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マリールイーズ 2

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そんなある日、あの金髪がやってきた。貴族のとりまきをつれて・・・・・

今のわたくしは身なりをやつしているけど、公爵夫人の気品はにじみ出てるはず・・・・誰でもいいからそいつんちに行ってやろう。公爵夫人を招けるなんて泣いて喜べ・・・・さあ、どいつん所がいいかな・・・

これが今の流行?着こなしがなってないわね・・・・教えてやらなくちゃ

「あれが公爵夫人?」「違うわよ」「あの目つき」「そうよね」「何言ってるのあのような老婆が」「それにしても臭い」「無理ですわ」「そうだな、これほどとは」

わたくしを公爵夫人とわからない田舎者はばっかり集まって・・・・意味ないじゃない。


食いもんだ・・・

皿に突進して、先ず口一杯に頬張り、両手に肉を掴むと皿に近寄れねぇように蹴りをいれてまわる。

肉を掴んだままで叩く。ついで蹴りをいれる・・・・・

「やめないか、まだある。大丈夫だ。落ち着いて食べろ。争うな」と声が聞こえるが、なにあめえこと言っとるんじゃ。

気が付くとまわりにいた貴族はいなくなり、からの皿が落ちていた。皿の一枚は割れていた。


割れた皿で切ったんか、殴られたんか、血が出てたがどうってことない・・・・



気がついたらフレデリックたちはいなくなっていた。少しは、役に立っていたのに・・・・残ったのは穀潰しだけだ。


たまに配達される肉と刺のある実。なんとかって言ってたが、どうやって食べるの?

腹がすいて仕方ないので、なんとか探し出したナイフで外側をそいでいくが触ると手から血がでる。

だけどなんとか中身を食べる。


この前は後少しという所で、ジョシーと執事の二人組に奪われた。

奪い返す気力もない。貴族ってなんだろう・・・・自害すればいいんだとナイフを見る。

刃こぼれしたナイフ・・・・・自害・・・・自害・・・・貴族って・・・・死ぬ前に腹一杯になりたい・・・

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