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永久に囚われた元娘と、永遠に逃さない元義父のお話〜if ending〜【メリバルート】
12.獣のように貪り合って *
しおりを挟む「……?」
最初は何事もなかったが、次第に身体全体が熱くなっていくのを感じる。
私はその感覚に酷く恐怖を覚え、ベッドの上で自分の身体を両腕で抱きしめた。
「やっ、な……なに、これ……!?」
「あぁ、効いてきたようだな。それ、媚薬。冒険者の間で盛り上がりたい時にたまに使われるんだと。身体がすっげぇ熱いだろ?」
ゼノはクッと笑いながら、私の服を躊躇なくビリッと引き裂いた。
「っ!? や――」
露わになった私の胸の先端を、ゼノが顔を近付け口に含む。
「あぁっ!?」
たったそれだけのことなのに、私の身体に電撃を受けたような衝撃が走る。
「もう固くなってるぜ、ココ? へぇ、初めて使ったけどすげー効果だな。即効性もバツグンだ」
くつくつと笑い、ゼノは私の胸の先端をしゃぶって甘咬みする。その度にビリビリと電撃が走り、ビクビクと身体が痙攣した。
「やだやだぁっ、止めてっ! お願いゼノ! も、もう止めてぇ……っ」
「ははっ。そんなに泣いちゃって、可愛いなぁ。堪んねぇな……。――うわ、すっげ。ココもビッショビショじゃねぇか」
ゼノがプックリと赤く膨らんだ乳首を口で転がしながら、私の濡れて湿った下着を乱暴に脱がす。
そして愛液で溢れたソコを指でなぞると、膣の中に入れて私の一番感じる場所を擦り上げる。私はそれだけで甲高い悲鳴を上げてイッてしまった。
それでも身体の疼きが止まらない。身体が熱いのが全然収まらない……。
その疼きを止める方法は――
「ぜ、ゼノ……っ。た、助けて、お願い……っ」
疼きを止めることの出来る唯一の人物であるゼノを見上げ、私は泣きながら言葉を出す。
しかしゼノは膣から指を引き抜くと、ただ私の顔を見て笑っているだけで何もしない。
「なぁ、ユティ? 頼み方ってモンがあるだろ? 言ってみろよ、具体的に。オレは何をすればいいんだ? ん?」
「……っ」
私はぐ、と唇を噛み締める。分かってるくせに何で……!
でも、この疼きを本当に何とかして欲しい。熱くて苦しくて堪らない……!
……もう、恥ずかしさとか関係ない……っ!!
「ぜ、ゼノのその大きくて熱いモノを、私の中に挿入れて貫いてっ! 私の中で激しく掻き回して気持ち良くさせてっ! あなたの熱で私をいっぱいに満たして、お願い……っ!!」
私はポロポロと涙を零しながらゼノの首に両腕を回し、ギュッと抱きしめる。
ゼノはビクリと肩を揺らすと、小刻みにそれを震わせ始めた。
「……くっ、ふ……はははっ……!! あぁヤッベー、かなりキたぜ……。ユティ、その台詞イヤラし過ぎだろ……? ――合格だ、すぐにくれてやるよ。お前の念願のヤツをな」
その時のゼノの顔つきは、狂気と言っていいほど背筋をゾワリと震わせるもので――
私の両脚を開き自分のズボンを下げたゼノは、天に向かって大きく反り勃ったソレを、勢い良く私の中に挿入れて貫いた。
「……ああぁッッ!!」
激しい衝撃に、私の目の奥で火花がバチバチと飛び散り、意識が一瞬飛んだ。それに構わず、ゼノは私の腰を掴み、容赦なく抽送を繰り返す。
私が泣き叫びながら再びイッた瞬間、熱い液体が子宮内に大量に降り注いだ。
…………。
……何で……?
疼きがまだ全然収まらない。どうして……。
……あの媚薬の量、一回分じゃないんじゃ――?
「ぜ、ゼノ、足りない……全然足りないの。身体が熱いままなの……。もっともっと私をメチャクチャにして! 私をグチャグチャに乱れさせてっ!!」
私は恥を忘れて、ゼノに両手を差し出し懇願する。
「……はははっ! 寝てなくても積極的なユティ、すっげぇ最高だなぁ。媚薬、もっと買ってこなきゃだな。――いいぜユティ、望むところだ。覚悟しろよ? その言葉、後悔するなよ……?」
ゼノは自分の服を全部脱ぎ捨てると、私の破れた服を強引に脱がせ、狂熱の笑みで私に覆い被さってきた。
そして私達は休憩することもなく、飛び散る汗もそのままに、獣のように理性を無くし、お互いガツガツと快楽を貪り合って。
私の意識が完全に途絶えるまで、私達は激しく濃密に、時間も忘れドロドロに溶けるくらいに唇と身体を重ね合った。何度も、何度も何度も何度も。
私の嬌声と、腰を打つ淫らな音が幾度も部屋に響き渡る。
数え切れないほど精液をお腹の中に出され、酷く苦しい……。
「――もう逃さねぇよ、ユーティス。お前は永遠にオレのモンだ。死んでもオレ達は一緒だ」
朦朧とした瞳から涙を零しながら、私の意識が失くなる瞬間、ゼノの熱の籠もった呟きが聞こえ、私は完全に彼に囚われたことを悟った――
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