アニメ最終回ミュージアム

2000年代

R.O.D THE TV

OVA作品：2001年5月23日から2002年2月6日、全3巻。

ＴＶシリーズ：2003年9月から2004年3月、全26話。
 
原作、脚本：倉田英之
 
監督 ：舛成孝二
 
キャラクターデザイン：羽音たらく（原案）

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「READ OR DIE」、「読まずに死ねるか！」というビブリオマニア（愛書狂）たちが主人公の文系アクション。

　作家菫川ねねねは、大切な人（ＯＶＡの主人公、読子・リードマン）が行方不明になってから作家活動をやめてしまっていた。

　日本ではほとんど忘れ去られた作家ねねねは、彼女の作品が香港で映画化されることになったため現地でのサイン会に向かう。

　そこで彼女は「紙使い」と呼ばれる、紙を自在に操り闘う特殊能力を持った「三姉妹探偵社」の長女ミシェール、次女マギー、三女アニタと出会う。

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第26話「それから」

　ジュニアを知識の器とし、ジェントルメン復活を目論むジョーカーを止めにきた読子。

　元・大英図書館特殊工作部に所属し、コードネーム「ザ・ペーパー」と呼ばれる凄腕エージェント、読子・リードマン、あっさり捕まる。

 
　大英図書館特殊工作部は、ジェ ントルメンの復活によって、英国の栄光を取り戻すことを悲願にしていたのだ。

　そのためには、人類すべての記憶を、世界を、書き換えてしまうことになる。


アニタ「ここぶっ壊して、みんなで日本に帰って、久ちゃんと遊ぶんだ。それがあたしの未来だ。あんたらの未来なんか要らない。あたしはあたしの明日を生きてやる！」


ナンシー「うちの子に触らないで！」

「物質透過能力」を持つナンシー・幕張、コードネーム「ミス・ディープ」が登場。

　ＯＶＡに登場したナンシーの妹(クローン)です。


　ねねねが隠し持っていた小説原稿を武器に、反撃するアニタ。


　ジュニアによって、ジェントルメンと精神接触したジョーカーが痴呆状態に。


ミシェール「三姉妹、ファイト！」

マギー・アニタ「オオッ！！」

　ジェントルメンの叡智波を大英図書館へ送信していた世界各地に建てたパラボラ・アンテナが崩壊する。


　無事に我が子、ジュニアを救出したナンシー。


ねねね「新作。書き直しね。最後で悩んでたけど、ちゃんとハッピーエンドになったしね」

　復興した神保町の古書街では「最重要御得意様」として読子たちを待っている。

　
　元のドジっ娘に戻ったウェンディがジョーカーを介護していたが、ジョーカー復活の暗示。


　アニタは西浜中学校に再び通い、本好きになっている。

　ねねねの本だけではなく、西園はるひ（姉）の新作も既に読んでいた。


　アニタとマギーは、ねねねのマンションで暮らしている。


　ミシェールとジュニアは埼玉の読子の実家で暮している。


　ナンシーは母親として自立できるようになるまで、自分を取り戻す旅でインド。


　どこか外国で本漁りをする読子とそれに付き合うねねね。


　元米軍特殊部隊の傭兵、ドレイク・アンダーソンは自宅に帰り、娘のアニタと再会する。


　エンディングで公園で読書する二人は、久ちゃんとアニタでした。

　こうして登場人物たちの「それから」を紹介して物語は終わります。


　三人の頭文字、「M.A.M」の書き文字。

　ミシュール、マギー、アニタの三姉妹物語、これにて終了。

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　R.O.D の DVD こそが日本アニメにおけるオーディオコメンタリーの先がけで、原作者の倉田英之と監督の舛成孝二が出演しています。

　菊地真役で有名な平田宏美さんの声優初セリフがこの作品のマギーのセリフ「おしっこ……」になってしまって申し訳ないとオーディオコメンタリーで監督が言っています。

　ＴＶシリーズは、フジテレビが放送時間が確保できなくなって20話で打ち切りという暴挙に出たことが、当時話題になりました。

　ＴＶシリーズは後半グダグダになるのですが第一話が神がかっていて何度か見返しています。

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声の出演

アニタ：斎藤千和 

マギー：平田宏美 

ミシェール：菊地祥子 

菫川ねねね：ゆきのさつき

ナンシー・幕張：根谷美智子

ジョーカー：郷田ほづみ

リー・リンホー：三木眞一郎