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2010年代

GOSICK

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2011年1月7日から7月1日、全24話。
 
原作 :桜庭一樹。

キャラクター原案:武田日向。

監督:難波日登志。

シリーズ構成:岡田麿里。

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 時は1924年、第一次世界大戦後のヨーロッパ。

 ソヴュール王国の貴族の子弟の為の寄宿学校・聖マルグリット学園に在籍する日本からの留学生・久城一弥は、天才的な頭脳と美しくも長い金髪を持つ同級生の少女・ヴィクトリカと共に様々な事件に遭遇する。

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 第24話「死神の肩越しに永遠をみる」

 ロスコーと共に、ブロワ侯爵の追っ手から逃げ続けるヴィクトリカ。

 ブライアン・ロスコーに殺されそうになったヴィクトリカは命乞いをする。

 ヴィクトリカは、奪われそうになったネックレスを取り返そうとする。

 と、ブライアンは体勢を崩し、崖から転落してしまう。


 港。怪我をし、出血しているブライアンと、ヴィクトリカが船に乗って逃亡しようとしている。

 倉庫の影で、息を潜めていると、ヴィクトリカの腹違いの兄でソヴュール警察の警部、グレヴィール・ド・ブロワがやって来る。

 しかし、グレヴィールは、ヴィクトリカが見えないふりをして見逃す。

グレヴィール「ちんちくりんの灰色狼を見なかったか?もし見かけたらこう伝えてくれ。逃げると決めたのなら、どこまでも逃げ延びてみせろ。そのモンストル・シャルマンの頭脳を使って」

 一方、ブロワ侯爵はヴィクトリカの母コルデリア・ギャロとの死闘の末、胸をナイフで刺され死亡していた。


 ヴィクトリカ達を乗せた船が出港する。

 ヴィクトリカは、瀕死のブライアンの手当てをしている。


 一方、出征した久城一弥のいる兵舎。

 一弥はヴィクトリカに手紙を書いていた。

 そこに爆撃機がやってきて兵舎が爆撃されてしまう。


 ブライアンは、自分たちの出生を語る。

 ブライアンには灰色狼ではない血が流れていて、母親もかばってくれず、村を追われた。

 ブライアンは、ヴィクトリカを守る為に生きているコルデリアに、自分たちが求めている母性を見ていた。

 ブライアンは息を引き取り、水葬される。


 ヴィクトリカは危険な逃亡犯と噂され、船の警備員は金髪の少女を探していた。

 警備員がヴィクトリカの被っていたベールが外すと、だが、現れたのは銀髪だった。


 ヴィクトリカが何気なく開けたネックレスには、紙切れが入っていた。

 久城が描いた、ヴィクトリカ、久城、グレヴィール、セシル先生、アブリルの絵だった。

 ヴィクトリカは芸術的センスの欠片もないな、と言いながら、涙を流す。


 途中の寄港地で逃亡中のヴィクトリカがデッキにたたずんでいる。

 と、ヴィクトリカを殺害しようとした科学アカデミーの主宰者ジュピター・ロジェから声をかけられる。

 ジュピターは久城からの手紙の束を手渡す。

 久城の手紙には、大切な人を守る為に戦っている、ヴィクトリカに会う為に生きて帰りたい、

 伝えるべきだったのに伝えられなかった大切な事を言いたいと書いてあった。

ヴィクトリカ「君は私の心臓。心臓である君が死ねば、私も死んでしまうのだから。久城、君は今も私の隣にいる。この海を君と私と二人で見ている」


 戦争で荒廃したソヴュール。

 図書館では、名も無き村の後継者、アンブローズが働いている。

 グレヴィールの幼馴染で、シニョレー警視総監夫人ジャクリーヌと元浮浪者ルイジが話をしている。

ジャクリーヌ「グレヴィールはやっぱり変わっていなかった」

 ドリル髪をほどき昔の姿に戻ったグレヴィールがやって来る。

 一弥の同級生でイギリスからの留学生、アブリル・ブラッドリー。

 帰国したアブリルは、ヴィクトリカと久城宛てに手紙を書き、瓶に入れて海へ流す。

 しかし、すぐに、アブリルの足元に流れてきてしまう。

 ルパート陛下の下に、ジュピターが現れる。

 ジュピターは、ルパート陛下が、ココ王妃を殺していない事を伝える。

 ココ王妃のメイドが、身代わりになっていた事を教え、どちらも愛である、と言った。

ルパート陛下「セイルーン王国の復興でも何でも好きにしろ。その代り、お前は王宮に戻り、私の隣で働き続けろ。これからは、科学アカデミーの時代だ」

ジュピター「失礼ながらそれは違います、陛下。これからは・・・」

アンブローズ「世界は変わっていく、旧式の戦車が爆撃機に、馬車は自動車に、ガス灯が電気に」

 モンストル・シャルマンの本の中の、キャラクターたちが手を振り、消えてゆく。

 古い時代は終わった。


 聖マルグリット学園の門を、一弥やヴィクトリカの担任セシル・ラフィットと男子寮の寮母ゾフィによって開かれる。

 戦争は終わりを告げた。


 1929年、春。日本。

 港に引き上げ船が到着し、兵隊が帰還してくる。

 久城の姉、瑠璃と、久城と名札を付けた少女。

 そこに、帰還した一弥がゆっくりと歩いてやって来る。

一弥「退屈してた?君に面白い話を持ってきたよ」

 一弥が少女の防災頭巾を外すと、銀髪のヴィクトリカだった。

ヴィクトリカ「遅いぞ。春来たる死神」

ヴィクトリカは一弥の手紙に書いてあった住所と、知恵の泉を駆使し、日本の久城の家に辿り着いていたのだった。

 一弥とヴィクトリカ手をつなぎ、荒廃した街を歩く。

一弥「その髪、きれいだね。雪みたいだ」

 ヴィクトリカ「大変苦労した。でも、不安は無かった」

一弥「いつもヴィクトリカが・・・」

ヴィクトリカ「久城が隣にいたから。・・・いつも」

 と、指輪とネックレスを見せ合う二人。

二人きりの世界に変わり、ヴィクトリカの服は、白いドレスに変わる。

「世界がどう変わろうとも、これきり、離れるものか。」



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 後半、世界大戦が始まって暗い話になるのかと心配しましたが、ハッピーエンドで終わってホッとしました。

 続編で二人はニューヨークに渡り探偵事務所を開くのですがアニメ化はされていません。

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声の出演

ヴィクトリカ:悠木碧

久城一弥:江口拓也

グレヴィール:木内秀信

セシル先生:鹿野優以

コルデリア・ギャロ:沢城みゆき

ブライアン・ロスコー:大川 透

ゾフィ:根谷美智子
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