26 / 31
24 王子風 ルーク目線
しおりを挟む
僕はなんだか、ギルドにも森にも近づきたくなかったので、図書館で過ごしていた。
それなのに、そこにあのローレンスと王子風がやって来たのだ。
「ルーク。こちらが君の護衛を引き受けてくれるそうなんだ。頼ってみたら?」とローレンスが、話しかけてきた。
「僕に護衛はいりません」と答えると、図書館を出ようとしたが、ローレンスに腕を掴まれた。
図書館で、大声をだすわけに行かないので、
「外で話しましょう」と言って、それから
「離して下さい」と言いながら、ローレンスの喉に小さな水の玉を作った。
ローレンスは咳き込んで、咳き込んで、しまいにうずくまってしまった。
「大丈夫ですか?」と言うと外に出て、帰ろうとしたが、王子風とその護衛が、僕を取り囲んだ。
「逃げるとは生意気だ」と護衛が僕の腕を掴んで言うと、
「お前たち、乱暴にするんじゃない」と王子風が、いかにもなゆったりした口調で言った。
「部下が失礼した。君と話したいと思って・・・・・ローレンスからいろいろ聞いた。フェルナンドの護衛で森に行っているそうだな。あいつは戻って来ないから、これからは俺たちが護衛を引き受けよう。俺・・・・わたしの名はマーシャル。そうだな・・・・身分は言わないほうがいいな・・・・」
「ルークです。ソロで薬草を採っています。護衛は必要ないです。それなりに戦えます」
「遠慮する事はない」
「いえ・・・・」と答えながら、僕はなんだか、凹んでいた。だって僕の体はミツルギの体だから、けっこう強そうで、偉そうな顔とか体格のはずなのに、中身の僕に合わせて軟弱な反応しかしない。
「うるさい」ぐらい言えそうなのに・・・・だけどがんばってお断りしてるのに、全然聞いてくれない。
「・・・・・しばらく森に行きたくないので、護衛もいりません」森に行きたくないのは本当だ。いやな感じがするもの。
「どうしてだ」とマーシャルが言うので、気管にはいるように、喉に水を作ってやった。
そしてむせているのを横目に、そこから逃げ出したが、部屋の近くてローレンスが、待っていた。
「忠告しておく。あの方は王子だ。逃げるのは無理だ」と言うので、
「逃げるとはどういう意味ですか?僕は護衛がいらないと言ってるんです。それに、今の森は、どこかおかしいですよ。近づきたくないんです。怖いので」
「おや、ローレンス。それにルーク。どうしたんだ?」と声がした。そう声がしたんだ。フェルナンドが帰って来た。
「フェルナンド!おかえり」と僕は大声でそういうとフェルナンドに抱きつきそうになった。だけど・・・・・懸命にこらえた。
「ただいま、ルーク」とフェルナンドが、僕の背に手を当てながら言った。
それなのに、そこにあのローレンスと王子風がやって来たのだ。
「ルーク。こちらが君の護衛を引き受けてくれるそうなんだ。頼ってみたら?」とローレンスが、話しかけてきた。
「僕に護衛はいりません」と答えると、図書館を出ようとしたが、ローレンスに腕を掴まれた。
図書館で、大声をだすわけに行かないので、
「外で話しましょう」と言って、それから
「離して下さい」と言いながら、ローレンスの喉に小さな水の玉を作った。
ローレンスは咳き込んで、咳き込んで、しまいにうずくまってしまった。
「大丈夫ですか?」と言うと外に出て、帰ろうとしたが、王子風とその護衛が、僕を取り囲んだ。
「逃げるとは生意気だ」と護衛が僕の腕を掴んで言うと、
「お前たち、乱暴にするんじゃない」と王子風が、いかにもなゆったりした口調で言った。
「部下が失礼した。君と話したいと思って・・・・・ローレンスからいろいろ聞いた。フェルナンドの護衛で森に行っているそうだな。あいつは戻って来ないから、これからは俺たちが護衛を引き受けよう。俺・・・・わたしの名はマーシャル。そうだな・・・・身分は言わないほうがいいな・・・・」
「ルークです。ソロで薬草を採っています。護衛は必要ないです。それなりに戦えます」
「遠慮する事はない」
「いえ・・・・」と答えながら、僕はなんだか、凹んでいた。だって僕の体はミツルギの体だから、けっこう強そうで、偉そうな顔とか体格のはずなのに、中身の僕に合わせて軟弱な反応しかしない。
「うるさい」ぐらい言えそうなのに・・・・だけどがんばってお断りしてるのに、全然聞いてくれない。
「・・・・・しばらく森に行きたくないので、護衛もいりません」森に行きたくないのは本当だ。いやな感じがするもの。
