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1960年代

スーパージェッター

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1965年1月7日から1966年1月20日、全52話。

原作:久松文雄

構成・監修:河島治之

総合制作: 鷺巣政安

音楽:山下毅雄

脚本:筒井康隆、山村正夫、眉村卓、辻真先(桂真佐喜)、半村良、豊田有恒

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「僕はジェッター!一千年後の未来から時の流れを超えやってきた。流星号、応答せよ!流星号!来たな!よし!行こう!」

 30世紀のタイムパトロール隊員ジェッターは、悪人ジャガーを追跡中の事故により共に1000年前の時代へと放り出されてしまう。

 ジェッターはそこで知り合った国際科学捜査局の西郷長官と協力し、女流カメラマンの水島かおるとコンビを組んで、20世紀の平和を守るべく戦うことになった。

 周囲の時間を30秒だけ停止させるタイムストッパー、電撃を放つ銃パラライザー、空を飛べる反重力ベルト、そしてマッハ15で突っ走る乗機・流星号……といった数々の未来科学を駆使するジェッターはまさに無敵だ! 

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第51話「タイムパトロール」

 雪の降る夜、暖炉のある部屋でくつろいでいるジェッターとかおる。

 そこに、タイムパトロール隊員プリンが「年に1度のタイムパトロールパレードに参加せよ」という指令を持って30世紀からやってきた。

 ジェッターとかおるはプリンの乗ってきたタイムマシーンで30世紀に向かう。

 ところが、そのタイムマシーンには指名手配で逃走中の宝石強盗、いただきのハンマーが潜り込んでいた。


 30世紀に到着したジェッターはタイムパトロール隊の長官と話をしに行く。

 その間、かおるはジェッターのお姉さんに30世紀の世界を案内してもらう。

 
 かおるは途中で出会った科学者に30世紀の人間には無くなってしまった盲腸をくれと頼まれる。

 嫌がって逃げ出したかおるは、誤って万能電子頭脳キビィに分子結合光線に浴びせられ、石になってしまう。

 産みの親の科学者に叱られたキビィは家出をし、たまたま遭遇したいただきのハンマーにつかまり、命令をきくようになる。

 キビィはハンマーに命じられ、分子結合光線でタイムパトロール達を次々石化して大暴れをする。


 植物園に侵入したキビィとハンマーは、そこに隔離されていた危険な歩く植物バイダスを開放する。

 バイダスは建物を食べ、巨大化し、都市を破壊してゆく。

 
 ジェッターはキビィとハンマーを捕まえ、キビィに尋ねて反結合光線銃を作る。
 
 そしてジェッターは分子結合光線でバイダスを倒し、石化された人々を反結合光線で元に戻す。


 タイムパトロールパレードが始まり、ジェッターはみんなの前で長官から最高の名誉の印である勲章をもらう。
 
「再び20世紀に戻った暁にはあくまで勇気と責任をもってその時代の平和を守るよう努力してもらいたい」

 
 20世紀に戻ったジェッターとかおるは西郷又兵衛長官に30世紀に行って来たことを告げる。

 しかし二人が30世紀に行って帰って来た時に、こちらの世界では3分も経っていなかったため長官は信じてくれなかった。

かおる「あら?どうしたのかしら?私、夢をみていたのかしら?」

ジェッター「かおるさん。あれは夢じゃないよ。でも西郷長官には信じてもらえないかもしれないけどね」

 窓の外の雪景色を見るかおる。

かおる「でも30世紀にはこんなきれいな景色はなかったわよね。私、やっぱり20世紀の方がいいわ」



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 周囲の時間を30秒間だけ止めることができる時計タイムストッパーに反重力ベルト、パラライザー銃、最高速度マッハ15の流星号とSFガジョット満載のアニメでした。

 脚本家のお歴々の名前をみたら納得。

 特に機械のくせに軟体動物のようにくねくねする流星号は大人気。


 私の記憶ではモノクロ作品だったのにどうしてカラー作品があるのか謎でしたが、後に海外輸出向けにカラーでリメイクされたそうです。

 私の記憶ではこの第51話が最終回だと思っていたのですが、実は第52話「夜歩くバラ」が本当の最終回でした。

 でも第52話は普通のお話なので、ジェッターが30世紀に帰って表彰されるこの第51話の方が「最後はどうなったの?」かわかるのでこちらを紹介しました。

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声の出演

ジェッター:市川治

水島かおる:松島みのり

西郷又兵衛長官:熊倉一雄

ジャガー:田口計、樋口功
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