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視察の帰り道 御一行目線

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「どう思った?」

これだけであの娘の事だと全員理解した。さすがだな・・・・

「姿勢は綺麗だし、マナーも知っていた。俺たちが部屋にはいった途端にたちあがりそうになったのをおさえたな」

と王太子が、言うと

「確かに・・・・それに俺を見て、ちょっと驚いて・・・・なんでこれが?って顔をした。すぐに消したけど・・・・」と一番立派な服装の男が言った。

「あの年齢で王太子の顔など知らぬはずだが・・・・不思議に思ったようだ」

「擦り切れた制服と古い靴」

「たいくつしのぎが出来たな。留学とか言い出してくれて感謝だ」と王太子が言うと、

「あちらも真似して側近のふりをするようですよ」と王太子の服装の男が言うと

「ハリー、いいアイデアって事だな。真似しようとするなんて」と王太子のアレクが、得意げに言うと

「アレクだって留学中は子爵家だって顔して好きにしてただろ」とジェフが言うと

「あぁジェフに王太子役をして貰って助かったよ」と言うと

「貧乏くじだったな」とジェフが笑うと

「ハリー。ありがとう。感謝感激。大感謝」とアレクが言った。


「では今回はわたしが王太子のアレクと名乗る。名前を変えられないのは面倒だな」とハリーとこアレクが言えば

「それは殿下だけですよ。アレク様」とハリーになったアレクが笑って言った。

「学院にも入れ替わりは知らせないって事でいいな」とハリー(アレク)が言えば、

「「「そのように」」」と声が揃った。







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