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21 お茶の正体
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媚薬の匂いを嗅ぎたいと言うと、匂いに反応する人もいるからと、ちゃんと準備してからと止められた。
それで、買って来たお茶を順番で試して行く事にした。
「サミー様急ぐ事はないですよ。それにサミー様が気にした薬草が、なにかわかっていますから後日買って来ます。それまではお茶とお料理を楽しんで下さい」とガイツが言うとレオンもうなづいていた。
「そうね、でも早くガイツの皮を剥きたいんだけどね。ガイツ一番得意な攻撃はなんだったの?」
「どれもそれなりに得意ですよ。剣も使えますしね」と上ずった声で答える。なにかあやしい?!
その夜は、香りの強いきのこのオムレツときのこのグラタン。ガイツが入れたお茶を飲みながらだと、なんというか鼻が馬鹿にならずに香りの印象がずっと同じ・・・・・
オムレツにしたきのことグラタンのきのこの香りの違いがよくわかる。なんというか香りというつかめないものがつかめるように感じると言うか・・・まぁガイツが作る料理がおいしいからなのかも?
美味しい組み合わせを発見しただけでもよかった。
デザートはりんごのコンポートが出た。今日はシナモン風味が加わっている。美味しい。
ガイツはこれだけで充分もとが取れてるから、皮を剥ぐ必要はないが、買った以上充分に活用したいのだ。
アイテムボックスに入れてみるかな! いや、失敗したらごはんが・・・チャーリーは犬だし・・・死にかけだったし・・・
やめよう。いくらガイツの為でも・・・うん。やめるぞ!!
翌日もお昼にわたしはにんにくを大量にいれた、野菜炒めを作ってもらった。レオンはにんにく少なめでガイツが作ってやってた。この二人、仲がいいな。
食後に飲んだお茶でにんにくの匂いが消えた?多分! チャーリーに、ハーーーってしてみるわけにもいかないよね。聞いては見たけど。
「これって匂いが消えたの?それとも強い匂いが前の匂いを打ち消した?」って尋ねると
「ワオ・・・ん・・」と答えた。どっちだ?
そしてある朝とてもいい天気だったので、前に行き損なった湖に行こうということになった。
前回より今回はお弁当が豪華だ。お買い得ガイツのおかげだ。
今回は徒歩ではなく馬車で行く。馭者は二人が交代でやると言う事で、わたしはチャーリーと並んで座り景色を楽しんだ。
そして、先ず最初に自作の毒消しポーションはじめ、各種ポーションを取りやすい所に用意して、媚薬の蓋を開けた。
匂いがわかりやすいように小皿に移す。
匂いを嗅ぐと、なんとなく知ってる匂いだ。思い出せないのがもどかしい。視野に入っているのに見ようとすると消えてしまうそんな感じだ。
ちなみに誰も変な気分にならなかった。そこでガイツに飲むように言った。
カイツが浮かれて暴れてもレオンなら取り押さえられるし、わたしのポーションの臨床試験になるからと思ったが、
レオンが
「サミー様、屋外では駄目です」と言ったので実験は取りやめた。
でも屋内なら良いって事だから、こんど家で飲ませるんだ。
それからは、お弁当を食べ、散歩をし、湖に浮かぶ鳥を観察したり薬草を探したりゆっくり遊んだ。
今日は薬草が見つけやすい、なんというか・・・・・そう、鼻が利くのだ。くんくんと薬草を見つけた。
おやつの焼き菓子を食べるのに、ガイツがお茶をいれた時、覚えのある匂いが漂って来た。
小皿の媚薬は地面に捨てた。そしてその方面から吹いてきた風をお茶の匂いが混ざったのか?
