アニメ最終回ミュージアム

2010年代

てさぐれ!部活もの

第1期「てさぐれ!部活もの」：2013年10月5日～12月28日。

第2期「てさぐれ!部活もの あんこーる」：2014年1月11日～3月29日。 

監督、 脚本：石ダテ コー太郎。

アニメーション監督：たつき。

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　毎年、新入部員が求めていることを試行錯誤して一緒に成長しようという部活動を、部室で４人の女子高生が会話するだけのコメディです。


「てさぐれ!部活もの すぴんおふ プルプルんシャルムと遊ぼう」というスピンオフ作品もありますが、これは新入部員の心春が見た夢という設定ですから、「てさぐれ!部活もの あんこーる」の最終回をご紹介します。 

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あんこーる第12話「優美な女性」

　美桜先輩が孤立していた新入生の葵を無理やり部室に連れてくる。

　葵のために１年間「下らなくないこと」を考える「青春模索部」が始まる。

　くだらない話をする日々。

　ここまでは普通のアニメ。


　突然「下らなくない新しい遊園地」を考える大喜利が部室で始まる。

　このあたりは多少のお手本はもらってるけど、声優さんのアドリブが繰り広げられる。


　そして、一年が過ぎ卒業する美桜先輩の言葉に涙する葵。

　美桜先輩のネクタイを餞別として受け取った葵は、２年生に進級後もそのネクタイを絞める。

　部長になった葵と副部長の小春が新入部員の勧誘の時期を迎える。

　最終回に１期のオープニングが流れるアニメは神アニメ？

　１５分アニメですし、ほとんどが部室での大喜利が続くのであらすじ書いてもしょうがないですね。

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「さぁ、カメラが下からグィ～ッとパーンしてタイトルロゴがドーン！」

　井上純一作詞・作曲のＯＰ「Stand Up!!!!」は色々とＭＡＤが作られているので、本編知らない人もこの歌詞を聞いた事があるのではないでしょうか。

　音声収録がプレスコ方式で、全編ＣＧアニメの作品です。 

　まず女性声優が「新しい○○部について考えてみよう」というお題に対してアドリブで大喜利を繰り広げ、そこから面白い所を抜き出してＣＧアニメにするという斬新な形式です。

　お手本となる模範解答が用意されていますが、シナリオパート、大喜利パート、Webラジオ、初見オーディオコメンター、二度目のオーディオコメンターをそれぞれ四話分、一日で収録すると言う超絶ブラックなスケジュールだったようです。

「てさぐれ」は「Ｗｅｂラジオの方が本編」「アニメである必要ないんじゃねぇの」の視聴者の声を反映して、アニメ終了後も同じメンバーで「てさぐれ旅もの」とか「あすかりんのこぜにかせぎ」等のＤＶＤやＷｅｂチャンネルができました。

　石ダテ コー太郎監督は元々お笑い芸人だったそうで、「gdgd妖精s」「直球表題ロボットアニメ」「みならいディーバ」等、今のVtuberの先駆けになる作品を作っています。

　たつき監督はこの後、「けものフレンズ（第1期）」「ケムリクサ」「へんたつ」等ヒットを飛ばしました。

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声の出演

鈴木結愛：西 明日香

佐藤陽菜：明坂聡美 

高橋 葵：荻野可鈴 

田中心春：大橋彩香

園田萌舞子：上田麗奈