19 / 25
19 学校生活
しおりを挟む
話し合いが再開されることはなかった。コジカ・マドカは入院した。
あのミズムラさんが頭を下げて、話し合いは終わった。わたしたちは、撮影現場の見学をさせて貰って町に戻った。
祭りが終わり、わたしたちは日常に戻った。
コジカ・マドカは報道でかなり叩かれた。確かに最低のことをやったよね。ほんとルミコが記録をとってなければ面倒なことになっていたかも・・・
学校ではあたらしくミュージカル部というのが出来て、人気の部活になった。やがて、それは小学校や中学校に広がった。
ただ、なんと言うか、イケてる芸能人になるって気持ちがなくなった。夢から覚めたのか?
コジカ・マドカが怖かったのか?だってあの姿を見て、あの報道を見たら恐ろしい芸能界に入ろうなんて思わなくなるよね・・・
見学をしていたおばさん、おじさんも元の生活に戻ったようだが、たまに食べ物を差し入れてくれる。
そして、そして冬になる前の事件はあのミズムラ・タツヤが町に、わたしたちの学校へやって来たことだ。
わたしたちは、会場を設営する手伝いをした。これは小学校も中学校も協力して授業の一環として行われた。
あの話し合いの時、ミズムラさんは自分が主役をやるって言ってたけど、それはなくてちょっと歌を歌いちょっと踊った。
あとは客席を歩いて客と握手をし、サインをしていた。
観客はそれだけでうれしそうだった。これがスターなんかな?
この公演は無料招待で、ミズムラさんは学校と市へ寄付をして帰っていった。
これはマサトとレイナがなにかしたのだろうか?ミズムラさんは二人に会うと頭を下げていたし、あちらの関係者も二人に気を使っていた。
まぁ深く考えるのはやめよう・・・もともと考えるのは好きじゃないし・・・
今日はエリカ先生の英語の授業だ。
教科書を読む先生のあとをついてわたしたちも真似して行く。このときも教科書に目をやらない。たったの一行くらいリピート出来なくてどうするんだ・・・えっと他の人が言ってとおりに真似するんだよ・・・
今日は全体的に発音が綺麗なったと褒められた。ただ、そのあとで
「勉強に試験はつきものですね。そろそろ筆記の勉強も始めます。問題集を自習してましたか?」
「みなさん、随分綺麗に使ってたいせつにしているようですね」と笑うと「これから毎日すこしずつやっていきましょう」と言った。こういう先生嫌い!
「今日は静かですね。それでは五ページから八ページまで次の時間にやりますから、見ておいて下さい。えっとわからないからみないってことはだめですよ。問題を考えるくらいはして下さい」と先生は言うとおとなしいわたしたちをみまわして
「返事はしなくていいですよーーーー」と笑って言った。
放課後、わたしたち五人は山に行かずに教室でレイナに勉強を教わった。他の子も残って勉強している。
勉強も学校の一部、楽しい青春の一部よね。わかっているけど・・・
あのミズムラさんが頭を下げて、話し合いは終わった。わたしたちは、撮影現場の見学をさせて貰って町に戻った。
祭りが終わり、わたしたちは日常に戻った。
コジカ・マドカは報道でかなり叩かれた。確かに最低のことをやったよね。ほんとルミコが記録をとってなければ面倒なことになっていたかも・・・
学校ではあたらしくミュージカル部というのが出来て、人気の部活になった。やがて、それは小学校や中学校に広がった。
ただ、なんと言うか、イケてる芸能人になるって気持ちがなくなった。夢から覚めたのか?
コジカ・マドカが怖かったのか?だってあの姿を見て、あの報道を見たら恐ろしい芸能界に入ろうなんて思わなくなるよね・・・
見学をしていたおばさん、おじさんも元の生活に戻ったようだが、たまに食べ物を差し入れてくれる。
そして、そして冬になる前の事件はあのミズムラ・タツヤが町に、わたしたちの学校へやって来たことだ。
わたしたちは、会場を設営する手伝いをした。これは小学校も中学校も協力して授業の一環として行われた。
あの話し合いの時、ミズムラさんは自分が主役をやるって言ってたけど、それはなくてちょっと歌を歌いちょっと踊った。
あとは客席を歩いて客と握手をし、サインをしていた。
観客はそれだけでうれしそうだった。これがスターなんかな?
この公演は無料招待で、ミズムラさんは学校と市へ寄付をして帰っていった。
これはマサトとレイナがなにかしたのだろうか?ミズムラさんは二人に会うと頭を下げていたし、あちらの関係者も二人に気を使っていた。
まぁ深く考えるのはやめよう・・・もともと考えるのは好きじゃないし・・・
今日はエリカ先生の英語の授業だ。
教科書を読む先生のあとをついてわたしたちも真似して行く。このときも教科書に目をやらない。たったの一行くらいリピート出来なくてどうするんだ・・・えっと他の人が言ってとおりに真似するんだよ・・・
今日は全体的に発音が綺麗なったと褒められた。ただ、そのあとで
「勉強に試験はつきものですね。そろそろ筆記の勉強も始めます。問題集を自習してましたか?」
「みなさん、随分綺麗に使ってたいせつにしているようですね」と笑うと「これから毎日すこしずつやっていきましょう」と言った。こういう先生嫌い!