「どうしてだ」とマーシャルが言うので、気管にはいるように、喉に水を作ってやった。
そしてむせているのを横目に、そこから逃げ出したが、部屋の近くてローレンスが、待っていた。
「忠告しておく。あの方は王子だ。逃げるのは無理だ」と言うので、
「逃げるとはどういう意味ですか?僕は護衛がいらないと言ってるんです。それに、今の森は、どこかおかしいですよ。近づきたくないんです。怖いので」
「おや、ローレンス。それにルーク。どうしたんだ?」と声がした。そう声がしたんだ。フェルナンドが帰って来た。
「フェルナンド!おかえり」と僕は大声でそういうとフェルナンドに抱きつきそうになった。だけど・・・・・懸命にこらえた。
「ただいま、ルーク」とフェルナンドが、僕の背に手を当てながら言った。
140
お気に入りに追加
755
あなたにおすすめの小説
魔法学園の悪役令息ー替え玉を務めさせていただきます
オカメ颯記
BL
田舎の王国出身のランドルフ・コンラートは、小さいころに自分を養子に出した実家に呼び戻される。行方不明になった兄弟の身代わりとなって、魔道学園に通ってほしいというのだ。
魔法なんて全く使えない抗議したものの、丸め込まれたランドルフはデリン大公家の公子ローレンスとして学園に復学することになる。無口でおとなしいという触れ込みの兄弟は、学園では悪役令息としてわがままにふるまっていた。顔も名前も知らない知人たちに囲まれて、因縁をつけられたり、王族を殴り倒したり。同室の相棒には偽物であることをすぐに看破されてしまうし、どうやって学園生活をおくればいいのか。混乱の中で、何の情報もないまま、王子たちの勢力争いに巻き込まれていく。
双子は不吉と消された僕が、真の血統魔法の使い手でした‼
HIROTOYUKI
BL
辺境の地で自然に囲まれて母と二人、裕福ではないが幸せに暮らしていたルフェル。森の中で倒れていた冒険者を助けたことで、魔法を使えることが判明して、王都にある魔法学園に無理矢理入学させられることに!貴族ばかりの生徒の中、平民ながら高い魔力を持つルフェルはいじめを受けながらも、卒業できれば母に楽をさせてあげられると信じて、辛い環境に耐え自分を磨いていた。そのような中、あまりにも理不尽な行いに魔力を暴走させたルフェルは、上級貴族の当主のみが使うことのできると言われる血統魔法を発現させ……。
カテゴリをBLに戻しました。まだ、その気配もありませんが……これから少しづつ匂わすべく頑張ります!
使命を全うするために俺は死にます。
あぎ
BL
とあることで目覚めた主人公、「マリア」は悪役というスペックの人間だったことを思い出せ。そして悲しい過去を持っていた。
とあることで家族が殺され、とあることで婚約破棄をされ、その婚約破棄を言い出した男に殺された。
だが、この男が大好きだったこともしかり、その横にいた女も好きだった
なら、昔からの使命である、彼らを幸せにするという使命を全うする。
それが、みなに忘れられても_
謎の死を遂げる予定の我儘悪役令息ですが、義兄が離してくれません
柴傘
BL
ミーシャ・ルリアン、4歳。
父が連れてきた僕の義兄になる人を見た瞬間、突然前世の記憶を思い出した。
あれ、僕ってばBL小説の悪役令息じゃない?
前世での愛読書だったBL小説の悪役令息であるミーシャは、義兄である主人公を出会った頃から蛇蝎のように嫌いイジメを繰り返し最終的には謎の死を遂げる。
そんなの絶対に嫌だ!そう思ったけれど、なぜか僕は理性が非常によわよわで直ぐにキレてしまう困った体質だった。
「おまえもクビ!おまえもだ!あしたから顔をみせるなー!」
今日も今日とて理不尽な理由で使用人を解雇しまくり。けれどそんな僕を見ても、主人公はずっとニコニコしている。
「おはようミーシャ、今日も元気だね」
あまつさえ僕を抱き上げ頬擦りして、可愛い可愛いと連呼する。あれれ?お兄様、全然キャラ違くない?
義弟が色々な意味で可愛くて仕方ない溺愛執着攻め×怒りの沸点ド底辺理性よわよわショタ受け
9/2以降不定期更新
ハッピーエンドのために妹に代わって惚れ薬を飲んだ悪役兄の101回目
カギカッコ「」
BL
ヤられて不幸になる妹のハッピーエンドのため、リバース転生し続けている兄は我が身を犠牲にする。妹が飲むはずだった惚れ薬を代わりに飲んで。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる