあの男ではない、四月一日・大輔だったイズミだ。
イズミが考えを巡らしている頃、アレンは襲撃の背景を思い描いていた。直接の襲撃犯は面倒な為始末したが、お披露目では神子のワタヌキよりイズミのほうが注目されてしまった。
イズミを最初に見つけたのはアレンだ。誰にもゆずるつもりはない。名前も与えたしと思うアレンの口元は笑みを浮かべていた。逃がすつもりはない。
イズミの気持ちはどうであれ、この世界で後ろ盾なしでやっていくのはむずかしい。
神殿に啓示を見に行きたいと言うのを聞いてアレンは気がかりが増えた。
治癒するとき、神官がイズミの頬に手を添える様が不愉快だったのだ。
考えすぎだ・・・・そう思っているが・・・・自分の気持ちをうまく調整できなかった。
イズミとジョーの二人で神殿に行く日にアレンも同行した。
神殿は人々が自由に訪れ神託の板も公開されている。三人が神殿に着いたとき
「奇遇だね」とレオから声をかけられた。
レオと神子のワタヌキと取り巻きが立っていた。
「イズミ、お前、夜会の途中で帰ったんだな」と神子のワタヌキがイズミに話しかけた。
「いろいろありましたので」とイズミが礼を取った。
「随分礼儀正しくなったね。帰りたいと無礼を抜かしていたのに」と取り巻きの一人が言うと
「そうですね、お披露目の場でも神子様を差し置いて無作法ぶりを見せてましたね」
「ほんと目に余る振る舞いでした。神子様に変わって成敗したいとさえ思いました」と口々に言い出した。
イズミは
「神子様それは申し訳ございませんでした」と頭を下げた。
「分をわきまえるのは大事だぞ」と取り巻きが言うと
「時間を無駄にしてしまった。行くぞ」とワタヌキが歩き出した。
その様子をみたジョーが
「アレン様ひどすぎます、あんなことを・・」というとレオ王子が
「あれでも神子だ」と言うとアレンと並んで歩き出した。
「一緒に行かないのですか?王子殿下。行ってしまいましたよ。」とアレンが言うと
「冷たいね。どうせ同じところに行くんだよ。イズミと喋りたいな」とイズミの横に移動してきた。
「イズミこのまえのお礼じゃ足りないよね。もっとお礼をしたいな」
「王子殿下先日は過分なお言葉を頂きました。過分なお品物もこれ以上はお控え下さると幸いでございます」
「冷たいなぁそんなお堅い言葉」とレオ王子がわざと悲しい表情を浮かべて言った。
礼拝堂は神子が来ると言うので一時的に貸切となっていた。アレン達も一緒に入るように言われてイズミは中にはいった。ワタヌキたちのそばに神殿長がいて話をしていた。
案内の神官がやってきた。アレンとレオは彼をみて丁寧に頭を下げた。
「イズミを治療して下さり・・・」
「いえ、居合わせただけのことでございますが、お助けできてよぉございました」
と被せてきて、最後まで言わせなかったが、イズミが
「今日はよろしくお願いします」と丁寧に頭を下げると
「これもなにかの縁でございます。神殿はお手伝いいたします」とイズミの手を取った。
「ありがとうございます」
「長話してしまいました。どうぞこちらです」と神官がイズミと並んで歩き出した。
「これが神託の板なのか、濁っているというのは?」とレオ王子が言うと
「板はもっと透明で字が鮮明でした」
「これ、読めるんですか?」とイズミが聞いた。
「これとおっしゃいますと?」
「この部分です」
「これは文字ですか?」
「はい、漢字と呼ばれる文字です」
「あの・・・・神子のワタヌキ様はなにか言ってませんか?」
「なんにも・・・・」と神官の答えにイズミはにっこり笑うと
「そうなんですか」と言った。
そこに取り巻きが近寄ってきて
「王子殿下、神子様が待ちくたびれておられます」と言った。
「そうか、それではイズミ。お茶会でね」と去って行った。
見送った神官がイズミに向かって宝物庫に保存してある古い神託の板を見ないかと誘った。
イズミがうなづくと神官はアレンに
「これより先はご遠慮下さい。イズミ様だけ案内できます」と言った。
ためらうアレンにイズミは
「神殿の中でなにを警戒するのですか?」と神官についていった。
途中神官は神託の板は十一枚あり、過去の神子様の肖像もそこにあると教えてくれた。
重い扉が開かれ部屋に入ると神託の板と肖像画が並んでいた。
ベッドから飛び出ると冷たい水で顔を洗ったが、自分をすっぽりと包んだ感触を消せなかった。
こんなことではダメだと無理やり意識を昨夜の自分の失敗に向けた。
正しい選択は王子を置いて逃げることだった。異世界からやって来てなにもできない自分だ。逃げるのが当たり前だ。それがこともあろうに王子に立場を考えて逃げろなどと・・・
なぜか、前世の感覚に引きづられているのだ。王宮にいるせいか?
王子の側近として権力争いの渦中で働いた。裏切りと粛清・・・・笑顔で寄ってきた友に切りつけられた・・・・倒れた自分を見下ろす友の目から涙が落ち・・・なにか囁いたが聞き取れなかった・・・・その時に死んだのだろうか?
それでは、ベッドで自分を見下ろした青い目は誰のものだろうか?あの温もりは?
前世では男に抱かれたのだろうか?日本の生活では綺麗な女の子をみるとドキドキしたが・・・・
自分は夢のなかのあの男ではない、四月一日・大輔だったイズミだ。
イズミが考えを巡らしている頃、アレンは襲撃の背景を思い描いていた。直接の襲撃犯は面倒な為始末したが、お披露目では神子のワタヌキよりイズミのほうが注目されてしまった。
イズミを最初に見つけたのはアレンだ。誰にもゆずるつもりはない。名前も与えたしと思うアレンの口元は笑みを浮かべていた。逃がすつもりはない。
イズミの気持ちはどうであれ、この世界で後ろ盾なしでやっていくのはむずかしい。
神殿に啓示を見に行きたいと言うのを聞いてアレンは気がかりが増えた。
治癒するとき、神官がイズミの頬に手を添える様が不愉快だったのだ。
考えすぎだ・・・・そう思っているが・・・・自分の気持ちをうまく調整できなかった。
イズミとジョーの二人で神殿に行く日にアレンも同行した。
神殿は人々が自由に訪れ神託の板も公開されている。三人が神殿に着いたとき
「奇遇だね」とレオから声をかけられた。
レオと神子のワタヌキと取り巻きが立っていた。
「イズミ、お前、夜会の途中で帰ったんだな」と神子のワタヌキがイズミに話しかけた。
「いろいろありましたので」とイズミが礼を取った。
「随分礼儀正しくなったね。帰りたいと無礼を抜かしていたのに」と取り巻きの一人が言うと
「そうですね、お披露目の場でも神子様を差し置いて無作法ぶりを見せてましたね」
「ほんと目に余る振る舞いでした。神子様に変わって成敗したいとさえ思いました」と口々に言い出した。
イズミは
「神子様それは申し訳ございませんでした」と頭を下げた。
「分をわきまえるのは大事だぞ」と取り巻きが言うと
「時間を無駄にしてしまった。行くぞ」とワタヌキが歩き出した。
その様子をみたジョーが
「アレン様ひどすぎます、あんなことを・・」というとレオ王子が
「あれでも神子だ」と言うとアレンと並んで歩き出した。
「一緒に行かないのですか?王子殿下。行ってしまいましたよ。」とアレンが言うと
「冷たいね。どうせ同じところに行くんだよ。イズミと喋りたいな」とイズミの横に移動してきた。
「イズミこのまえのお礼じゃ足りないよね。もっとお礼をしたいな」
「王子殿下先日は過分なお言葉を頂きました。過分なお品物もこれ以上はお控え下さると幸いでございます」
「冷たいなぁそんなお堅い言葉」とレオ王子がわざと悲しい表情を浮かべて言った。
礼拝堂は神子が来ると言うので一時的に貸切となっていた。アレン達も一緒に入るように言われてイズミは中にはいった。ワタヌキたちのそばに神殿長がいて話をしていた。
案内の神官がやってきた。アレンとレオは彼をみて丁寧に頭を下げた。
「イズミを治療して下さり・・・」
「いえ、居合わせただけのことでございますが、お助けできてよぉございました」
と被せてきて、最後まで言わせなかったが、イズミが
「今日はよろしくお願いします」と丁寧に頭を下げると
