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36 初めてのダンジョン
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さて、ダンジョンに着いた。みんな強そうだ。
一階はスライム、ゴブリンとあとはこのダンジョン特有のグリーンウルフ。この世界のダンジョンの魔獣は魔石とアイテムを残して消える。
スライムでも魔石は残すが、すごく小さい。ゴブリンの魔石はそこそこだ。
そして今、わたしはグリーンウルフを倒すところを見学している。ガイツが足止めしてジークが槍で止めをさした。
手際がいい。そしてグリーンウルフがアイテムになった。
かっこいいグリーンの毛皮と魔石だ。ここで二階に行く事にしてわたしたちは階段を降りた。
ここはガイツがわたしの護衛にまわり、レオンが主に魔獣をやっつけた。
魔石とアイテムを拾うのはわたしとチャーリーのお仕事だ。
さて、どんどん降りて、五階と六階の間の安全地帯で、お弁当を食べた。
「なに、あの女! 奴隷をあんなに侍らせて、白鳥の間に鵞鳥がいるみたいね」なんて言葉が聞こえる。
言いえて妙だなと思った。だけどね。それって羨ましいのよ!
うちの奴隷は見た目もいいけど、腕もいいのよ。それに性格もいいわ。何よりかにより主がいいわ。へへん!
六階の魔獣は植物系だ。植物でも獣? と思ったけど、異世界だもんね。
ひまわりが、背の高いひまわりがぴょんぴょん飛んで近寄って来る。絵で想像していたより上にひまわりが咲いている。
なんとなくスマイルマークのような顔? が不気味だ。ダンジョンなのに青空。一面のひまわり畑・・・・
言葉で表現すればそうなるのだが・・・
ここで、ジークが犬に、いや、灰色狼になってひまわりと戯れている。爪で花の首を落としている。
ジークが通ったあとにひまわりの花がボトっと落ちて、それ以外の部分がそばで静止している。
しばらくすると、魔石とアイテムが現れる。とても現実の事と思えない。
腰をさすりながら、出たものを拾うと帰る時間だ。六階には一階に戻れる魔法陣がある。ここの魔石とアイテムを魔法陣に、はめると戻れる。
さて一階に戻った。ダンジョンのそばのギルドの出張所で魔石を売ると、宿に戻った。
「どうして、魔獣と戦うときジークのままなの?」
「そうですね、なんていうか・・・肉に噛み付きたくないというか・・・このままより強いんですがね。その点植物ならましですね。特にあのキラフラワーは爪で対処できますから」
「なるほど。いろいろ好みがあるのね」
「そういう事です」
今日もエールを飲みながら、大きな塊のままの肉や、油であげた芋。塊のチーズをつまんで夕食にする。
うん?と入口を見るとアーネストが入って来た。あたりまえのように近寄って来ると
「やぁまた会いましたね。それだけ強い 奴隷をお持ちならダンジョンも楽しいでしょう。本当に優秀そうな主に忠実な 奴隷ですね」となぜか奴隷をすごく褒めてくれる。確かにうちの奴隷は優秀だけど・・・
「ありがとうございます」とだけ答えた。
「いえ、また会えてよかった。偶然会えるとは、とても強い縁で結ばれているとしか思えませんね。ご一緒させていただいても?」
「どうぞ」
「光栄です。わたしは奴隷が同席していても気にしませんので、みなさんお気遣いなく」
よかった気にする人じゃなくて、一緒にいたいけど三人がいないのも不安だし・・・
「アーネストって名前でしたか?」
「そうだ。会えた嬉しさで名乗るのを忘れておりました。アーネストです。ご店主はサミーさんですね。失礼ながらギルドで少し・・・口の固いギルドですね。名前しかわかりませんでした」
「そうなんですか。そういう事大事ですよね」とアーネストに微笑みかけた。可愛くみえてるかな?
一階はスライム、ゴブリンとあとはこのダンジョン特有のグリーンウルフ。この世界のダンジョンの魔獣は魔石とアイテムを残して消える。
スライムでも魔石は残すが、すごく小さい。ゴブリンの魔石はそこそこだ。
そして今、わたしはグリーンウルフを倒すところを見学している。ガイツが足止めしてジークが槍で止めをさした。
手際がいい。そしてグリーンウルフがアイテムになった。
かっこいいグリーンの毛皮と魔石だ。ここで二階に行く事にしてわたしたちは階段を降りた。
ここはガイツがわたしの護衛にまわり、レオンが主に魔獣をやっつけた。
魔石とアイテムを拾うのはわたしとチャーリーのお仕事だ。
さて、どんどん降りて、五階と六階の間の安全地帯で、お弁当を食べた。
「なに、あの女! 奴隷をあんなに侍らせて、白鳥の間に鵞鳥がいるみたいね」なんて言葉が聞こえる。
言いえて妙だなと思った。だけどね。それって羨ましいのよ!
うちの奴隷は見た目もいいけど、腕もいいのよ。それに性格もいいわ。何よりかにより主がいいわ。へへん!
六階の魔獣は植物系だ。植物でも獣? と思ったけど、異世界だもんね。
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なんとなくスマイルマークのような顔? が不気味だ。ダンジョンなのに青空。一面のひまわり畑・・・・
言葉で表現すればそうなるのだが・・・
ここで、ジークが犬に、いや、灰色狼になってひまわりと戯れている。爪で花の首を落としている。
ジークが通ったあとにひまわりの花がボトっと落ちて、それ以外の部分がそばで静止している。
しばらくすると、魔石とアイテムが現れる。とても現実の事と思えない。
腰をさすりながら、出たものを拾うと帰る時間だ。六階には一階に戻れる魔法陣がある。ここの魔石とアイテムを魔法陣に、はめると戻れる。
さて一階に戻った。ダンジョンのそばのギルドの出張所で魔石を売ると、宿に戻った。
「どうして、魔獣と戦うときジークのままなの?」
「そうですね、なんていうか・・・肉に噛み付きたくないというか・・・このままより強いんですがね。その点植物ならましですね。特にあのキラフラワーは爪で対処できますから」
「なるほど。いろいろ好みがあるのね」
「そういう事です」
今日もエールを飲みながら、大きな塊のままの肉や、油であげた芋。塊のチーズをつまんで夕食にする。
うん?と入口を見るとアーネストが入って来た。あたりまえのように近寄って来ると
「やぁまた会いましたね。それだけ強い 奴隷をお持ちならダンジョンも楽しいでしょう。本当に優秀そうな主に忠実な 奴隷ですね」となぜか奴隷をすごく褒めてくれる。確かにうちの奴隷は優秀だけど・・・
「ありがとうございます」とだけ答えた。
「いえ、また会えてよかった。偶然会えるとは、とても強い縁で結ばれているとしか思えませんね。ご一緒させていただいても?」
「どうぞ」
「光栄です。わたしは奴隷が同席していても気にしませんので、みなさんお気遣いなく」
よかった気にする人じゃなくて、一緒にいたいけど三人がいないのも不安だし・・・
「アーネストって名前でしたか?」
「そうだ。会えた嬉しさで名乗るのを忘れておりました。アーネストです。ご店主はサミーさんですね。失礼ながらギルドで少し・・・口の固いギルドですね。名前しかわかりませんでした」
「そうなんですか。そういう事大事ですよね」とアーネストに微笑みかけた。可愛くみえてるかな?
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