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お店の名前は「 ホワイトドリンクショップ」 ティーナ目線
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午前中はギルドで頼まれたポーションを作り、午後は町を散歩して過ごした。
そしてポーションを作り終えると、店の掃除が終わりそうだと連絡が来たので、ギルド員のパメラと一緒に店に行った。
パメラには自分が孤児院育ちで、近所付き合いがわからないことを打ち明けて相談に乗ってもらっていた。
念の為、手土産を持ち、着替えもした
お店に着くと冒険者が最後の仕上げというかパメラの確認を待っていた。
おもったより人数が多くて驚いたのとすごく綺麗になっていて驚いた。掃除と聞いていたが、外壁は塗り直され、壁紙も張り替えられていた。
それでパメラが確認作業をしている間にハーブドリンクを作る事にした。ちょっとしたお礼ね。
先に鍋を届けてもらって置いてよかった。鍋に水を入れ、バッグに残っていたティーバッグを入れた。都合よく、疲労回復のドリンクが作れる。
火力が思ったより強く、出来上がりが早かった。火を消して気がついた。カップがない・・・・
パメラに相談だと外回りを見ているパメラの元へ行こうとしたら、隣の人が庭に立っていた。
いい機会だと、パメラと話すのは後にして、手土産を持ちお隣を訪ねた。
教えてもらった通り、
「こんにちは、はじめまして隣に引っ越してきましたティーナと申します。よろしくお願いします」とお菓子を差し出した。
「あら、ご丁寧に。ティーナさんと仰るのね。わたしはサリー、主人と二人暮らしですの。よろしくね」
と返ってきた。ほんとに教わった通りだ。
しまった、いい忘れた。
「あぅ、薬師としてお店をやります。うんと・・ょろし・・・お願います」と頭を下げた。
「薬屋さんなの。こんなに若くて薬屋さんなのね。たのもしいわね、所で大勢いる人たちって・・・・とても丁寧にいろいろやっていたけど、どんな人」
「冒険者ギルドの人たちです」
「まぁギルドの・・・ちょっとお話してみてもいい?」
「大丈夫かな」と小さく答えた。
「おじゃまするわ。ちょっと待ってて」とお菓子を奥に置いてくるとサリーさんはわたしより先に店に戻った。
さっと庭を一瞥したサリーさんはパメラに話しかけた。
「ねぇこの方たち冒険者ギルドの方ですって?」
「そうですわ。今仕事を確認してますが、きちんと仕上がってますでしょう」
「えぇわたくし、お隣に住んでますが、見る間に綺麗になって」
「そうだ、ティーナなかを見せてもらっていい?」
「どうぞ」とわたしはドアを開けて手で押さえた。
「なかをみるのは初めてよ。ほんとに綺麗ね・・・・あら、これはなあに?」
「わたしが作った物でポーション程ではないのでドリンクって呼んでます。みなさんに飲んで貰おうと思って」
「あなたが・・・・効き目とかあるの?」
「疲労回復です。一生懸命やってもらったので」
「わたしも一杯ごちそうになってよろしいかしら」
「どうぞ・・・・ですが・・・カップがまだないのに、気づいて・・・」
「あら、引越し前ですもの、当たり前だわ・・・うちのカップを持ってきましょう」
そう言うと庭にでて、
「ちょっと手伝ってくださる。うちからカップを持ってきたいの」
「「「「「はい」」」」」と全員が返事をした。サリーさんは一番のイケメンの腕に手をかけると
「すぐ戻りますわ。ティーナは待ってて」とさっそうと出て行った。
そしてポーションを作り終えると、店の掃除が終わりそうだと連絡が来たので、ギルド員のパメラと一緒に店に行った。
パメラには自分が孤児院育ちで、近所付き合いがわからないことを打ち明けて相談に乗ってもらっていた。
念の為、手土産を持ち、着替えもした
お店に着くと冒険者が最後の仕上げというかパメラの確認を待っていた。
おもったより人数が多くて驚いたのとすごく綺麗になっていて驚いた。掃除と聞いていたが、外壁は塗り直され、壁紙も張り替えられていた。
それでパメラが確認作業をしている間にハーブドリンクを作る事にした。ちょっとしたお礼ね。
先に鍋を届けてもらって置いてよかった。鍋に水を入れ、バッグに残っていたティーバッグを入れた。都合よく、疲労回復のドリンクが作れる。
火力が思ったより強く、出来上がりが早かった。火を消して気がついた。カップがない・・・・
パメラに相談だと外回りを見ているパメラの元へ行こうとしたら、隣の人が庭に立っていた。
いい機会だと、パメラと話すのは後にして、手土産を持ちお隣を訪ねた。
教えてもらった通り、
「こんにちは、はじめまして隣に引っ越してきましたティーナと申します。よろしくお願いします」とお菓子を差し出した。
「あら、ご丁寧に。ティーナさんと仰るのね。わたしはサリー、主人と二人暮らしですの。よろしくね」
と返ってきた。ほんとに教わった通りだ。
しまった、いい忘れた。
「あぅ、薬師としてお店をやります。うんと・・ょろし・・・お願います」と頭を下げた。
「薬屋さんなの。こんなに若くて薬屋さんなのね。たのもしいわね、所で大勢いる人たちって・・・・とても丁寧にいろいろやっていたけど、どんな人」
「冒険者ギルドの人たちです」
「まぁギルドの・・・ちょっとお話してみてもいい?」
「大丈夫かな」と小さく答えた。
「おじゃまするわ。ちょっと待ってて」とお菓子を奥に置いてくるとサリーさんはわたしより先に店に戻った。
さっと庭を一瞥したサリーさんはパメラに話しかけた。
「ねぇこの方たち冒険者ギルドの方ですって?」
「そうですわ。今仕事を確認してますが、きちんと仕上がってますでしょう」
「えぇわたくし、お隣に住んでますが、見る間に綺麗になって」
「そうだ、ティーナなかを見せてもらっていい?」
「どうぞ」とわたしはドアを開けて手で押さえた。
「なかをみるのは初めてよ。ほんとに綺麗ね・・・・あら、これはなあに?」
「わたしが作った物でポーション程ではないのでドリンクって呼んでます。みなさんに飲んで貰おうと思って」
「あなたが・・・・効き目とかあるの?」
「疲労回復です。一生懸命やってもらったので」
「わたしも一杯ごちそうになってよろしいかしら」
「どうぞ・・・・ですが・・・カップがまだないのに、気づいて・・・」
「あら、引越し前ですもの、当たり前だわ・・・うちのカップを持ってきましょう」
そう言うと庭にでて、
「ちょっと手伝ってくださる。うちからカップを持ってきたいの」
「「「「「はい」」」」」と全員が返事をした。サリーさんは一番のイケメンの腕に手をかけると
「すぐ戻りますわ。ティーナは待ってて」とさっそうと出て行った。
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