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1970年代
機動戦士ガンダム
しおりを挟む1979年4月7日から1980年1月26日、全43話。
原作:矢立肇、富野喜幸。
総監督:富野喜幸。
キャラクターデザイン:安彦良和。
メカニックデザイン:大河原邦男。
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人類が、増え過ぎた人口を宇宙に移民させるようになって、既に半世紀が経っていた。
地球の周りの巨大な人工都市は人類の第二の故郷となり、人々はそこで子を生み、育て、そして、死んでいった。
宇宙世紀0079、宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
この戦いで、ジオン公国と連邦は総人口の半分を死に至らしめた。人々はその、自らの行為に恐怖した。
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第43話「脱出」
コロニーレーザーで主力艦隊を失った連邦軍が、宇宙要塞ア・バオア・クーを落とすのはかなり厳しい状況であった。
完成度80%のサイコミュ付きモビルスーツ、ジオンの最終兵器であるジオングに乗ったシャアは,アムロの眼前に躍り出る。
シャア「見える!私にも敵が見えるぞ!」
アムロ「こう近付けば四方からの攻撃は無理だな、シャア!」
シャア「な、なんだ?」
アムロ「なぜララァを巻き込んだんだ?ララァは戦いをする人ではなかった!」
ジオングはサイコミュによるオールレンジ攻撃によって、ガンダムの頭部と片腕を破壊することに成功する。
アムロ「まだだ!たかがメインカメラをやられただけだ」
アムロ「シャアだってわかっているはずだ。本当の倒すべき相手がザビ家だということを。それを邪魔するなど・・・」
アムロはガンダムから降り、自動走行をさせる。
アムロ「シャア、いるな!」
機動戦士ガンダムのLAST SHOOTING。
ガンダムはジオングと相撃ちになる。
一方、地球連邦軍の宇宙戦艦、ホワイトベースは左エンジンに被弾してア・バオア・クーに不時着。
不時着時に右エンジンも被弾して失い、乗組員達は銃をとって白兵戦に挑む。
サーベルで戦うアムロとシャア。
シャア「わかるか?ここに誘い込んだ訳を!」
アムロ「ニュータイプでも体を使うことは普通の人と同じだと思ったからだ!」
シャア「そう、体を使う技はニュータイプといえども訓練をしなければ!」
アムロ「そんな理屈!」
アムロ「い、今、ララァが言った・・・ニュータイプはこ、殺しあう道具ではないって」
シャア「戦場では強力な武器になる。やむを得んことだ」
アムロ「貴様だってニュータイプだろうに!!」
シャアの妹のセイラが、二人を止めに入る。
セイラ「兄さん、やめてください。アムロに恨みがある訳ではないでしょう!兄さんの敵はザビ家ではなかったの?」
シャア「ザビ家打倒なぞもうついでの事なのだ、アルテイシア。ジオン無きあとはニュータイプの時代だ。アムロ君がこの私の言うことがわかるのなら・・・私の同志になれ、ララァも喜ぶ」
アムロ「あっ!」
シャア「うわっ!」
三人とも爆風に巻き込まれ、アムロだけ部屋の外に飛ばされる。
セイラ「兄さん、ひ、額の傷は?」
シャア「ヘルメットがなければ即死だった」
シャア「ザビ家の人間はやはり許せぬとわかった。そのケリはつける。お前ももう大人だろ。戦争も忘れろ、いい女になるのだな。アムロ君が、呼んでいる」
ア・バオア・クーから脱出しようとしていたキシリアの乗った機動巡洋艦ザンジバルの前に現れるシャア。
シャア(ガルマ、私の手向けだ。姉上と仲良く暮らすがいい)
キシリアの首をバズーカで吹き飛ばすシャア。
アムロ「ち、ちくしょう、こ、ここまでか・・・」
アムロは要塞の中をさ迷いながら、諦めかけた時にガンダムの機体を発見する。
アムロ「・・・まだ助かる」
アムロ「・・・し、しかし、ホワイトベースのみんなは?セイラさんは?」
アムロ「う・・・うぅ・・・、・・・ララァの所へ行くのか」
ララァ(殺しあうのがニュータイプじゃないでしょ)
アムロ「えっ?そ、そうだな。どうすればいい?」
ララァ(フフ、アムロとはいつでも遊べるから)
アムロ「あ、見えるよ、みんなが」
ララァ(ね、アムロなら見えるわ)
アムロ「セ、セイラさん、た、立って、立つんだ!」
セイラ「アムロ?アムロなの?でも、ここはどこだかわからないのよ・・・。・・・ここをまっすぐ?」
アムロ(そうです、そして500メートル行ったら左へ90度曲がってください)
ブライト「第16ハッチは封鎖だ」
ミライ「はい!」
ブライト「アムロ・・・!?退艦命令を出さないと全滅する!?」
ミライ「ハッチを閉じて。もうむこうには味方はいないわ」
ジョブ「は、はい」
ミライ「アムロ?そ、そうね、ええ、ランチの発進準備をさせるわ」
フラウ「アムロ?」
アムロ(僕の好きなフラウ、次に銃撃がやんだら一気に走り抜けられるよ)
フラウ「アムロなのね、どこにいるの?」
アムロ(ランチの所へ行くんだ、いいね?)
フラウ「あたしが走ったら走るのよ、いいわね?」
カツ、レツ、キッカ「うん!」
カイ「ええい、ホワイトベースだけを狙って」
ハヤト「この船、目立ちますからね。おっ?聞こえましたか?」
カイ「あ、ああ、アムロだ」
ハヤト「ここはもう撤退ですって」
カイ「そう思うな」
ハヤト「連邦軍は優勢らしいし・・・」
カイ「勝つとなりゃ、ここを引き上げてもよかろう」
爆発するホワイトベース。
ホワイトベースのクルー達はアムロに導かれ、全員ランチで脱出する。wmv_001150424
カイ「ホ、ホワイトベースが・・・」
ハヤト「ホワイトベースが、沈む・・・」
ブライト「アムロが呼んでくれなければ、我々はあの炎の中に焼かれていた・・・」
ブライト「ジオンの忘れ形見のセイラの方が我々よりよほどニュータイプに近いはずだ。捜してくれ!アムロを!」
セイラ「で、でも、どうやって?・・・わからないわ。私がホワイトベースにたどり着くまではあれほどに・・・ア
ムロ・・・」
セイラ「人がそんなに便利になれるわけ・・・ない・・・」
キッカ「あ・・・うふふ・・・そう!ちょい右!」
フラウ「キッカ!」
レツ「そう右!」
カツ「はい、そこでまっすぐ!」
フラウ「どうしたの?三人とも」
レツ「そう、こっちこっち、大丈夫だから!」
カツ「そう、こっちこっち、大丈夫だから!」
キッカ「いい!?」
カツ、レツ、キッカ「4、3、2、1、0!」
爆発と同時に、コアファイターに乗ったアムロが脱出する。wmv_001281399
フラウ「アムロ!!」
アムロ「み、みんなは?」
アムロ「あぁ・・・」
アムロ「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。わかってくれるよね?ララァにはいつでも会いに行けるから」
みんなの待つランチに向かってゆっくりと遊泳するアムロ。
みんな、両手を広げてアムロを待っている。
ナレーター「宇宙世紀0080、この戦いのあと、地球連邦政府とジオン共和国の間に終戦協定が結ばれた」
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こんな超有名なアニメ、今更紹介する必要なんてないでしょ。
・・・と思っていましたが意外と実際に見たことない人が多かったのでビックリ。
よく考えてみたら40年前にのアニメですから見てない方が普通ですよね。
さすがに作画が古すぎて今更TVシリーズを見ようという奇特な人は少ないでしょうね。
でも劇場版三部作はサッと観れるしお勧めいたします。
何故いまだにガンダムシリーズが続いているのかわかるでしょう。
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声の出演
アムロ・レイ:古谷 徹
シャア・アズナブル:池田秀一
ブライト・ノア:鈴置洋孝
フラウ・ボゥ:鵜飼るみ子
ミライ・ヤシマ:白石冬美
セイラ・マス:井上 瑤
カイ・シデン:古川登志夫
ハヤト・コバヤシ:鈴木清信
リュウ・ホセイ:飯塚昭三
マチルダ・アジャン:戸田恵子
スレッガー・ロウ:玄田哲章
デギン・ソド・ザビ:永井一郎
ギレン・ザビ:田中 祟
キシリア・ザビ:小山茉美
ドズル・ザビ:長堀芳夫
ガルマ・ザビ:森 功至
マ・クベ:塩沢兼人
ランバ・ラル:広瀬正志
ララァ・スン:潘 恵子
ナレーター:永井一郎
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