神殿のお茶の匂いだった。
二人にどう説明すればいいのかまとまらない。もう少し検証して・・・・ガイツに使うのだ。
帰りの馬車ではチャーリーと一緒に寝てしまった。気がついたら居間のソファで寝ていて、チャーリーは床で丸くなっていた。
充実した疲れた一日だった。
それで、買って来たお茶を順番で試して行く事にした。
「サミー様急ぐ事はないですよ。それにサミー様が気にした薬草が、なにかわかっていますから後日買って来ます。それまではお茶とお料理を楽しんで下さい」とガイツが言うとレオンもうなづいていた。
「そうね、でも早くガイツの皮を剥きたいんだけどね。ガイツ一番得意な攻撃はなんだったの?」
「どれもそれなりに得意ですよ。剣も使えますしね」と上ずった声で答える。なにかあやしい?!
その夜は、香りの強いきのこのオムレツときのこのグラタン。ガイツが入れたお茶を飲みながらだと、なんというか鼻が馬鹿にならずに香りの印象がずっと同じ・・・・・
オムレツにしたきのことグラタンのきのこの香りの違いがよくわかる。なんというか香りというつかめないものがつかめるように感じると言うか・・・まぁガイツが作る料理がおいしいからなのかも?
美味しい組み合わせを発見しただけでもよかった。
デザートはりんごのコンポートが出た。今日はシナモン風味が加わっている。美味しい。
ガイツはこれだけで充分もとが取れてるから、皮を剥ぐ必要はないが、買った以上充分に活用したいのだ。
アイテムボックスに入れてみるかな! いや、失敗したらごはんが・・・チャーリーは犬だし・・・死にかけだったし・・・
やめよう。いくらガイツの為でも・・・うん。やめるぞ!!
翌日もお昼にわたしはにんにくを大量にいれた、野菜炒めを作ってもらった。レオンはにんにく少なめでガイツが作ってやってた。この二人、仲がいいな。
食後に飲んだお茶でにんにくの匂いが消えた?多分! チャーリーに、ハーーーってしてみるわけにもいかないよね。聞いては見たけど。
「これって匂いが消えたの?それとも強い匂いが前の匂いを打ち消した?」って尋ねると
「ワオ・・・ん・・」と答えた。どっちだ?
そしてある朝とてもいい天気だったので、前に行き損なった湖に行こうということになった。
前回より今回はお弁当が豪華だ。お買い得ガイツのおかげだ。
今回は徒歩ではなく馬車で行く。馭者は二人が交代でやると言う事で、わたしはチャーリーと並んで座り景色を楽しんだ。
そして、先ず最初に自作の毒消しポーションはじめ、各種ポーションを取りやすい所に用意して、媚薬の蓋を開けた。
匂いがわかりやすいように小皿に移す。
匂いを嗅ぐと、なんとなく知ってる匂いだ。思い出せないのがもどかしい。視野に入っているのに見ようとすると消えてしまうそんな感じだ。
ちなみに誰も変な気分にならなかった。そこでガイツに飲むように言った。
カイツが浮かれて暴れてもレオンなら取り押さえられるし、わたしのポーションの臨床試験になるからと思ったが、
レオンが
「サミー様、屋外では駄目です」と言ったので実験は取りやめた。
でも屋内なら良いって事だから、こんど家で飲ませるんだ。
それからは、お弁当を食べ、散歩をし、湖に浮かぶ鳥を観察したり薬草を探したりゆっくり遊んだ。
今日は薬草が見つけやすい、なんというか・・・・・そう、鼻が利くのだ。くんくんと薬草を見つけた。
おやつの焼き菓子を食べるのに、ガイツがお茶をいれた時、覚えのある匂いが漂って来た。
小皿の媚薬は地面に捨てた。そしてその方面から吹いてきた風をお茶の匂いが混ざったのか?
神殿のお茶の匂いだった。
二人にどう説明すればいいのかまとまらない。もう少し検証して・・・・ガイツに使うのだ。
帰りの馬車ではチャーリーと一緒に寝てしまった。気がついたら居間のソファで寝ていて、チャーリーは床で丸くなっていた。
充実した疲れた一日だった。
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