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11 開放
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レイに手を取られて門に向かう。言いたい事、聞きたい事がたくさんあるが、今はまだ・・・
家に着いて、ドアを閉めるとレイが抱きついて来た。
「カミーユ無事でよかった・・・なんだかいやな感じがしてカミーユの所に向かったんだ・・・間に合って良かった」
「ありがとう。レイのおかげで助かったわ」
「それで気が付いたらこんなに大きくなってた・・・これからはもっとカミーユを守れるね」とレイが言うが
「レイ、レイはレイだけど、こんなに大きくなった。だから子供のように抱きつくのはよくないわ」
「え?カミーユ・・・僕・・・」
「わかるわね。こういうのは獣人によくある事かしら?」
「知らない・・・だって僕は子供だし」
「そうよね。ごめんなさい。責めてるんじゃないのよ。だけど、けじめは大事。それと駆けつけてくれて、助けてくれてありがとう」
「どういたしまして」とレイはいつもの笑顔で答えてくれた。
簡単な食事を済ませると、レイはやはり疲れていたのかすぐに寝室に引っ込んだ。わたしも疲れたので早めにベッドに入った。
早めにベッドに入ったせいか、早く目が覚めた。
台所で物音がする。レイも目が覚めたのかなと見に行くと、レイが朝食を作っていた。
「おはよう、カミーユ」と振り向いたレイになぜかドキリとした。
神殿に行くとすぐに王城に行くように言われて、馬車が待っていた。
「王城って昨日の件よね。大丈夫よ。レイ、わたしにまかせて」とレイを励ましながら馬車に揺られた。
馬車から降りると護衛の騎士が待っていて、わたしとレイは取り囲まれて歩いた。
レイも含めて皆、大きいのでわたしはただ、背中を見て歩くしかなかった。
力づけるようにレイの手を握った。レイはわたしを力づけようとぎゅっと握って来た。レイに励まされた。
案内された部屋はすでに昨日会った、第二王子殿下ジェラルド様が待っていた。
礼を取りすすめられた椅子に座る。レイは座ろうかどうしようかと迷っていたが、
「レイモンドも座りなさい」とジェラルド様がおっしゃった。
「カミーユ殿、魔力が枯れたと言う事で、パーシーとの婚約が解消されたそうだね。まだ正式な発表はないが、王家も神殿も承知している。それなのに神殿に居座っていると悪口を言われて・・・わかっておるレイモンド。最後まで聞け」とジェラルド様はレイモンドを宥めると、
「居座っていると非難する割に君をそばに置いて貶めている。それでこれを用意した」
すぐに侍従が書類をわたしの前に置いた。
それには侍従のレイモンドとわたしを神殿から追放するという書類だ。
開放して下さると言うの?二枚目には王都のはずれにある土地と家を責任を持って管理するようにと書いてある。
すべての責任(管理権・所有権)はカミーユにある。と追記してある。
ふふふ、誤解するとでも思ったのかしら?一応、レイモンドにも見せた。
「おぉカミーユ、二人で暮らせますね。僕、土地を耕しますから、野菜とか薬草を植えましょう。あの女どもの会わないのは」とレイモンドが言い出した所で、
「レイ」と止めた。
「まぁ良い。ちゃんと管理しているか、監視しているからな・・・監視するものが、同行するからすぐに出発するように」
こう言うとジェラルド様は席を立ち部屋を出て行かれた。
代わりに強そうな騎士が三人入って来た。
「我々が同行します。先に神殿に手続きに行きましょう」と言う事で、わたしとレイは馬車。三人は馬で神殿に行った。
家に着いて、ドアを閉めるとレイが抱きついて来た。
「カミーユ無事でよかった・・・なんだかいやな感じがしてカミーユの所に向かったんだ・・・間に合って良かった」
「ありがとう。レイのおかげで助かったわ」
「それで気が付いたらこんなに大きくなってた・・・これからはもっとカミーユを守れるね」とレイが言うが
「レイ、レイはレイだけど、こんなに大きくなった。だから子供のように抱きつくのはよくないわ」
「え?カミーユ・・・僕・・・」
「わかるわね。こういうのは獣人によくある事かしら?」
「知らない・・・だって僕は子供だし」
「そうよね。ごめんなさい。責めてるんじゃないのよ。だけど、けじめは大事。それと駆けつけてくれて、助けてくれてありがとう」
「どういたしまして」とレイはいつもの笑顔で答えてくれた。
簡単な食事を済ませると、レイはやはり疲れていたのかすぐに寝室に引っ込んだ。わたしも疲れたので早めにベッドに入った。
早めにベッドに入ったせいか、早く目が覚めた。
台所で物音がする。レイも目が覚めたのかなと見に行くと、レイが朝食を作っていた。
「おはよう、カミーユ」と振り向いたレイになぜかドキリとした。
神殿に行くとすぐに王城に行くように言われて、馬車が待っていた。
「王城って昨日の件よね。大丈夫よ。レイ、わたしにまかせて」とレイを励ましながら馬車に揺られた。
馬車から降りると護衛の騎士が待っていて、わたしとレイは取り囲まれて歩いた。
レイも含めて皆、大きいのでわたしはただ、背中を見て歩くしかなかった。
力づけるようにレイの手を握った。レイはわたしを力づけようとぎゅっと握って来た。レイに励まされた。
案内された部屋はすでに昨日会った、第二王子殿下ジェラルド様が待っていた。
礼を取りすすめられた椅子に座る。レイは座ろうかどうしようかと迷っていたが、
「レイモンドも座りなさい」とジェラルド様がおっしゃった。
「カミーユ殿、魔力が枯れたと言う事で、パーシーとの婚約が解消されたそうだね。まだ正式な発表はないが、王家も神殿も承知している。それなのに神殿に居座っていると悪口を言われて・・・わかっておるレイモンド。最後まで聞け」とジェラルド様はレイモンドを宥めると、
「居座っていると非難する割に君をそばに置いて貶めている。それでこれを用意した」
すぐに侍従が書類をわたしの前に置いた。
それには侍従のレイモンドとわたしを神殿から追放するという書類だ。
開放して下さると言うの?二枚目には王都のはずれにある土地と家を責任を持って管理するようにと書いてある。
すべての責任(管理権・所有権)はカミーユにある。と追記してある。
ふふふ、誤解するとでも思ったのかしら?一応、レイモンドにも見せた。
「おぉカミーユ、二人で暮らせますね。僕、土地を耕しますから、野菜とか薬草を植えましょう。あの女どもの会わないのは」とレイモンドが言い出した所で、
「レイ」と止めた。
「まぁ良い。ちゃんと管理しているか、監視しているからな・・・監視するものが、同行するからすぐに出発するように」
こう言うとジェラルド様は席を立ち部屋を出て行かれた。
代わりに強そうな騎士が三人入って来た。
「我々が同行します。先に神殿に手続きに行きましょう」と言う事で、わたしとレイは馬車。三人は馬で神殿に行った。
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