「これもなにかの縁でございます。神殿はお手伝いいたします」とイズミの手を取った。
「ありがとうございます」
「長話してしまいました。どうぞこちらです」と神官がイズミと並んで歩き出した。
「これが神託の板なのか、濁っているというのは?」とレオ王子が言うと
「板はもっと透明で字が鮮明でした」
「これ、読めるんですか?」とイズミが聞いた。
「これとおっしゃいますと?」
「この部分です」
「これは文字ですか?」
「はい、漢字と呼ばれる文字です」
「あの・・・・神子のワタヌキ様はなにか言ってませんか?」
「なんにも・・・・」と神官の答えにイズミはにっこり笑うと
「そうなんですか」と言った。
そこに取り巻きが近寄ってきて
「王子殿下、神子様が待ちくたびれておられます」と言った。
「そうか、それではイズミ。お茶会でね」と去って行った。
見送った神官がイズミに向かって宝物庫に保存してある古い神託の板を見ないかと誘った。
イズミがうなづくと神官はアレンに
「これより先はご遠慮下さい。イズミ様だけ案内できます」と言った。
ためらうアレンにイズミは
「神殿の中でなにを警戒するのですか?」と神官についていった。
途中神官は神託の板は十一枚あり、過去の神子様の肖像もそこにあると教えてくれた。
重い扉が開かれ部屋に入ると神託の板と肖像画が並んでいた。
10
お気に入りに追加
135
あなたにおすすめの小説
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
熱しやすく冷めやすく、軽くて重い夫婦です。
七賀ごふん
BL
【何度失っても、日常は彼と創り出せる。】
──────────
身の回りのものの温度をめちゃくちゃにしてしまう力を持って生まれた白希は、集落の屋敷に閉じ込められて育った。二十歳の誕生日に火事で家を失うが、彼の未来の夫を名乗る美青年、宗一が現れる。
力のコントロールを身につけながら、愛が重い宗一による花嫁修業が始まって……。
※シリアス
溺愛御曹司×世間知らず。現代ファンタジー。
表紙:七賀

魔王様の瘴気を払った俺、何だかんだ愛されてます。
柴傘
BL
ごく普通の高校生東雲 叶太(しののめ かなた)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。
そこで初めて出会った大型の狼の獣に助けられ、その獣の瘴気を無意識に払ってしまう。
すると突然獣は大柄な男性へと姿を変え、この世界の魔王オリオンだと名乗る。そしてそのまま、叶太は魔王城へと連れて行かれてしまった。
「カナタ、君を私の伴侶として迎えたい」
そう真摯に告白する魔王の姿に、不覚にもときめいてしまい…。
魔王×高校生、ド天然攻め×絆され受け。
甘々ハピエン。
その男、有能につき……
大和撫子
BL
俺はその日最高に落ち込んでいた。このまま死んで異世界に転生。チート能力を手に入れて最高にリア充な人生を……なんてことが現実に起こる筈もなく。奇しくもその日は俺の二十歳の誕生日だった。初めて飲む酒はヤケ酒で。簡単に酒に呑まれちまった俺はフラフラと渋谷の繁華街を彷徨い歩いた。ふと気づいたら、全く知らない路地(?)に立っていたんだ。そうだな、辺りの建物や雰囲気でいったら……ビクトリア調時代風? て、まさかなぁ。俺、さっきいつもの道を歩いていた筈だよな? どこだよ、ここ。酔いつぶれて寝ちまったのか?
「君、どうかしたのかい?」
その時、背後にフルートみたいに澄んだ柔らかい声が響いた。突然、そう話しかけてくる声に振り向いた。そこにいたのは……。
黄金の髪、真珠の肌、ピンクサファイアの唇、そして光の加減によって深紅からロイヤルブルーに変化する瞳を持った、まるで全身が宝石で出来ているような超絶美形男子だった。えーと、確か電気の光と太陽光で色が変わって見える宝石、あったような……。後で聞いたら、そんな風に光によって赤から青に変化する宝石は『ベキリーブルーガーネット』と言うらしい。何でも、翠から赤に変化するアレキサンドライトよりも非常に希少な代物だそうだ。
彼は|Radius《ラディウス》~ラテン語で「光源」の意味を持つ、|Eternal《エターナル》王家の次男らしい。何だか分からない内に彼に気に入られた俺は、エターナル王家第二王子の専属侍従として仕える事になっちまったんだ! しかもゆくゆくは執事になって欲しいんだとか。
だけど彼は第二王子。専属についている秘書を始め護衛役や美容師、マッサージ師などなど。数多く王子と密に接する男たちは沢山いる。そんな訳で、まずは見習いから、と彼らの指導のもと、仕事を覚えていく訳だけど……。皆、王子の寵愛を独占しようと日々蹴落としあって熾烈な争いは日常茶飯事だった。そんな中、得体の知れない俺が王子直々で専属侍従にする、なんていうもんだから、そいつらから様々な嫌がらせを受けたりするようになっちまって。それは日増しにエスカレートしていく。
大丈夫か? こんな「ムササビの五能」な俺……果たしてこのまま皇子の寵愛を受け続ける事が出来るんだろうか?
更には、第一王子も登場。まるで第二王子に対抗するかのように俺を引き抜こうとしてみたり、波乱の予感しかしない。どうなる? 俺?!
【完結】うっかり異世界召喚されましたが騎士様が過保護すぎます!
雨宮羽那
恋愛
いきなり神子様と呼ばれるようになってしまった女子高生×過保護気味な騎士のラブストーリー。
◇◇◇◇
私、立花葵(たちばなあおい)は普通の高校二年生。
元気よく始業式に向かっていたはずなのに、うっかり神様とぶつかってしまったらしく、異世界へ飛ばされてしまいました!
気がつくと神殿にいた私を『神子様』と呼んで出迎えてくれたのは、爽やかなイケメン騎士様!?
元の世界に戻れるまで騎士様が守ってくれることになったけど……。この騎士様、過保護すぎます!
だけどこの騎士様、何やら秘密があるようで――。
◇◇◇◇
※過去に同名タイトルで途中まで連載していましたが、連載再開にあたり設定に大幅変更があったため、加筆どころか書き直してます。
※アルファポリス先行公開。
※表紙はAIにより作成したものです。

美形×平凡のBLゲームに転生した平凡騎士の俺?!
元森
BL
「嘘…俺、平凡受け…?!」
ある日、ソーシード王国の騎士であるアレク・シールド 28歳は、前世の記憶を思い出す。それはここがBLゲーム『ナイトオブナイト』で美形×平凡しか存在しない世界であること―――。そして自分は主人公の友人であるモブであるということを。そしてゲームのマスコットキャラクター:セーブたんが出てきて『キミを最強の受けにする』と言い出して―――?!
隠し攻略キャラ(俺様ヤンデレ美形攻め)×気高い平凡騎士受けのハチャメチャ転生騎士ライフ!

傷だらけの僕は空をみる
猫谷 一禾
BL
傷を負った少年は日々をただ淡々と暮らしていく。
生を終えるまで、時を過ぎるのを暗い瞳で過ごす。
諦めた雰囲気の少年に声をかける男は軽い雰囲気の騎士団副団長。
身体と心に傷を負った少年が愛を知り、愛に満たされた幸せを掴むまでの物語。
ハッピーエンドです。
若干の胸くそが出てきます。
ちょっと痛い表現出てくるかもです。

【完結】婚約破棄された僕はギルドのドSリーダー様に溺愛されています
八神紫音
BL
魔道士はひ弱そうだからいらない。
そういう理由で国の姫から婚約破棄されて追放された僕は、隣国のギルドの町へとたどり着く。
そこでドSなギルドリーダー様に拾われて、
ギルドのみんなに可愛いとちやほやされることに……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる