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2000年代

学園戦記ムリョウ

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2001年5月8日から同年12月4日、全26話。

原作・監督・脚本・シリーズ構成:佐藤竜雄。
 
音楽:大野雄二。

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 2070年春、東京上空に謎の巨大飛行物体が出現し、全ての都市機能を麻痺させてしまう。

 世間が大混乱に陥りかけた矢先、今度は謎の巨大ヒーローらしきモノが現れ、飛行物体をやっつけた。

 そして翌日の朝、「えー、宇宙人は、実はいました」と政府の広報官があっさりと言い放った一言をきっかけに、地球人類の歴史が大きく動き始める。

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第26話 「 戦記は、つづく 」

 那由多を助けるため、村田始の精神を宇宙に運ぶため、学校のグランドをらせん状に猛スピードで駆ける統原無量すばる むりょう

 天網の民の子どもたちの力を集めたうえで守口京一に村田始に精神だけの状態にしてもらい、それを無量が受け止め大気圏を飛び出す。

 宇宙に飛び出すムリョウによって村田始の精神は運ばれてゆく。


 ムゲンというかつて人格を持っていた勇者は銀河一つを吹き飛ばしてしまったために封印されていた。

 ジルトーシュはその危険なムゲンの力を封印するため、シングウの力を使っている那由多を敢えて暴走させ、太陽系ごと消滅させてしまおうとする。

 ジルトーシュは二万年前から、地球人をムゲンの力を放出させるための「蛇口」、地球を「ポリタンクとかバケツ」とみなしていたのだ。

 一方、ムゲンの妹である刹那は地球人と交わり、子を産み出し、いずれ地球人がムゲンの力を制御できるまで精神的に進化することを願って、天網の民を作ったのだった。
 


 目の前の宇宙空間に現れたムリョウを見てジルトーシュが尋ねる。 

ジルトーシュ「君は一体何者なんだい?」

ムリョウ「ふふ…」

 笑って答えないムリョウ。



 超人だらけの物語で何もできない普通の中学生、村田始はムゲンの力に飲み込まれた那由多を見つけ救い出す。

 那由多は世界の流れを逆の方向に変えてムゲンの力を制御する。

 そして、村田始は那由多を無事に地球に連れ戻すのだった。

 那由多の膝枕の上で目覚めた村田始。 

村田始「前に力の流れを感じたことがあって、その感触を覚えていたから、守山さんを探せると信じていた」

那由多「私も村田くんを探していた」


 ジルトーシュは人類がムゲンの力を制御できるようになったことを認める。

ジルトーシュ「それでは判定者としてここに宣言します。以後、地球を未開発惑星として調査することを禁止する」

 こうして危機は去り、日常の生活が戻ってきた。


 
 日常生活が戻り、学校に登校する村田始、那由多、ムリョウの三人。

村田始「ムリョウクンは結局、何者なんだい?」

ムリョウ「実は…、ボクは…、気づいたら、そこにいた」


村田始(これから文化祭もあるし、期末試験もあるし、果ては宇宙外交、冬休み。
僕らの戦いは続くのだけど…)

(とりあえず、お話をここで終わる。それでは、続きは、またの機会ということで…)


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 日常学園物の皮を被ったハードSFアニメでした。

 アーサー・C・クラークの「幼年期の終わり」に出てくるような宇宙人さんたちが一杯でてきます。

 群像劇のため有名な声優さんが珍しい配役で多数出演していました。

 朴璐美さんの美少女役とか貴重です。 

 NHKアニメは名作とよく言われますが、もっと色々な人に観てもらいたい名作アニメです

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声の出演

統原無量(スバル・ムリョウ):宮崎一成

村田始(ムラタ・ハジメ):野島健児

守山那由多(モリヤマ・ナユタ): 朴璐美

守口京一(モリグチ・キョウイチ):杉田智和

峯尾晴美(ミネオ・ハルミ):浅野真澄

津守八葉(ツモリ・ハチヨウ):上田祐司

守機瞬(モリハタ・シュン):小林由美子

統原瀬津名(スバル・セツナ):山崎和佳奈

阿僧祇(アソウギ):石森達幸

村田今日子(ムラタ・キョウコ): 日高のり子

村田双葉(ムラタ・フタバ):釘宮理恵

成田次郎(ナリタ・ジロウ):阪口大助
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