「今日は静かですね。それでは五ページから八ページまで次の時間にやりますから、見ておいて下さい。えっとわからないからみないってことはだめですよ。問題を考えるくらいはして下さい」と先生は言うとおとなしいわたしたちをみまわして
「返事はしなくていいですよーーーー」と笑って言った。
放課後、わたしたち五人は山に行かずに教室でレイナに勉強を教わった。他の子も残って勉強している。
勉強も学校の一部、楽しい青春の一部よね。わかっているけど・・・
1
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
独身寮のまかないさん ~おいしい故郷の味こしらえます~
水縞しま
ライト文芸
第7回ライト文芸大賞【料理・グルメ賞】作品です。
◇◇◇◇
飛騨高山に本社を置く株式会社ワカミヤの独身寮『杉野館』。まかない担当として働く有村千影(ありむらちかげ)は、決まった予算の中で献立を考え、食材を調達し、調理してと日々奮闘していた。そんなある日、社員のひとりが失恋して落ち込んでしまう。食欲もないらしい。千影は彼の出身地、富山の郷土料理「ほたるいかの酢味噌和え」をこしらえて励まそうとする。
仕事に追われる社員には、熱々がおいしい「味噌煮込みうどん(愛知)」。
退職しようか思い悩む社員には、じんわりと出汁が沁みる「聖護院かぶと鯛の煮物(京都)」。
他にも飛騨高山の「赤かぶ漬け」「みだらしだんご」、大阪の「モダン焼き」など、故郷の味が盛りだくさん。
おいしい故郷の味に励まされたり、癒されたり、背中を押されたりするお話です。
サクラ舞い散るヤヨイの空に
志波 連
ライト文芸
くるくるにカールさせたツインテールにミニスカート、男子用カーデガンをダボっと着た葛城沙也は、学内でも有名なほど浮いた存在だったが、本人はまったく気にも留めず地下アイドルをやっている姉の推し活に勤しんでいた。
一部の生徒からは目の敵にされ、ある日体育館裏に呼び出されて詰問されてしまう沙也。
他人とかかわるのが面倒だと感じている飯田洋子が、その現場に居合わせつい止めに入ってしまう。
その日から徐々に話すことが多くなる二人。
互いに友人を持った経験が無いため、ギクシャクとするも少しずつ距離が近づきつつあったある日のこと、沙也の両親が離婚したらしい。
沙也が泣きながら話す内容は酷いものだった。
心に傷を負った沙也のために、洋子はある提案をする。
他のサイトでも掲載しています。
表紙は写真ACより引用しました。
先輩に退部を命じられた僕を励ましてくれたアイドル級美少女の後輩マネージャーを成り行きで家に上げたら、なぜかその後も入り浸るようになった件
桜 偉村
恋愛
別にいいんじゃないんですか? 上手くならなくても——。
後輩マネージャーのその一言が、彼の人生を変えた。
全国常連の高校サッカー部の三軍に所属していた如月 巧(きさらぎ たくみ)は、自分の能力に限界を感じていた。
練習試合でも敗因となってしまった巧は、三軍キャプテンの武岡(たけおか)に退部を命じられて絶望する。
武岡にとって、巧はチームのお荷物であると同時に、アイドル級美少女マネージャーの白雪 香奈(しらゆき かな)と親しくしている目障りな存在だった。
だから、自信をなくしている巧を追い込んで退部させ、香奈と距離を置かせようとしたのだ。
そうすれば、香奈は自分のモノになると思っていたから。
武岡の思惑通り、巧はサッカー部を辞めようとしていた。
しかし、そこに香奈が現れる。
成り行きで香奈を家に上げた巧だが、なぜか彼女はその後も彼の家を訪れるようになって——。
「これは警告だよ」
「勘違いしないんでしょ?」
「僕がサッカーを続けられたのは、君のおかげだから」
「仲が良いだけの先輩に、あんなことまですると思ってたんですか?」
甘酸っぱくて、爽やかで、焦れったくて、クスッと笑えて……
オレンジジュース(のような青春)が好きな人必見の現代ラブコメ、ここに開幕!
※これより下では今後のストーリーの大まかな流れについて記載しています。
「話のなんとなくの流れや雰囲気を抑えておきたい」「ざまぁ展開がいつになるのか知りたい!」という方のみご一読ください。
【今後の大まかな流れ】
第1話、第2話でざまぁの伏線が作られます。
第1話はざまぁへの伏線というよりはラブコメ要素が強いので、「早くざまぁ展開見たい!」という方はサラッと読んでいただいて構いません!
本格的なざまぁが行われるのは第15話前後を予定しています。どうかお楽しみに!
また、特に第4話からは基本的にラブコメ展開が続きます。シリアス展開はないので、ほっこりしつつ甘さも補充できます!
※最初のざまぁが行われた後も基本はラブコメしつつ、ちょくちょくざまぁ要素も入れていこうかなと思っています。
少しでも「面白いな」「続きが気になる」と思った方は、ざっと内容を把握しつつ第20話、いえ第2話くらいまでお読みいただけると嬉しいです!
※基本は一途ですが、メインヒロイン以外との絡みも多少あります。
※本作品は小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しています。
カメラとわたしと自衛官〜不憫なんて言わせない!カメラ女子と自衛官の馴れ初め話〜
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
「かっこいい……あのボディ。かわいい……そのお尻」ため息を漏らすその視線の先に何がある?
たまたま居合わせたイベント会場で空を仰ぐと、白い煙がお花を描いた。見上げた全員が歓声をあげる。それが自衛隊のイベントとは知らず、気づくとサイン会に巻き込まれて並んでいた。
ひょんな事がきっかけで、カメラにはまる女の子がファインダー越しに見つけた世界。なぜかいつもそこに貴方がいた。恋愛に鈍感でも被写体には敏感です。恋愛よりもカメラが大事! そんか彼女を気長に粘り強く自分のテリトリーに引き込みたい陸上自衛隊員との恋のお話?
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
※もちろん、フィクションです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる