11 / 13
11 女の子会議 ミナ目線
しおりを挟む
就業後、女の子全員、カオリ先輩を除く、でご飯を食べに行った。
主任さんが予約してくれて席が用意してあった。わたしはグラタンを頼んだ。飲み放題の飲み物を飲みながら改めて泥棒の件は内緒だよと念を押す。
「もちろん、内緒だよ。そんなこと言いふらしたりしないよ。会社の名前にも関わるし」
「そうよ、栄えあるマクサの恥だよ」とみんなが答えてくれた。
「新人の時から生意気だったって」「上の人を飛び越して仕事したって」「高級なチョコ食べてた」
とか話しながら、食事を終えるとカレンが
「見て」とスマホを隣の女の子に見せた。わたしも隣に見せた。
あの先輩の写真だった。
「けっこう美人」とか見当違いの事を言うアホな女の子もいたけど、
「これって・・・・○春だよね」「派手だもんね」「このおじさん、かっこいい。お金持ってるよね」
「うん、偶然、高級そうなバーから出てきたから写メったの」
わたしたちは全員その写真を保存した。これで先輩は会社を首だよね。
「泥棒はトオルが内緒って言うから内緒だよね。だけどこれは内緒じゃないね」
「そうそう、殿方にもそうよ、部長にも見せてあげなきゃ」
「課長もよ。手柄ちゃっかり貰ってたね」
「正直、上司とては最低だよね。あんな真似ができるなんて・・・・・そこがいいってことね」
わたしたちは、飲み放題のお茶やジュースを飲みながら遅くまで盛り上がったのだ。
そばの席にPCで仕事をしている、ちょっと可愛い男の子がいた。最初は迷惑そうだったけど、途中からわたしたちのほうをチラチラ見ていた。華やかな女の子がたくさんいるから意識してるのがまるわかりだった。
気にしながらも仕事もしてるって感じで・・・・これわたしが一人だったら声をかけられたかも知れない・・・
でも断るわ。トオルがいるからね。トオルはカオリ先輩の泥棒を内緒にする位優しいし・・・・ちょっと未練があるかも知れないけど、これを見せれば本性がわかってカオリ先輩の事、切り捨てられるよね・・・・
今度の休みに家具を買いに行くけど、カオリ先輩からお金もらえるからいい物買えるよね。楽しみ!!
主任さんが予約してくれて席が用意してあった。わたしはグラタンを頼んだ。飲み放題の飲み物を飲みながら改めて泥棒の件は内緒だよと念を押す。
「もちろん、内緒だよ。そんなこと言いふらしたりしないよ。会社の名前にも関わるし」
「そうよ、栄えあるマクサの恥だよ」とみんなが答えてくれた。
「新人の時から生意気だったって」「上の人を飛び越して仕事したって」「高級なチョコ食べてた」
とか話しながら、食事を終えるとカレンが
「見て」とスマホを隣の女の子に見せた。わたしも隣に見せた。
あの先輩の写真だった。
「けっこう美人」とか見当違いの事を言うアホな女の子もいたけど、
「これって・・・・○春だよね」「派手だもんね」「このおじさん、かっこいい。お金持ってるよね」
「うん、偶然、高級そうなバーから出てきたから写メったの」
わたしたちは全員その写真を保存した。これで先輩は会社を首だよね。
「泥棒はトオルが内緒って言うから内緒だよね。だけどこれは内緒じゃないね」
「そうそう、殿方にもそうよ、部長にも見せてあげなきゃ」
「課長もよ。手柄ちゃっかり貰ってたね」
「正直、上司とては最低だよね。あんな真似ができるなんて・・・・・そこがいいってことね」
わたしたちは、飲み放題のお茶やジュースを飲みながら遅くまで盛り上がったのだ。
そばの席にPCで仕事をしている、ちょっと可愛い男の子がいた。最初は迷惑そうだったけど、途中からわたしたちのほうをチラチラ見ていた。華やかな女の子がたくさんいるから意識してるのがまるわかりだった。
気にしながらも仕事もしてるって感じで・・・・これわたしが一人だったら声をかけられたかも知れない・・・
でも断るわ。トオルがいるからね。トオルはカオリ先輩の泥棒を内緒にする位優しいし・・・・ちょっと未練があるかも知れないけど、これを見せれば本性がわかってカオリ先輩の事、切り捨てられるよね・・・・
今度の休みに家具を買いに行くけど、カオリ先輩からお金もらえるからいい物買えるよね。楽しみ!!
11
お気に入りに追加
271
あなたにおすすめの小説

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

あなたの妻にはなりません
風見ゆうみ
恋愛
幼い頃から大好きだった婚約者のレイズ。
彼が伯爵位を継いだと同時に、わたしと彼は結婚した。
幸せな日々が始まるのだと思っていたのに、夫は仕事で戦場近くの街に行くことになった。
彼が旅立った数日後、わたしの元に届いたのは夫の訃報だった。
悲しみに暮れているわたしに近づいてきたのは、夫の親友のディール様。
彼は夫から自分の身に何かあった時にはわたしのことを頼むと言われていたのだと言う。
あっという間に日にちが過ぎ、ディール様から求婚される。
悩みに悩んだ末に、ディール様と婚約したわたしに、友人と街に出た時にすれ違った男が言った。
「あの男と結婚するのはやめなさい。彼は君の夫の殺害を依頼した男だ」

【完結】妹が旦那様とキスしていたのを見たのが十日前
地鶏
恋愛
私、アリシア・ブルームは順風満帆な人生を送っていた。
あの日、私の婚約者であるライア様と私の妹が濃厚なキスを交わすあの場面をみるまでは……。
私の気持ちを裏切り、弄んだ二人を、私は許さない。
アリシア・ブルームの復讐が始まる。

冷遇された王妃は自由を望む
空橋彩
恋愛
父を亡くした幼き王子クランに頼まれて王妃として召し上げられたオーラリア。
流行病と戦い、王に、国民に尽くしてきた。
異世界から現れた聖女のおかげで流行病は終息に向かい、王宮に戻ってきてみれば、納得していない者たちから軽んじられ、冷遇された。
夫であるクランは表情があまり変わらず、女性に対してもあまり興味を示さなかった。厳しい所もあり、臣下からは『氷の貴公子』と呼ばれているほどに冷たいところがあった。
そんな彼が聖女を大切にしているようで、オーラリアの待遇がどんどん悪くなっていった。
自分の人生よりも、クランを優先していたオーラリアはある日気づいてしまった。
[もう、彼に私は必要ないんだ]と
数人の信頼できる仲間たちと協力しあい、『離婚』して、自分の人生を取り戻そうとするお話。
貴族設定、病気の治療設定など出てきますが全てフィクションです。私の世界ではこうなのだな、という方向でお楽しみいただけたらと思います。

お久しぶりですね、元婚約者様。わたしを捨てて幸せになれましたか?
柚木ゆず
恋愛
こんなことがあるなんて、予想外でした。
わたしが伯爵令嬢ミント・ロヴィックという名前と立場を失う原因となった、8年前の婚約破棄。当時わたしを裏切った人と、偶然出会いました。
元婚約者のレオナルド様。貴方様は『お前がいると不幸になる』と言い出し、理不尽な形でわたしとの関係を絶ちましたよね?
あのあと。貴方様はわたしを捨てて、幸せになれましたか?

心から信頼していた婚約者と幼馴染の親友に裏切られて失望する〜令嬢はあの世に旅立ち王太子殿下は罪の意識に悩まされる
window
恋愛
公爵令嬢アイラ・ミローレンス・ファンタナルは虚弱な体質で幼い頃から体調を崩しやすく常に病室のベットの上にいる生活だった。
学園に入学してもアイラ令嬢の体は病気がちで異性とも深く付き合うことはなく寂しい思いで日々を過ごす。
そんな時、王太子ガブリエル・アレクフィナール・ワークス殿下と運命的な出会いをして一目惚れして恋に落ちる。
しかし自分の体のことを気にして後ろめたさを感じているアイラ令嬢は告白できずにいた。
出会ってから数ヶ月後、二人は付き合うことになったが、信頼していたガブリエル殿下と親友の裏切りを知って絶望する――
その後アイラ令嬢は命の炎が燃え尽きる。

元婚約者が愛おしい
碧桜 汐香
恋愛
いつも笑顔で支えてくれた婚約者アマリルがいるのに、相談もなく海外留学を決めたフラン王子。
留学先の隣国で、平民リーシャに惹かれていく。
フラン王子の親友であり、大国の王子であるステファン王子が止めるも、アマリルを捨て、リーシャと婚約する。
リーシャの本性や様々な者の策略を知ったフラン王子。アマリルのことを思い出して後悔するが、もう遅かったのだった。
フラン王子目線の物語です。

妹が私こそ当主にふさわしいと言うので、婚約者を譲って、これからは自由に生きようと思います。
雲丹はち
恋愛
「ねえ、お父さま。お姉さまより私の方が伯爵家を継ぐのにふさわしいと思うの」
妹シエラが突然、食卓の席でそんなことを言い出した。
今まで家のため、亡くなった母のためと思い耐えてきたけれど、それももう限界だ。
私、クローディア・バローは自分のために新しい人生を切り拓こうと思います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる