わたしの運命の相手は輪廻を超えて会いに来てくれた。忘れていたけど覚えていた。

朝山みどり

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03 レベッカの生活

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それからすぐに、レベッカの部屋は家族から離れた場所に変えられた。

新しい部屋は日当たりの悪い薄暗い部屋で、使用人部屋の奥に位置していた。

家具はちぐはぐで、古ぼけて立て付けが悪かった。洋服タンスは扉が閉まらなかった。

椅子も机は脚の長さが不揃いでガタガタと動いた。レベッカは脚の下に庭から拾って来た石をおいて高さを揃えた。

部屋を移った日の夜、食堂に行こうとするレベッカをチトラが止めた。

「そちらはお部屋で食事するようにとのことです。すぐに食事を持って来ますので、おとなしく待っていて下さい」

レベッカはそれを聞いてほっとした。

「はい」と短く言うと部屋で本の続きを読んで食事を待った。

レベッカが本を読んでいる時、チトラは食堂で公爵夫妻に訴えていた。

「お嬢様はお部屋に食事を持って来るように言い張っておられます」

夫妻は顔を見合わせた。

「わかった。言うとおりにしてやれ。あいつの顔を見なくてすむ。もっと早くこうしておけば良かったな」と公爵が言うと

「そうですね。無能で陰気で気持ち悪い」とリチャードが言った。

夫人は
「持っていってやって。チトラ、大変な思いをさせて悪いわね」と言った。

この時から、レベッカは殆ど家族と顔を合わせることがなくなった。

そして学院へ入学する時が来たが、ひと月程まえに呼び出されてこう告げられた。

「ゴネリル先生がおまえを学院に行かせるのは可哀想だと言うので、学院への入学は中止にした。ゴネリル先生の思いやりに感謝するように」

「はい、公爵閣下」

レベッカが返事をするとすぐに執事が

「どうぞ」と部屋のドアを開けてレベッカの退室を促した。

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