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1990年代

serial experiments lain

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1998年7月6日 - 9月28日、全13話
 
監督:中村隆太郎
 
シリーズ構成:小中千昭

オリジナルキャラクターデザイン:安倍吉俊

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 コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。
 
 その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。

 四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち、大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来更に奇怪な事件に巻き込まれていく。
 
 物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは?

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LAYER:13 ”EGO” 


 岩倉玲音の部屋を訪れた同級生、瑞城ありすは物質化したデウス(英利政美)に襲われる。

 玲音は英利政美を倒すが、恐怖でパニック状態のありす。

 玲音は唯一彼女のことを覚えていたありすの記憶も書き換える。

 世界はリセットされ、書き換えられる。

 玲音の父親、岩倉康男は朝食時、かつて玲音が座っていた席が空いていることに何か違和感を感じる。

 ありすも違和感を感じるが、玲音の記憶はなくなっている。

ありす「記憶にない人は、最初からいなかったんだ」


 タロウとミューミューのネットワーク端末「NAVI」にlainの姿が一瞬浮かぶが、二人とも誰だか分らない。

 死んだはずの英利 政美やカール・ハウスホッフ、林 随錫も蘇り、普通の社会人として暮らしている。


 すべての人の記憶は書き換えられ、岩倉玲音は存在しなかったことになった。


レイン「lainはどこにでも偏在しているもの。lainはじっと見つめるもの。そうよ。lainは神様なんだよ」

岩倉 康男「玲音、もういいんだよ。そんな物かぶらなくっても」

 幻影の父親の言葉に救われ、涙するクマのパジャマをかぶった玲音。




 数年後、大人になったありすは、恋人と新居のための買い物をしている。


 歩道橋の上に佇む玲音を見つけ話しかけるありす。

ありす「前にあったけ?あったわよね。あっ!教育実習で行った学校の子?」

 勘違いと知り、去って行くありす。

 ありすの後ろ姿を歩道橋の上からじっと見つめる玲音。

lain「私はここにいるの。だから、一緒にいるんだよ、ずっと」


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 コンピュータネットワークが登場するアニメはすぐに陳腐化するものですが、このアニメは今観てもあまり古さを感じさせません。

 それだけに当時、早すぎたアニメという印象がありました。

 プレイステーション用のゲームはプレミアムがついているので有名です。

 こちらも非常に人を選ぶ実験(experiments)作です。

 当時14歳だった主役の清水香里さんは玲音をやった頃、一番辛かったのは取材を受けて「この作品のストーリーを教えて下さい」と質問されることだったそうです。

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声の出演

岩倉 玲音:清水香里

岩倉 美香:川澄綾子

岩倉 康男:大林隆之介

岩倉 美穂:五十嵐麗

瑞城 ありす:浅田葉子

山本 麗華:塚ちはる
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